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日本DMAT隊員養成研修に参加しました

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後期研修医の河内です。 11月16~18日に立川で行われた、『令和3年度東第6回日本DMAT隊員養成研修』に参加してきました。 座学とシミュレーションを合わせた3日間の研修でしたが、無事に日本DMAT隊員の資格を得ることが出来ました。 群馬県のLocal DMAT資格を2年前?に取得していましたが、日本DMATの研修は新型コロナの影響もありなかなか参加できませんでした。 厚生労働省のDMAT事務局の皆さんに加え、日本各地から多くの医師、看護師、業務調整員の講師の方々に来ていただき、充実した研修を過ごすことが出来ました。 地震や台風だけでなく新型コロナも含めた突然起こる大災害に対して、どのようにアプローチし最善の医療を行うか、過去の災害対応の失敗を繰り返さないためにどうすれば良いのかという考え方は、日常の臨床とは似て非なる災害医療という領域です。 まだまだ経験も知識も不足していますが、少しでも災害医療に貢献できるように学んでいきたいと思いました。 

「日本DMAT隊員養成研修@立川」に参加しました。

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皆様。いかがお過ごしでしょうか。後期研修医の土手です。 2019 年 9 月 24 日~ 26 日に東京 立川で開催された「日本 DMAT隊員養成 研修」に参加して参りましたので報告させていただきます。今回は各都道府県の DMAT 隊員対象であり、 2.5 日 ( 実質 3 日間 ) の研修でした。 DMAT は、このブログでも再三出てきているワードですので、あまり長く説明はしませんが、本研修の修了を以て、群馬県のみならず、全国各地で災害発生時は、隊員として、現場に行き、災害医療に従事する資格を有することになるわけで、転帰となった研修でした。 研修に関しては各都道府県の DMAT 隊員が参加していた兼ね合いもあり、救護所での初療や、無線での交信に関しては、試験のみで、「もう大丈夫でしょ ? はい、やってみて。」といった流れで進んでいきました。 座学は少なく、机上でのシミュレーションに次ぐシミュレーション、更に最終日は SCU(Staging Care   Unit: 広域医療搬送拠点 ) の全体シミュレーションが行われ、体と頭をフルに使いました。  クロノロ。戦いの軌跡・・・ SCU 内のベッド状況。 自分は診療部門担当でしたが、本当に重軽傷さまざまな患者が次々運ばれてきます。 どの患者を、いつ、どのタイミングで、どこに搬送するか。 平時の診療能力、トリアージ能力も試されます。 晴れて、試験には合格し、日本 DMAT 隊員になることができました。 しかし、これはあくまで始まりだと思っています。 この資格を得たからといって、自分に災害医療の最前線で即戦力になれる実力があるとは全く思いません。 しかし、隊自分が隊員として現場に赴く「その日」は突然やってきます。 日々の診療や技能維持研修で研鑽を重ね、準備をしておこうと思います。 最後に手前味噌ですが、当院は早期の DMAT 研修受講に始まり、災害医療に取り組むうえでも大変恵まれた環境にあると思います。 災害医療に高い関心がある皆様方の見学も随時お待ちしております。

「日本DMAT隊員養成研修@立川」に参加しました。

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後期研修医の髙橋です。 この度、 7 月 1 日から 4 日間、立川の災害医療センターにて行われた「日本 DMAT隊員養成研修」に 参加させて頂きました。 この研修は今まで経験した研修の中で最もハードで内容に富んだものでした。 毎日、朝早く、夜遅くまで、座学と実習が山積みで、宿舎に戻ってはすぐに寝入ってしまう状態でした。しかし、無駄な内容などは一切なく、災害対応するにはここまでの知識、技術、そして体力が必要なのだと思い知らされました。 “せっかくなら”と最後の SCU 演習では、リーダーをやらせて頂き、大変貴重な経験をさせて頂きました。 研修が終わって感じたことは、あの草津白根山の噴火の日、救護所で死に物狂いになっていた自分の裏で、こんなにも多くの仕事を上司はこなしていたのかという驚きでした。 本白根山噴火災害対応にDMAT補助要員として出動した時の様子 これからも日本 DMAT の一員として、日々研鑽していきます。

「群馬Local-DMAT研修」を受講しました。

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スタッフブログをご覧の皆さん、こんにちは。救急科の河内です。 7 月 13 ・ 14 日に「群馬L ocal-DMAT 研修」を受講したので、その報告をさせていただきます。 ま ず DMAT(Disaster Medical Assistance Team) とは、医師、看護師、業務調整員で構成され、大規模災害などの現場にて、急性期に活動できる機動性を持った、専門的な訓練を受けた医療チームです。 そして「L ocal DMAT」 とは、県内での局地災害に対して派遣される医療チームです。 研修内容としては多岐にわたり、座学では災害対応に必要な知識を学び、実習では無線機やトリアージの正しい使い方・やり方、災害現場救護所での治療の仕方などを習得しました。 ま た総仕上げとも言える 2 日目の総合訓練では、多数のリアルな模擬患者役を設定したうえで、実際の現場救護所を想定した大規模なシミュレーションを行いました。 ありがたいことに、現場救護所のリーダー Dr 役をやらせていただきました。 が、次々と患者さんが押し寄せ、情報が錯綜し混乱する現場で、実際の現場での難しさを感じました。 大災害でも局地災害でも、災害対応はすべてのスタッフを巻き込んだ総力戦です。 こういった多職種連携の研修や訓練を通じて、災害発生時には少しでも良い対応ができるようにしたいと思いました。 また、今回の研修を通じて群馬 local DMAT 隊員の資格を得ましたので、もし局所災害が起きてしまった際には、少しでも役に立てればと思います。

「日本DMAT隊員養成研修@立川」に参加しました。

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丸山です。 この度、 2019 年 2 月 12 日 ~15 日の 4 日間に渡り「日本 DMAT 隊員養成研修」 に参加させていただきました。以前は 3 日間の研修だったようですが年を重ねるごとに内容が増え、とうとう 4 日間かかるようになったとのことでした。そして、なんとそのうち 3 日間は毎日 8 時半から 19 時半まで約 11 時間に及ぶ講義および実習が開催されました! 受講した研修生の皆さまお疲れ様でした。そして、インストラクターの先生方、ご多忙の中ありがとうございました。 こんなハードスケジュールでしたがシミュレーションが豊富に含まれた講義・実習で、能動的且つ楽しく学ばせていただきました。 私は E 班所属となりましたがメンバーにも恵まれ、この 4 日間大変仲良くさせていただき、団結感も生まれました。 その団結感が試されたのは「 SCU シミュレーション」。 SCU とは「 Staging Care Unit 」の略称であり、災害時の「広域搬送拠点臨時医療施設」と呼ばれるもので、被災地の患者さんを一度そこに集め、そこから被災地外の病院へドクターヘリや自衛隊航空機を用いて患者さんを搬送する臨時施設です。 今回は名誉なことに私がその診療リーダーを務めさせていただきました。しかも E 班のメンバーに主要ポストを担当してもらえ密に連絡を取り合うことが出来たため、約 1 時間の実習で 16 人を受け入れ、 8 人搬出済、 4 人搬出先確定という好成績を修めることができました。 E 班および共にシミュレーションに取り組んだ 31 名の皆さん、大変お疲れ様でした!! また、今回群馬県からの研修生は自分 1 人で少し寂しく思っていたところ当科の小倉先生が声をかけてくださいました。全体講義・実習では小倉先生からドクターヘリの講義と SCU での診療実習をご教授いただき、なんと最後は無線の実技テストで偶然小倉先生に審査していただくこととなりました。 平時のドクヘリ OJT の無線対応を改めてテストされたような気分で余計に緊張した気がします。そんな濃厚な 4 日間も思えばあっという間で、大変充実した研修となり災害医療への自信が湧いてきました。しかし、閉会の言葉で災害医療センターの近藤先生より「まだこれは災害の最低限の知識・手技を学んだ...

「日本DMAT隊員養成研修@立川」に参加しました。

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お疲れ様です。後期研修医の西村です。 報告が遅くなりましたが、 1 月 8 日から 1 月 10 日に東京都立川にある災害医療センターで「日本 DMAT隊員養成 研修」があり、今回は僕が参加させていただきました。 2.5 日間の研修で、講義と途中試験をはさみ、最終日に実践訓練を行い、無事僕も日本 DMAT 隊員となることができました。 僕はもともと災害医療に興味があり、医師になった頃から DMAT隊員 になりたいと思っていました。 そしてここ前橋赤十字病院は災害拠点病院であり、多くの DMAT 隊員を有し、全国的にも災害医療に力を入れていることから、当院を選び研修にきました。 僕はまだ医師 4 年目の若輩者でありますが、今回中村部長のご厚意でかなり早く研修を受けさせていただきました。 気持ちとしては気合十分で挑んだ今回の DMAT 研修。 活動するにあたっての必要な知識を教わり、シミュレーションで様々なことを考え、いろいろ学びましたが、今回の研修の中で一番印象に残っているのが、「果たして DMAT は災害時、本当に被災地の方の役に立っているのか」という点に関しての話でした。 DMAT の役割は、災害早期に被災地の医療をサポートすることですが、実際過去の活動で、「お揃いの衣装を身にまとい、さっそうと現れ、派手に仕事をし、さっそうと帰っていく」というように被災地の方(特に医療従事者)から思われたことがあったとの話がありました。 その話を聞き、僕はとても複雑な気持ちになりました。 DMAT に憧れ、被災者の方の役に立ちたい!と思い目指してきたわけではありますが、その DMAT が逆に被災者から邪魔と思われてしまうというのは悲しいことです。しかし、実際そう思われているのは事実であり、 DMAT がそう思われる態度をとっていたことも事実です。 確かに僕自身も、 DMAT となり現場に向かった時に、そこに「被災者のために 駆けつけてあげている 」という気持ちが全くないのかと言われると、正直ゼロとは言えないと思いました。被災された方の気持ちも考えず、勝手に活動するだけでは、ただの自己満足であり、かえって邪魔者になってしまう。被災者の気持ちに寄り添い、協力し合って活動することが大切。 当たり前のことですが、これが今回の研修で最も印象に残った内容で...