投稿

注目の投稿

前橋市での集団救急事故合同訓練に参加しました

イメージ
こんにちは。集中治療課・救急科の井上です。 10月26日、前橋市で行われた集団救急事故合同訓練に、前橋赤十字病院のドクターカーのスタッフとして、関山Nsと共に参加しました。 今回の訓練は、乗用車とマイクロバスの交通外傷による多数傷病者発生を想定し、前橋市消防局中央消防署の敷地を使って実施されました。シミュレーション自体は約1時間と限られた時間でしたが、第1報から刻々と変化する状況の中で、現場連携と初期対応の重要性を強く実感する機会となりました。 今回の主な取り組み 消防・救急・医療の役割分担と情報伝達 トリアージ(搬送優先順位)の実践 患者の容態変化への対応と搬送判断 ドクターカーの実運用と連携確認 訓練の様子 現場では一瞬の判断が傷病者の救命につながるため、実際の災害さながらの緊張感ある訓練でした。

プレホスピタル ドクター独り立ちのご報告(DrHeli 谷先生,DrCar 萩尾先生)

こんにちはブログ担当 永山です。 ご報告がおくれましたが、プレホスピタルの独り立ちご報告です。 今月に入り当科のステップアップの規定で「カー/フライトドクターとしての要件」を満たしたので、 谷先生がドクターヘリ、萩尾先生がドクターカー独り立ちとなりました。 病院外での活動は、今までよりさらなる現場での決断力、責任感が問われるようになります。 関係者の皆様におかれましては温かく(時には厳しく・・・)これからもご指導の程よろしくお願いします。 #前橋赤十字病院 #集中治療科 #救急科 #プレホスピタル

急性期災害訓練を実施しました(2025)

イメージ
2025年10月18日 ・ 19日 、2025年度の急性期災害訓練が実施されました。 この訓練は、毎年秋に行われている恒例のもので、多数傷病者が発生した局地災害を想定し、 1日目は机上訓練、2日目は消防学校での実働訓練と、実践的な内容が盛り込まれた2日間となりました。 🧭 机上訓練 初日は、関係機関が集まり、現場対応から医療搬送までの一連の流れをシナリオに沿って検討しました。 主なテーマは以下の通りです: 情報共有の方法 指揮命令系統の整理 安全確保の優先順位 実際の災害対応を強く意識した内容で、活発な議論が行われ、現場運用をイメージしながら課題や改善点を洗い出しました。 🚑 実働訓練 2日目は 群馬県消防学校 のご協力をいただき、実際の現場を想定した実働訓練を実施しました。 隊員・医療スタッフ・患者役が参加し、以下のプロセスを実際に体験しました: 救助活動 トリアージ 搬送 医療機関での受け入れ 机上訓練で検討した内容を現場で実践することで、普段活動場所が異なる消防との連携の難しさや、コミュニケーション上の課題が浮き彫りとなり、改善点の共有が進みました。 🔸 今後に向けて 災害対応において、多職種の連携は欠かせません。 今回の訓練を通じて、「うまくいった点」と「改善すべき点」を明確にし、今後の対応力強化につなげていきます。 「訓練でできることは、本番でもできる」 この言葉の通り、いざという時に円滑な連携と迅速な対応ができるよう、今後も継続的な訓練と連携強化に取り組んでいきます。

🌕 お月見の夜に、心温まる音楽を — 原町赤十字病院より

イメージ
お疲れ様です。ブログ担当の永山です。 しばらくブログの更新が滞ってしまい、申し訳ございません。 楽しみにしてくださっている方がどれほどいらっしゃるかは分かりませんが、少しずつ更新頻度を上げていければと思っています。 🎶 地域をつなぐ お月見コンサート 今回は、いつもお世話になっている 原町赤十字病院 で行われた「お月見コンサート」の様子をお届けします。 このイベントは、原町赤十字病院スタッフの皆さんが地域住民の皆さんのために企画・開催されたもの。 先日、 けやきウォーク前橋 で行われたイベントでも演奏されたとのことで、限られた時間の中で練習を重ねたと伺いましたが、その演奏は本当にハイクオリティで、心が温まる素晴らしいものでした。 🌇 夕暮れのなかで響く音色 夕方の開催にもかかわらず、多くの方が足を運び、会場は大盛況。 地域と病院、そして人と人とが音楽でつながる、そんな素敵なひとときでした。 こういうイベント、本当にいいですね。 医療の現場が「地域の場」として温かく開かれていることを感じました。

🚁 2025年度 第1回 群馬県ドクターヘリ症例検討会が開催されました

イメージ
先日、 2025年度第1回 群馬県ドクターヘリ症例検討会 が開催されました。 この会は、日頃のドクターヘリ活動をもとに、 消防の皆さんと医療関係者が一緒になって より良い活動につなげるための 意見交換・症例検討 を行う場です。 今回は 4症例 を取り上げ、現場対応・搬送・治療までをじっくりと議論しました。 現場の課題を共有し、改善につなげるための具体的な意見も数多く出され、非常に実りある時間となりました。 会場とオンラインを合わせて、 300名を超える参加 があり、盛会となりました。 救急・消防・医療が一体となって考えるこの機会は、日々の活動の質を高める大切な一歩です。 📸 会場の様子 今後も継続的な症例検討と連携強化を通じて、地域の救急医療体制をさらに前進させていきます。 #ドクターヘリ #救急医療 #群馬県 #症例検討会 #消防連携 #チーム医療 #プレホスピタルケア #地域医療 Facebookページはこちら Instagramページはこちら X(旧Twitter)はこちら

第1回 ドクターカー講習会 in 東京

イメージ
こんにちは。ブログ担当 永山です。 今回は、9月14日に開催された 日本病院前救急診療医学会 主催の 「第1回 ドクターカー講習会」 に参加してきました。 ドクターカー講習会とは? ドクターカーの運用に関わる医師、看護師、救急救命士、事務職員、消防職員など、様々な職種の方が集まり、病院前救急診療の基礎やドクターカーの実際の運用、安全管理などについて学ぶ講習会です。 厚生労働省の「ドクターカー運行マニュアル」に準拠した内容で、非常に実践的なプログラムでした。 運用スタイルは病院によって様々 たとえば当院では、救急隊が病院に常駐する「ワークステーション型」の形式を採用しています。 一方、他施設では「ラピッドカー型」といって、 医師・看護師・機関員の3人 で現場に向かう運用スタイルもあります。 活動範囲・稼働時間・運用費用など、各施設で大きく異なるからこそ、他施設の皆さんと意見交換し、シミュレーション訓練を行えたことは非常に有意義でした。 ディスカッションの中で印象に残ったこと 「うちではこうしてるけど、他院はどう?」 「あ、そういう考え方もあるのか!」 「これを明日から取り入れてみよう」 現場での運用は「正解が一つではない」からこそ、学び合うことの重要性を再確認しました。 事例紹介からの学び 今回の講習会では以下のような貴重な事例も紹介されました: ドクターヘリとの連携強化の取り組み 小児に特化したドクターカーの開発 安全な緊急走行を学ぶ「合宿研修」 特に「小児対応ドクターカー」については、地域ニーズに即した柔軟な発想だと感じました。 さいごに 「救命」の最前線で活動するドクターカーの進化と広がりを、現場で感じた1日でした。 引き続き、地域と連携した病院前救急診療の質を高めていけたらと思います。 #ドクターカー #病院前診療 #救急医療 #地域連携 #チーム医療

高校教員向け救急講習会のご紹介

イメージ
ブログ担当の永山です。 今回は、 前橋市や伊勢崎市の高校 で開催している、当科主催の「救急講習会」についてご紹介します。 なぜ救急講習会を? 学校現場では、突然の体調不良や事故が起こることがあります。そんな緊急時に、 現場にいる教職員の方々の初期対応 がとても重要です。 私たちは、 地域の安心・安全を支える一環 として、高校の先生方を対象にした救急対応講習を行っています。 講義の内容(一例) 各学校のご要望やスケジュールに応じて、以下のような内容を柔軟に組み合わせて実施しています。 心肺蘇生法(CPR) AEDの使用方法 窒息時の対応 痙攣発作の対応 アナフィラキシーとエピペンの使い方 低血糖発作時の対応(グルカゴン点鼻薬の使用) 双方向の学びの場 この講習会は、単に教職員に講義をさせていただくだけでなく、 高校の先生方がどんな不安や疑問を持っているのか を知る貴重な機会にもなっています。 私たち医療者にとっても、 リアルな声を聴ける有意義な時間 だと感じています。 📸 講習会の様子 地域とともに、安全な学校づくりを。 今後も当科では、地域に根ざした取り組みを継続してまいります。