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「北関東内部障害系理学療法学術研修大会」で講演を行いました。

皆さんこんにちは。劉です。 春ですね。群馬は 26 度まで気温があがっているそうです。でも自分はまだ長袖じゃないと寒いです。 今回は「北関東内部障害系理学療法学術研修大会」という理学療法士が中心となって行っている研究会に、 ICU での早期離床を教えてほしいという依頼を受け講演をしてまいりました。 内容は、早期離床にまつわる歴史から現在に至るまで、何を克服しなければいけないのか、どうやったらいいのかを中心に講演をさせていただきました。 4月の診療報酬改定で特定集中治療加算算定の ICU で早期離床・リハビリテーションに新たに加算がつくことになりました。そのためどの施設でもこの早期離床の取り組みを検討している段階です。しかし、この早期離床、いざやる!と言っても中々大変です。 前橋赤十字病院で始めたのが 2015 年、ようやく少し軌道にのってきたなと思っているのが最近になってです。2-3年かかりました…。失敗したこと、成功したことのノウハウはやはり共有する必要があります。そうやって、離床の輪が広がって、重症患者の予後を良くしていくことが願いです。 今回の会場は高崎健康福祉大学で、この講演をきっかけに群馬県内の他施設からまたお声をかけていただきました。まずは自身がお世話になった群馬の離床に少しでも貢献したいと思います。 また、全国どこでも伺いますので離床にお困りの際はぜひ前橋赤十字病院集中治療科・ 救急科にお声をかけてください。

『第45回日本集中治療医学会学術集会』に参加しました。

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こんにちは、劉です。 幕張で行われた日本集中治療医学会に参加しましたのでご報告します。 今年で 45 回目を数える集中治療医学会ですが、今年は Sepsis をはじめ、早期離床や早期リハビリテーションの話が多かった印象です。 私はシンポジウムで「早期離床の経済的・臨床的効果」をいう内容の発表をさせていただき、また当院からは当科スタッフや薬剤師、理学療法士をはじめ多くのパネリストや口演者を送り出すことができました。前橋の名前がますます輝くことでしょう。 <当院からの 発表> ・劉:シンポジウム 「 ICU で早期離床達成が与える経済的および臨床的効果の検討 」 ・小倉先生:シンポジウム 「 PICS と PIICS :生体侵襲制御と神経集中治療」 ・藤塚先生:パネルディスカッション 「出血を伴う非抗凝固療法下での ECMO 管理 密なモニタリングの必要性」 ・小松先生:パネルディスカッション 「早期離床プロトコールの導入は、鎮静文化を変えられるか?」 ・大崎仁さん (理学療法士 ): パネルディスカッション 「 ICU における離床プロトコールで克服できた早期離床の障壁と今後の課題」 ・生塩先生:一般口演 「 central VA ECMO が導入された Mobile ECMO 症例の経験と今後の課題:日本での Mobile ECMO システムの展望」 ・丸山先生:一般口演 「高濃度硫化水素暴露に対し亜硝酸ナトリウムを持続静注して救命し得た一例」 ・佐藤千紘さん( ICU 管理栄養士):一般口演 「 ICU 専属管理栄養士の介入による栄養管理の効果」   自分は初日から参加させていただき、当科シニアレジデント小松先生の「早期離床が鎮静文化に与える影響」や理学療法士の「早期離床プロトコール導入による障壁の克服と今後の課題」といった内容の発表の手伝いをしておりました。 初日は当院スタッフで集まり飲み会をし、すっかり偉くなった錦見先生(昨年勤務)とすっかりリフレッシュしていた白戸先生(昨年まで勤務)をお招きして行いましたが、 QOL の差を痛感しただけでした。 2日目は当方が参加させていただいている「早期離床研究会」の会議に参加しました。早期離床の Registry を作成しようとしてい...