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人生の最後まで自分らしく生きられるように…~「在宅救急医療連携セミナー 第2部」~

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藤塚です。 2 / 3 都内で『在宅救急医療連携セミナー』の第2弾があり、救急の立場として参加してきました。私だけでなく、前橋市、在宅側の立場からと3人での参加です。 ☆第1部の様子 ⇒ https://drheli-gunma.blogspot.com/2018/12/acp.html 全国からの参加者と討論をし、どこも在宅―救急連携で困っていることを改めて再認識しました。いくつかは先進的に動いているところもあり、 非常に勉強になりました。 【例】大分県臼杵市 ‟うすき石仏ねっと” etc. http://www.us.oct-net.jp/cosmosib/ 全ては患者さんがよい医療を受けられ、“人生の最後まで自分らしく生きられるように”、スムーズな連携がとれる環境を構築していけるように、今後も努力していきたいと思います。

人生会議をしたことありますか?ACPって何?~「在宅救急医療連携セミナー」~

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藤塚です。 12/ 9 厚生労働省医政局主催の『在宅救急医療連携セミナー』に参加してきました。救急医療側から藤塚、在宅側から下田内科医院の下田先生、行政から前橋市福祉部 長寿包括ケア課 地域包括ケア推進係 山田さんと参加して参りました。 近年、救急搬送される高齢の方が増加傾向にあります。その中には、意識がないまま搬送され、本来望まなかった治療を受ける方もいらっしゃいます。 その背景には、急変をした場合に、どういったことを望んでおり、どのように看ていって欲しいなど、自分の意思を表現できず、家族やかかりつけ医ともその考えが共有されず、意図としない結果になってしまうことがあります。 本来であれば、ゆっくり話をし、方針を確認したいところではありますが、救急での現場では、一秒一刻を争う場合もあり、なかなかその時間も作ることができません。 前橋市には医師会が作成した、『私の人生ノート』という自分の最後をどうしたいか、救急要請をするということはどういうことなのか などを盛り込んだものを作成しております。 また『安心カード』といったものもあり、緊急連絡先やかかりつけ医などを記載し、冷蔵庫に保管。救急隊の活動に役立てるものとして使用されます。   いま、 ACP(Advance Care Planning) が大切とされています。 以前は、 AD ( Advance Directive )という、自分の意思決定を記すリビングウィルなどが大切とをクローズされていました。しかし、いまは、家族や医療者や社会と一緒にその AD を書き上げる過程が大切、 ACP というプロセスが大事とされています。 患者 さんが、市民の皆さんが、最後までよりよい人生を迎えられるように、地域全体で取り組んでいきます。