関越道大型バス事故から3年・・・
昨日から本格的なゴールデンウィークが始まりました。 人の移動が多いためか、急に暑くなったせいもあってなのか、ドクターヘリの出動数や救急車の搬送患者数も増えています。ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始と大型連休の時期は、救命救急センターが最も忙しくなる時期です。 3年前の昨日(4月29日)の朝方に「関越車大型バス事故」が起こりました。この事故では7名の尊い命が失われ、39名の方が重軽傷を負いました。 この事故の対応では、広域災害対応ばかりに目が行っていた群馬県の各機関に、局地災害対応の課題をまざまざと見せつけられました。 この事故でけがをされた方々にもちろん医療、消防、行政は全力で力を注ぎましたが、この事故を契機に群馬県の局地災害の対応が大きく前進したことも事実です。 様々な教訓を残してくれたこの事故は、群馬県の災害救護に携わるあらゆる機関にとって絶対忘れられない事故です。 この事故で亡くなられた方の息子さんが今年度になって群馬県警に就職したとのことです。ますます各機関の連携を強化して、もし群馬県で局地災害があったときに一緒に一人でも多くの命を救っていきたいと思います。