「日本DMAT隊員養成研修@立川」に参加しました。

皆様。いかがお過ごしでしょうか。後期研修医の土手です。

2019924日~26日に東京 立川で開催された「日本DMAT隊員養成研修」に参加して参りましたので報告させていただきます。今回は各都道府県のDMAT隊員対象であり、2.5(実質3日間)の研修でした。
DMATは、このブログでも再三出てきているワードですので、あまり長く説明はしませんが、本研修の修了を以て、群馬県のみならず、全国各地で災害発生時は、隊員として、現場に行き、災害医療に従事する資格を有することになるわけで、転帰となった研修でした。

研修に関しては各都道府県のDMAT隊員が参加していた兼ね合いもあり、救護所での初療や、無線での交信に関しては、試験のみで、「もう大丈夫でしょ?はい、やってみて。」といった流れで進んでいきました。
座学は少なく、机上でのシミュレーションに次ぐシミュレーション、更に最終日はSCU(Staging Care Unit:広域医療搬送拠点)の全体シミュレーションが行われ、体と頭をフルに使いました。

クロノロ。戦いの軌跡・・・
SCU内のベッド状況。
自分は診療部門担当でしたが、本当に重軽傷さまざまな患者が次々運ばれてきます。
どの患者を、いつ、どのタイミングで、どこに搬送するか。
平時の診療能力、トリアージ能力も試されます。

晴れて、試験には合格し、日本DMAT隊員になることができました。
しかし、これはあくまで始まりだと思っています。
この資格を得たからといって、自分に災害医療の最前線で即戦力になれる実力があるとは全く思いません。
しかし、隊自分が隊員として現場に赴く「その日」は突然やってきます。
日々の診療や技能維持研修で研鑽を重ね、準備をしておこうと思います。


最後に手前味噌ですが、当院は早期のDMAT研修受講に始まり、災害医療に取り組むうえでも大変恵まれた環境にあると思います。
災害医療に高い関心がある皆様方の見学も随時お待ちしております。

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