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“救急ヘリコプターの連携”~「2管区及び警視庁合同警察用航空機活動実践塾」講演~(群馬県ドクターヘリ 2019年1月活動実績)

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町田です。 群馬県防災ヘリ“はるな”の事故から半年がたちました。9名のご冥福を心からお祈りするとともに、残されたご家族の方々の心の傷が少しでも癒えていくことを心より願うばかりです。我々もまだまだ深い悲しみに覆われているますが、亡くなられた9名の思いをつなぐために関係者一同頑張っています。 ところで2月1日に群馬県警察航空隊よりお声掛けをいただき、「2管区及び警視庁合同警察用航空機活動実践塾」で講演を行いました。本塾は簡単に言うと“関東・中部地方の警察航空隊の研修”で、今年度は群馬県警察航空隊が幹事として陸上自衛隊相馬原駐屯地や当院も会場の一部として使用し、当院での研修の際にお話しする機会をいただきました。 群馬県では防災ヘリとドクターヘリの連携は頻回に行われてきていて、それに加えて県警ヘリとドクターヘリ、県警ヘリと防災ヘリとの連携も行われてきました。 今回はドクターヘリの活動を紹介させていただいたとともに、今後さらに県警ヘリとドクターヘリが医療活動においてより連携する可能性についてお話ししました。また新病院になり災害時のヘリ拠点として活動するにあたって、平時から多機関のヘリがもっとシームレスな連携ができるようにこれから取り組むべきことについて、群馬県警察航空隊の方々と「もっとあれしたいよね~」「今後こうなっていくとよいよね~」っと話していることをあらためて提示させていただきました。 群馬県ドクターヘリ運航調整員会の下部組織にも「ドクターヘリ・県警ヘリ・防災ヘリ連携ワーキンググループ」があり、今年度からこのグループの活動を活発化させようと話していたところでしたが、防災ヘリの事故により活動を休止していました。しかし、防災ヘリの運航再開に向けてドクターヘリ・県警ヘリとの連携はやはり外せないことであり、今回このような機会をいただいたことをきっかけに再び活動を始めたいと考えています。 ☆群馬県ドクターヘリ 2019年1月活動実績☆ (図をクリックすると拡大表示されます) 上段:活動種別 中段:搬送先病院 下段:疾患分類 上段:月別要請数 下段:月別出動数 ホームページに活動実績を更新しました。

いよいよ、独り立ちします!~「群馬ヘリポート保安連絡協議会」に参加しました。~

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町田です。 群馬県ドクターヘリ基地病院である前橋赤十字病院(現病院)のヘリポートは屋上にあり、格納庫もなく給油もできませんでした。そのため夜間・天候不良時の格納や強風・高温など屋上待機不可時、そして給油のために、運航開始当時より「群馬ヘリポート」を使用させていただいてきました。 左から群馬県防災ヘリ「はるな」、ドクターヘリ、群馬県警察ヘリ「あかぎ」。 我々の家、群馬ヘリポートにて。。。 もともと群馬ヘリポートは約30年前から群馬県警察航空隊、約20年前から群馬県防災航空隊の基地となっており、約10年前に登場した群馬県ドクターヘリは3兄弟の末っ子のような存在です。 県警ヘリ、防災ヘリは強くて優しい兄貴のような存在、そして群馬ヘリポートは温かい家庭のような存在でしたが、いよいよ6月からは格納庫、給油施設が整った新病院での待機となり、ほとんど群馬ヘリポートに寄港することがなくなります。 新病院の格納庫と給油施設。 今まで10年間で積み上げてきた群馬県が全国に誇れる「県警ヘリ・防災ヘリ・ドクターヘリの強固な連携」を、新病院に移ってもさらに発展させていくことが群馬ヘリポートから独り立ちするドクターヘリの重要な責務と感じています。 今回の群馬ヘリポートからの独り立ちは、「実家から出て独り暮らしを始めるような気分」です。群馬ヘリポートはドクターヘリにとっていつでも帰れる温かい家に様な存在であることは変わりありません。 群馬ではこのようなシーンは特別ではありません。 また現場で強力な連携プレーを! (画像は読者より提供。防災ヘリは代替機。) 昨晩は毎年恒例の「群馬ヘリポート保安連絡協議会」が開催され、群馬ヘリポートの管理者、運航会社、燃料販売店、警察、消防、運航会社、病院関係者が一同に介して懇親を深めました。 自分自身も10年間ずっと群馬ヘリポートでの朝の挨拶から始まり、ヘリが離陸するときはお互いで手を振って見送り、救助事案では県警航空隊・防災航空隊の方々とヘリの前で作戦会議をすることなど様々なシーンを思い出し、感謝の思いを伝えるとともにさらなる連携強化を約束させていただきました。 できれば次の世代のスタッフが新しい関係を築いていってくれることを期待しています!

子供たちの笑顔は最高の元気の源です!~「空の日フェスタ 2017」@群馬ヘリポート~

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町田です。 台風がまたもや九州地方に大きな傷跡を残して日本列島を過ぎ去ろうとしています。過ぎた後も強風が残ったり、土砂災害の発生のリスクもあるため、危険が予測される場所には近づかないようにしてください。 9月16日土曜日に群馬ヘリポートで「空の日フェスタ2017」が開催されました。 9月20日は「空の日」と日本では制定されており、全国のあらゆるところでイベントが行われていますが、群馬県でも毎年この時期に群馬ヘリポートで本イベントが開催されています。 台風の接近による天候の崩れや前橋市内小学校の運動会と重なったため、イベントの盛り上がりを若干心配しましたが、今年も多くの方が会場に足を運んでいただいたようです。 僕も3年ぶりに本イベント日にヘリ当番をさせていただきました。 過去の参加ですべて聞けなかった念願の群馬県警音楽隊の見事な演奏を聞くことができたのが本当にうれしかったです。 3年前はヘリ内覧時間がすべて出動とかぶってしまったため、今年は出動もなかったことから3回の内覧時間すべてで全力でドクターヘリの案内をさせていただきました。家族や友人、県内病院関係者の方々が会場に来て声をかけていただきました。また多くの方々に「ドクターヘリ、応援しています!」「頑張ってください!」「体に気を付けて!」というような激励やねぎらいの言葉をかけていただき本当にうれしかったです。 イベント中にはドクターヘリの大先輩である群馬県警察航空隊、群馬県防災航空隊によるデモフライトもあり、力強い救助活動の様子に会場からは大きな拍手と歓声が沸いていました。僕も素直に「かっこいいな~」と見とれていました! 群馬県防災ヘリ「はるな」 群馬県警察ヘリ「あかぎ」 ドクターヘリも今年初めて日本赤十字社群馬県支部のブースの横でパネル展示をさせていただき、フライトスーツを着て記念写真などのイベントも行いました。   今日で最終回を迎える「コード・ブルー」の影響も強いようで、「子供がファンです」「家族でドクターヘリにはまっています」などの声も聞かれました。(子供より母親が興奮している姿も・・・笑) ドラマやこのようなイベントでドクターヘリを少し身近に感じていただき、そしてその仕事にあこがれる子供たちがいることは本当にうれしいことです。今...

「平成29年度群馬ヘリポート保安連絡協議会」に参加しました。

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町田です。 なんだかすっきりとしない天気が続いています。梅雨の走りなのでしょうかね? 体調を崩さないように気を付けないといけませんね。 昨日は年に1度の「群馬ヘリポート保安連絡協議会」が開催されました。 群馬県ドクターヘリは群馬県警ヘリ、群馬県防災ヘリの基地であり、群馬県ドクターヘリも夜間・荒天時の駐機や給油を行わせていただいている、群馬県の空の要となっています。 群馬ヘリポート管理事務局(日本空港コンサルタンツ)の方々が主催で、群馬県交通政策課、群馬自動車燃料販売(燃料屋さん)、群馬県警察航空隊、群馬県防災航空隊、東邦航空(防災ヘリ運航担当)、朝日航洋、そして当院から僕が参加しました。 夕方に霞が関で行われた会議に出席しており会への参加は1時間遅れてしまいましたが、参加していた皆様とたくさんの交流を図ることができました。 ほとんどの皆様が顔なじみの関係になっており、来年度に新病院が完成してドクターヘリが群馬ヘリポートに行く機会がほとんどなくなった後もずっとこの関係が続けられるかは、中村センター長や町田以外の新しいヘリスタッフにかかっていることを強く感じました。 遅れての参加であまり食事がとれなかったので、延長戦で防災航空隊2年目同期飲みに参戦しました!公私含めてディープな話で盛り上がりました。 先日防災ヘリが就航20周年を迎えました。今までの活躍に感謝するとともに、これからもさらに協力して活動していきましょう。ちなみにその記念式典が来月群馬ヘリポートで行われるとのことで、ドクターヘリ出動がなければヘリスタッフも会場横から一緒にお祝いをしたいと思います。

久しぶりの3機そろい踏み!~ブルーとグリーンのヘリが戻ってきました。~

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町田です。 超強風です!群馬ヘリポートの格納庫内の待機室にいますが、窓から見える景色の中の木々は大きくしなり、格納庫自体も飛ばされるのではないか心配なくらい“びゅ~びゅ~、ギシギシ”鳴っています。 こういうときはたまった仕事や軽く運動(筋トレ&ランニング)をしながら風がおさまるのをおとなしく待つしかありませんね。 ヘリコプターは車の車検と同じように定期的に点検が必要です。 ただし車のように数日では終わりません。詳細はあまり知りませんが機体の隅々まで部品の一つ一つかなり細かく見るようですよ。 群馬県警察ヘリは、検査期間中は代替機(かなりクラシックな!)で対応していましたが、2月初旬にいつもブルーの機体が戻ってきました! 群馬県警察ヘリ「あかぎ」  そして検査のために約1か月にわたって運休中だった群馬県消防防災ヘリのグリーンの機体は本日お昼過ぎに群馬ヘリポートに戻ってきました! 群馬県消防防災ヘリ「はるな」     今日は風の都合で3機そろってでの屋外待機とはなりませんでしたが、久しぶりに群馬県の空のエースが群馬ヘリポートにそろいました。 このシーンも来年の新病院開院とともに見られなくなると思うとさびしいですね・・・