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第30回日本災害医学会総会・学術集会 記念大会 in  名古屋

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おはようございます。ブログ担当の永山です。 今回は3月6日~3月8日に開催(ブログ更新時には絶賛開催中です)された第30回日本災害医学会総会・学術集会 記念大会に関しての記事です。 今年は名古屋のポートメッセなごやが会場でした。自分も今回参加させてもらいましたが、恥ずかしながら事前に場所の下調べをせずにいたのですが、レゴランドの真横なんですね。港からの風がとても心地よい(コート必須)会場でした。 当科からは中村センター長、藤塚、永山が参加させていただきました。 自分は令和6年能登半島地震における搬送調整班での活動の報告を、口演発表させてもらいました。 今年は能登半島地震の活動の振り返りや、DMAT創立20周年、大阪万博のマスギャザリングなどが講演として組まれており、搬送関連、ロジスティック等の各施設での取り組み、工夫をこらしたポスター発表が数多くされており、会場は満員状態でした。 他学会の発表とくらべて、自衛隊、消防の方の話が聞けたり、セミナーでは通信会社からの講義があったりと毛色が違う話が多く聞けて大変貴重な経験でした。参加させていただきありがとうございました。

令和6年関東ブロックDMAT訓練 in 群馬

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おはようございます。ブログ担当の永山です。 今回は、「令和6年関東ブロックDMAT訓練」が10年ぶりに群馬県で開催されたため、その様子をご紹介します。 この訓練は関東ブロックDMAT(1都6県)内で持ち回りで毎年開催されており、群馬県では2014年以来の開催でした。 群馬県庁および当院の災害事業課の皆様が1年がかりで調整を重ね、県全体で行う大規模な訓練となりましたが、無事に終了することができました。 訓練の想定としては、2月28日夜に群馬県南部で震度7の地震が発生し、3月1日に関東圏のDMATが集合。県庁をはじめ、災害拠点病院(各医療圏の要となる病院)を中心に、被害を受けた病院や施設、避難所を評価し、支援を行うという内容でした。 机上訓練のみならず、実際に病院へ移動し活動する隊もあり、今回は赤城SAや太田SAに参集し、群馬県内の各地に展開していったチームも多く見られました。 関東7都県に新潟県と長野県も加わり、災害拠点病院をはじめ保健所や福祉施設などから総勢、約1200人が参加いただいた訓練になります。 当院は、群馬県庁の保健医療福祉調整本部(DMAT活動拠点)を始め以下のような重要な活動に関わりました。 ・前橋南・伊勢崎医療圏の活動拠点本部の運営 ・SCU(ステージング・ケア・ユニット)での活動(被災地外の病院へ傷病者を搬送するための臨時医療施設) ・ドクターヘリ本部の調整 ・県全体の航空搬送調整を行うヘリ調整本部の運営 ・前橋赤十字病院内の災害対策本部との連携 これらの活動を通じ、群馬県全体の災害医療体制の確立に向けた貴重な経験を得ることができました。 本訓練の開催にあたり、ご尽力いただいた群馬県庁医務課の皆様、DMAT事務局および全国DMATの皆様、そして当院の災害事業課の皆様に、心より感謝申し上げます。 今後も、災害医療の強化に向けた取り組みを継続し、さらなる発展を目指してまいります。 群馬県知事のブログ でも記事を取り上げていただきました。そちらもぜひ御覧ください。 活動の様子(群馬テレビ youtube)