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「超音波検査室」で研修してきました!

内海江里加です。 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。   遅くなってしまいましたが、昨年 11 月に超音波検査室で心臓超音波の研修させていただいたのでご報告させていただきます。     超音波検査室での研修を希望させていただいた理由は 2 つあります。   まず一つ目は救急外来や ICU における診療の中で超音波を使用する機会が多いことです。 特に心疾患は生死に関わることが多いので、自分の技量が診断に左右してしまいます。いかに早く判断できるかが勝負だと思うので、超音波のプロに学びたいと思いこの機会を与えていただきました。 二つ目は、育児休暇から復帰して超音波の技術や知識がかなり衰えていたので復習の機会をいただきたかったという二点です。 勤務の関係で 7 日間の研修と短い期間ではありましたが、育休から復帰した私にとってはかなりいい復習にもなりましたし、普段救急外来ではできない検査をゆっくり学ぶことができて良かったです。     研修の中でかなりの大きな 体の方を担当する機会があったのですが、超音波のビームがうまく入らず、全く良い view を出すことができませんでした。 しかし、技師さんはさすが!!!「見にくいね」とはおっしゃるもののささっとエコーをあてて検査を始めていました。   今回の研修で様々なテクニックを教えていただきましたが、まだまだ練習が必要だなと感じました。 患者さんには限られた時間の中でしかエコーを当てられなかったので、空き時間に技師さんに被検者となっていただき練習をさせていただく機会もいただきました。     今回学ばせていただいたことを忘れないよう、日々の診療でも生かしていきたいと思います。 このような機会をいただきありがとうございました。勤務の穴を埋めていただいた他の先生方にも感謝です、ありがとうございました。 ☆前橋赤十字病院 検査部についてはこちら・・・  →  https://www.maebashi.jrc.or.jp/bumon/details.php?eid=00004

専門科での研修③~“麻酔科”編~

後期研修 3 年目の増田衛です. 私は集中治療科・救急科に所属しながら,月に 1-2 回当院麻酔科へ研修に行っております。 そもそものきっかけは,気道管理に難渋した経験です.非常に悔しく,また患者さんに対して申し訳ないとの思いで一杯でした. これを機に,当科 中村センター長へ気道管理の経験を集中的に積みたいと相談したところ,麻酔科部長 伊佐先生の快諾でトレーニングを積ませていただけることになりました. もともと当科と麻酔科とは親交があり,私と同様に当科から麻酔科へ研修に行っている先輩がいれば, ICU へ働きに来てくださる麻酔科の先生もいらっしゃいます.このような下地もあり,お願いしてから実際に研修が始まるまで,非常にスムーズに話が進みました. ☆前橋赤十字病院麻酔科の紹介  → https://www.maebashi.jrc.or.jp/gairai/details.php?eid=00035 2016 年の 2 月に初めてお世話になり,ほぼ 1 ヶ月の間,当科の業務を離れて麻酔に従事しました.通常の気管挿管をはじめ,ビデオ喉頭鏡を用いた挿管,小児の挿管,また挿管困難が予想される体格の患者を優先的に担当するなど,非常に多くの気道確保経験を積むことができました.これらは現在の診療に非常に役立っていると確信していますし,多少は自信がついたかなと感じています. そして,もともと初期研修時代から麻酔は面白いと思っていた身であり,今回の麻酔研修を続けるうちに欲が出るようになりました.「術後患者を集中治療室で預かる身なので,術中管理をもっと勉強したい」「分離肺換気に精通したい」「心臓麻酔に触れたい」…最終的に「標榜医の資格を取得したい」との考えに至りました. 中村センター長と伊佐先生から了承いただき,その後も麻酔に従事できることになり,現在に至ります.資格取得の申請へ向けてあと 200 件の挿管麻酔の経験を積むべく,今後も努力していきたいと思っています. ☆専門科での研修 ①感染症内科編 → http://drheli-gunma.blogspot.jp/2017/01/blog-post_8.html ②放射線診断科編 → http://drheli-gunma.blogspot.jp/2017/01/blog-...

専門科での研修②~“放射線診断科”編~

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お世話になっております。今年度前橋赤十字病院で研修させていただいている名古屋大学の錦見です。 今回センター長のご好意により放射線診断科にて一ヶ月研修をさせていただいたのでご報告します。   救急外来にて一人当直をする時に画像読影にもっと自信をつけたいと思ったのがそもそものきっかけですが、今回の研修は想像以上に自分にとって勉強になりました。 放射線診断科の森田先生、熊坂先生に丁寧に指導していただき、自分が読影した画像一枚一枚に対してフィードバックをいただきました。 放射線診断科部長 森田先生   ☆放射線診断科 https://www.maebashi.jrc.or.jp/gairai/details.php?eid=00032   一ヶ月で 500 枚ほどの画像を読むことができ、自分なりにある程度読影に自信がつくようになりました。 ICU でも呼吸不全や熱源検索の CT を撮影する場面は多々あり、 CT で見られる浸潤影を ARDS か IP か肺炎か心不全か discussion する領域はとても面白くて今後の役に立ちそうです。 また緊急 TAE にも参加させていただき、治療戦略の決定など、救急外来の勤務だけでは学べないようなことも学べました。   放射線科は仕事環境もいいみたいで来世は放射線科になろうと思いました! 小学生の読書感想文みたいな文章になりましたが、一ヶ月間本当にありがとうございました。

専門科での研修①~“感染症内科”編~

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土肥です。 2016 年 12 月 13 日~ 22 日に当院感染症内科で研修させていただきました。 具体的な内容は、細菌検査室でのグラム染色や検鏡、感染症内科林先生による講義、感染症内科外来や院内コンサルトへの参加、感染対策委員会への参加です。 感染症内科副部長 林先生 自分なりに一通り教科書を読んだとしても、実臨床での抗生剤の選択には頭を悩ませることが多いのが実情ですが、主要な菌のグラム染色像や主な抗生剤の特徴について体系的にレクチャーしていただき、楽しく学ぶことができました。 ☆感染症内科 http://www.maebashi.jrc.or.jp/gairai/details.php?eid=00047 ☆検査部 https://www.maebashi.jrc.or.jp/bumon/details.php?eid=00003 腎盂腎炎を例に挙げても、第二世代セフェム等で様子を見ていく方針が妥当な場合から、腸球菌、緑膿菌、 ESBL 産生菌を念頭に複数の抗生剤を併用で開始し、培養結果をみて de-escalation していく場合など様々かと思います。患者さんの既往歴、入院歴、抗生剤使用歴、バイタルサイン、グラム染色所見などを総合して抗生剤を選択していく方法を、実際の症例を通して学ぶことができ大変勉強になりました。 また、そもそも発熱の原因が感染症か否かの判断も必要であり、抗生剤の選択方法だけでなく、内科診断の考え方についても学ぶことができ、改めてその重要性を確認しました。 今回の研修をベースにより知識を深め、救急外来や ICU での業務に役立てていきたいと思います。