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普段とは違う環境という緊張感!~「前橋市消防局救急車同乗実習」報告~

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永山です。初めての群馬の夏の暑さに負けそうな日々を過ごしています。 今回 7 月 16 日に前橋市消防中央消防署で救急車同乗実習をさせていただきました。 実習中お世話になった方々にこの場をかりて心よりお礼申し上げます。 (前橋市消防局ホームページより) https://www.city.maebashi.gunma.jp/kurashi_tetsuzuki/7/5/index.html 恥ずかしながら救急車実習は学生の時以来でした。当たり前ですが実臨床を経て同乗実習をしてみると、学生の時には見えなかった部分が確認できて非常に勉強になりました。 午前中は訓練を見学させていただき、全長40 m の梯子車に乗せていただきました。 高いところは比較的大丈夫ですが、さすがに風を受けての40 m は怖かったです ( 写真をとる余裕はなかったです ) 。 そのあとは指令室の見学をさせていただきました。覚知から救急車出動までの業務のながれを確認できてよかったです。それ以外の業務も詳細に教えていただきました。 実際あった要請の具体的な例では、 ・心肺停止が疑われる患者に対しての目撃者への心肺蘇生支持 ・ドクターカー/ヘリなどの覚知要請の手順 ・火災・高速道路など局地災害発生時の指令室での対応 など、普段と違う環境でかなりの緊張感がありました。 自分は日勤帯のみの勤務で出動は 2 回だけでしたが、 1 回は高速道路での横転事故の多数傷病事案でした。 JPTEC を受講された方はわかるかもしれませんが、あの短い時間で、全身評価から搬入、周りからの情報を集めるのはなかなか骨が折れる業務だと改めて実感しました。 短い時間でしたが充実した1日をすごせました。 群馬にきてまだ地名も十分に覚えられておらず、まだまだ未熟ですが、病院前医療含め今後群馬県に貢献できるよう精進いたしますので、前橋市消防中央消防署のはじめ消防署皆様今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

救急の現場を知る!~「前橋市消防局救急車同乗実習」報告~

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山田です。   先日 、前橋市消防局 中央消防署に救急車同乗実習でお世話になりましたので、報告させて頂きます。 前橋市消防局 中央消防署は旧日赤病院の近くに位置し、前橋市の中核を担う消防署です。ご挨拶の後、まずは署内にある指令センターを案内して頂きました。 指令センターでは、市民の方から 119 番通報を受け、消防車、救急車の出動指令を出します。大きなモニターが沢山設置され、各隊の活動状況や災害状況を常時チェックしながら、 119 番通報に備えます。緊迫した通報から、過不足なく情報を聴取し、適切な指令をかける必要があり、大変重要な役割を担っている部署です。 その後、救急隊の方と一緒に、現場活動に同乗させて頂きました。 24 時間交代勤務のうち、平均 7 件の出動要請があるようです。指令が鳴ると、皆さん全速力で救急車に乗り込み、出動します。指令内容を確認する間もなく、ものの数分で現場に到着となります。 少ない事前情報のみで傷病者に接触し、限られた時間で適切な病院選定をする必要があり、やはり非常に難しいと感じました。 普段ドクターカーやドクターヘリに同乗した際、先着救急隊になることもありますが、やはり件数としては少なく、救急隊の方からの情報や観察内容に日々助けられています。実際に現場に到着してみると、想定していた状況と異なっていたり、どんどん状態が悪くなっていたり、緊迫した現場であることは多々あります。あらゆる事態に対応する能力が求められ、現場は本当に大変だなと改めて実感させられました。 普段病院で救急車を受ける側の私達ですが、現場の大変さや難しさを分かった上で、最も良い活動ができるよう、お互いのブラッシュアップが必要だと感じています。 今後も密に連携をとり、気づいたところは気軽にフィードバックし合える関係性でありたいと感じました。 写真は実習の合間、梯子車に乗せて頂きました。数秒で高さ 40m まで上昇します。高いところは慣れていましたが、ドクターヘリよりも怖かったです。 前橋市消防局 中央消防署の皆様、お忙しい中いろいろと教えて頂き、大変お世話になりました。ありがとうございました。 今後とも宜しくお願いいたします。

現場活動を知る!~「前橋市消防局救急車同乗実習」を行いました。~

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藤井です。 先日、前橋消防中央署にて救急車の同乗実習を行わせていただいたのでご報告いたします。 お世話になった前橋市消防局のホームページです。 http://www.city.maebashi.gunma.jp/kurashi/188/202/203/p003698.html 前橋赤十字病院では、ドクターカーやドクターヘリのスタッフになるための準備として、丸 1 日消防署で救急隊の方と一緒に過ごし、救急要請があった場合に現場に向かうという実習を行います。中央署は普段 24 時間で平均 6 出動程度とのことですが、当日は 9 出動したため多く経験させて頂きました。そしてその日は当院が救急当番日であり、大半が当院に搬送される形となりました。日勤、夜勤の方お疲れ様でした。 中でも印象的であった出動は、高速道路の交通事故で多数傷病者の要請でした。高速道路の事故は 2 ヶ月に 1 件程度であり、特に多数傷病者の事故には不慣れな救急隊の方も多いとのことでした。 以前 JPTEC のブログにも記載しましたが、このような事故では特に事故状況や傷病者数の把握、現場や一般市民、そして接触する救急隊の安全確保が重要となってきます。 前橋消防中央署は前橋市の通信司令部を兼ねており、情報が全て集まってきます。そして現場に向かう救助隊・救急隊の選定、警察との連携、現着部隊への指示、災害体制発令の判断などを行います。いくつかの消防署には望遠カメラが設置されており、そちらで直接現場を確認することもできるようです。 当日は、まず推定の傷病者の程度から 3 隊の救急隊が現場に向かいました。その後現場の判断でもう 1 隊必要となり、中央救急隊も現場に向かいました。 その後当院には軽症~中等症の 1 名が搬送されました。もしこの日私が通常の救急外来当番をしていたら、よく運ばれてくる交通外傷の 1 症例程度の印象しか残らなかったと思います。 しかし、直接覚知から搬送までを体験すると、いかに情報が不十分なうちからあらゆる事態を想定して行動・指令を行っているか、そして高速道路という特殊な環境下での現場活動が困難かが分かり、搬送までにこれほどのことが起きているのかと驚きました。 関係者の方々、本当にお疲れ様でした。 また、当日は出動が立て続けとなったため叶いませんで...

「救急車同乗実習」を行いました。

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初めまして、今年度より九州より来ました生塩 ( うしお ) です。 先日、前橋市消防中央消防署で救急車同乗実習をさせていただきました。 1 日と短い時間ではありましたが、救急救命士さんたちと署内で待機し、出動指令があればすぐに救急車で現場に向かう実習をさせていただきました。 今年度もご協力いただいた前橋市消防局中央消防署。 今まで 2 つの地域の救急車同乗実習で経験してきましたが、それぞれの地域での救急要請内容や搬送先病院の多さなどに様々な違いがあり、当院の近隣の救急医療体制を知るには非常に勉強となる実習でした。 また、そして何度実習に行っても思うことですが、通報指令や現場で病歴聴取・身体所見など情報収集を行い、病状を把握したうえで患者さんや家族さんの希望も踏まえながら病院選定・受け入れ要請を行う救急救命士さん・・・ 本当にすごいです!! 緊迫する救急現場での時間との勝負のなか、救急搬送までを担うスペシャリストです。 救急救命士さんたちなしでは、救急医療の向上は目指せません!!さらに、現在は輸液や薬剤投与のための静脈路確保や気管挿管など特定行為と言われる病院前治療を行えるようになってきており、救急医療での救急救命士さんの役割も大きくなってきております。 今までも救急救命士さんたちと色々とディスカッションをしてきた私ですが、これからも前橋市をはじめ、群馬県の救急医療のさらなる向上に少しでも貢献できるよう病院前診療に携わればと思っております。 前橋市消防局中央署の皆様、大変勉強になりました。 お忙しい中ありがとうございました。 これからは前橋赤十字病院への搬送の際には、宜しくお願い致します。

『前橋市消防局救急車同乗実習』を行いました。

堀口です。 先日、 前橋市消防中央消防署にて救急車同乗実習をさせていただきました。 24 時間、 救急救命士さんたちと一緒に消防署で待機して、出動 指示が出れば 直ちに救急車に乗り込んで現場へ同行するというものです。 当院はドクターヘリやドクターカーの基地病院ですので、プレホスピタルの場に出動する スタッフ は多いのですが、私 自身 はまだドクヘリ・カーの経験がなく、 ほやほやの 現場 へ立ち入るの は初めて の経験 でした。 出動してから現場到着するまでの救急車内で、司令センターから通報内容を無線で 聞き 取り、現場到着からの 短時間で傷病者の病歴、 病状 把握、既往歴医・アレルギー歴・内服歴の聴取 、人定 、 救急車内への収容、 病院選定と受け入れ要請 を行う・・・これまで理屈では分かっていましたが、現場での時間との勝負というのは予想通りの厳しいものなのだなと実感できました。 消防署内にある通信指令室での活動も見学させていただきました。 119 番の通報から、自動的に通報場所と直近の救急隊の位置がモニターに表示され、通報を受けながらクリック数回で救急隊に出動指令が出ること、現場到着時間の目安も直ちに表示されることなどに驚きました。 前橋市管内の現場到着所要時間は平均 6 分くらいらしく、全国平均の 8.5 分より短いそうです。 見学中に、ドクターカーが出動する事案があり、 2 台の救急車の位置をモニター画面で見ながらランデブーポイントを微調整するのは職人技だなと思いました。 その他の待機中は、署員のみなさんがされている訓練を見せていただいたりしておりました。 ① はしご車訓練: 前橋市消防署にあるはしご車は、最高約 41m まで伸ばせます。ちょうど時間があいていたので、乗せていただきました。ビルで言うと 13 階くらいの高さになります。風があまり強くなく、揺れが少なかったので怖いと思うことはなく、良い見晴らしでした。 ② 煙体験コーナー: 消防署内に、一般の方対象に火災現場での避難の体験が出来るコーナーがあります。ここも経験させていただきました。火災現場の煙は有毒ガスが含まれていることと、 500 度くらいの高温であることから、出来るだけ吸い込まないように、低い姿勢で避難します。黒煙が上がると視界が悪くなるので、自分の位置を...