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群馬Local-DMAT研修

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6月22日・23日でDMATで、群馬Local-DMAT研修が開催されました。当科からは、上田先生、田村先生が参加しました。 DMATとは「災害急性期に活動できる機動性を持った トレーニングを受けた医療チーム」と定義されており、 医師、看護師、業務調整員(医師・看護師以外の医療職及び事務職員)で構成され、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場に、急性期(おおむね48時間以内)に活動できる機動性を持った、専門的な訓練を受けた医療チームです。 群馬Local-DMATは、県内における局地災害(事故や自然災害)が発生時したときに迅速に対応できるチームを養成する研修会です。 医師、看護師、コメディカルスタッフ、消防から多数参加いただきました。 研修内容は2日間と長丁場で、トリアージや救護所の運営、災害時の消防の動きなど机上訓練を交えて、広範囲に災害について学びます。 2日目には集大成として、消防の指揮のもと、救護所運営を行い、初療から搬送のシュミレーションを行います。 上田先生、田村先生には、救護所での医師リーダーをになっていただきました。写真は現場指揮所のシーンです。 お疲れ様でした。

レジデントミニレクチャー

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当科では初期レジデント・後期レジデントむけに当科 萩尾先生による手技セミナーが開催してもらっています。 たくさんのレジデントに参加が参加してくれました。1回目(腰椎穿刺)・2回目(体外ペーシング)ともに好評でした。

M&Mカンファレンス

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ブログ担当の永山です。今回は当科のICUカンファレンスの一つを紹介します。 当科ではドクターだけではなく、看護師さんを含めた多職種でおこなうカンファレンスを行いより良い医療を提供できるように当科では多岐に渡るカンファレンスを行っています。 その一つがM&Mカンファレンスです。M&MとはMorbidity(合併症)及びMortality(死亡)の略であり、合併症や死亡につながった症例の診療を振り返ることで、患者様に提供する医療の質をあげていこうという取り組みです。 写真は6月に行われたカンファレンスの様子です。(※モニターは個人情報があるため黒塗りにしてあります。) 反省的な消極的な意見だけではなく、ここはよかったなどの前向きな意見もあり、活発な意見がとびかい有意義なカンファレンスでした。今後も継続していきたいと思います。 今後もブログを通じて、他のカンファレンスの様子もお伝えできたらと思っています。

群馬ICLSコース

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ブログ担当永山です。今回は群馬ICLSコースの紹介です。 「ICLS」とは「Immediate Cardiac Life Support」の頭文字を取った略語です。突然の心停止に出会った時にどのように対処すべきかという医療従事者のための蘇生トレーニングコースです。緊急性の高い病態のうち、特に「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」を習得することを目標としています。講義はほとんど行わず、実技実習を中心としたコースです。 群馬ICLSコースは年4回開催されています。6月8日に開催されたICLSコースの写真です。 院外からも受講者はもちろん、インストラクターも大勢の方が参加してくださりました。

群馬ドクターヘリ15周年記念イベント

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こんにちは,水野です. 2024年6月2日(日)に群馬ドクターヘリ導入15周年を記念したイベントが当院で開催されました.大雨にもかかわらず,750人を超える地域の皆様に来場して頂きました. イベントでは,事業報告や講演会をはじめ,院内にはドクターヘリでの活動や災害派遣の写真がたくさん展示され,空から撮影した群馬の場所当てクイズなどのたくさんの催しが行われました. 屋外のヘリ格納庫では,ドクターヘリを間近で見学したり,ぐんまちゃんと一緒に記念撮影をしたりと親子連れで楽しんで頂けました.お子様向けのスタンプラリーやドクターヘリの記念品や参加賞などのお土産もとても喜んで頂けました. 1万回フライトを超えたドクターヘリ活動ですが,これからも早期搬送,早期治療介入を目指し,群馬県の医療に貢献していきたいと思います. では,次回は20周年記念イベントをお会いできることを楽しみにしています!

高校での救急蘇生講習会

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ブログ担当の永山です。前回の更新から時間がたってしまいました。 当科では院外活動も行っています。そのうちの一つが高校の先生方に向けた、救急蘇生講習会です。 講義内容は心肺蘇生法やエピペンの使い方、熱中症の講義等を行っています。今年は窒息の対処法や、低血糖、けいれんへの対応と新講義も行う予定です。1時間という短い講習会ですが、参加してくださる先生方が真剣に聞いてくださるので、自分たちも励みになっています。写真は講習会の準備の風景です。

河内先生の文献がpublishされました!! その2

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Resuscitationから筆頭論文がPublishされました! https://www.resuscitationjournal.com/.../S0300.../fulltext 心停止患者へのECMOを用いた蘇生として、ECPRが日本では広く行われています。 適切な患者選択においてELSOのECPR guidelineに記載されている選択基準が広く用いられてます。救急医学会関東地方会の運営するSOS-KANTO2017レジストリから、ECPRを実施された患者のデータを用いて妥当性検証を行いました。 「年齢(70歳)・目撃・バイスタンダーCPR・Low flow time(60min)」の4つの基準を最大4点のELSO Scoreとし、ECMO導入まで一度もROSCしなかった院外心停止患者の点数と予後との関係を記述的に評価しました。初期波形でサブ解析しています。 結果として、ELSO Scoreが高いほど神経学的予後は良好でした。ELSO guidelineの患者選択基準は有用であるといえそうです。 興味深い点として、この傾向は初期波形がショック適応波形(VF/VT)患者で認められましたが、非ショック適応波形(PEA/Asystole)の患者では認められませんでした。つまり、PEAやAsysの患者ではELSO Scoreとは別の導入基準を用いて評価するべき、といえます。 この研究は臨床業務の中でClinical Questionとして生まれた疑問を、臨床研究に落とし込んで論文化することが出来ました。良いジャーナルに掲載されたのでとても嬉しかったです。病院のサポートもありOpen Accessに出来たので、どなたでも閲覧可能です。ECPRに関わる方々に是非読んでいただきたいです。 当院救急科は、幅広い臨床業務だけでなく、研究においても充実した環境です。複数の多施設研究データが利用でき、上級医のサポートも積極的です。救急・集中治療の学びの場を探しておられる方は、是非選択肢のひとつとしてご検討ください!