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ISLSコースの指導をしています。~脳卒中に強い県・病院を目指して~

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小橋です 8/28 に当院にて ISLS ( Immediate Stroke Life Support  神経救急蘇生)コースが開催されました。 ISLS は、救急外来にて脳卒中が疑われる患者さんに対し、神経蘇生の標準的な診察または観察の方法を学ぶコースです。 コースは 4 つのブースで構成されています。 ①意識障害: ・意識障害における重症度を JCS 、 GCS 、 ECS といった物差しで評価する。 ・ 意識状態の評価の前に呼吸・循環の安定の有無を評価する。 ②呼吸・循環: ・意識障害に呼吸・循環が不安定な状態を合併しているときに、その評価、対応を行うことで安定化を図る。 ③ NIHSS : ・脳卒中における神経学的重症度を評価する。 ④症例検討: ・重症脳卒中のシナリオをもとに、治療方針の計画、今後の対応を多職種でディスカッションする。  NIHSS を用いた脳卒中重症度の評価、被験者は当院センター長 群馬県では年に 4 回(群馬大学で 2 回、伊勢崎市民病院と当院で各 1 回)このコースが開催されており、これまでに 1000 人以上が受講しています(全国で受講者が 1000 人を超えているのは 5 県のみ!)。 救急外来での神経救急蘇生に関わる可能性のある救急隊員(救急救命士を含む)、医師、看護師などが受講対象ですが、臨床検査技師など、様々な職種の方が受講しており、当院の急性期病棟( ICU 、センター病棟)も多くの看護師が受講しています。 また、当院研修医は当コースを受講することを必須としており、研修医 1 年目を中心に、コースに参加し、救急外来での診療に役立ててもらっています。 いつ、どこで出会うかわからない脳卒中、医療関係者の方は受講してみてはいかがでしょうか?