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今年度も「JATEC前橋コース」を開催しました!

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町田です。 毎年 1 月最後の週末に行われている「 JATEC 前橋コース」が、 1 月 28,29 日に当院博愛館と教育研修推進センターで行われました。 今年も 32 名 ( うち 7 名が群馬県内の勤務者 ) の受講生に対して全国から多くの講師の先生方にお集まりいただき、 2 日間にわたって熱心に外傷初期診療のご指導をいただきました。 *「 JATEC コース」とは・・・ 「外傷初期診療ガイドライン」に基づいて標準初期診療手順が実践できるようになることを目標としたトレーニングコースです。    毎年デモンストレーションは当院OB&群馬県の講師の先生で行います。 今年は以前当院で研修を受けた日赤医療センターの戸田先生! またコース運営のお手伝いとして県内外からタスクの皆様 ( 看護師、救急救命士 ) が集まり、受講生の受付・案内、昼食・軽食の準備、その他いろいろな業務を行っていただきました。タスクの皆様の働きがなければコースが円滑に進まなかったと思います。本当にありがとうございました。 この時期の前橋は北風が吹きつける寒い時期であり、また駅周囲はさびしい感じではありますが、毎年恒例の 1 日目終了後の懇親会には受講生・講師の先生方、タスクの皆様にお集まりいただき寒さを吹き飛ばすくらいの熱い夜を過ごすことが出来ました。 講師の先生方のご指導のおかげで受講生全員に修了証を渡すことが出来ました。 受講生の中には 4 月より当院で一緒に働いてくれる先生や、コース終了後に当院の見学を希望している先生もいらっしゃってとてもうれしく感じました。 来年も 1 月最後の週末に本コースを開催する予定です。 いよいよ既存の施設では最後のコースになります。昭和のレトロな感じがまだ残っている雰囲気を味わいたい方は是非来年もお越しください。心よりお待ちしていております。  

群馬の天気は新潟の予報も要チェック!~南は晴れでも北は雪~

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町田です。 群馬県は年間日照時間が日本で2番目(1番は埼玉県)です。さらに前橋赤十字病院のある前橋市は冬の日照時間が確か日本一だと聞いたことがあります。 冬の前橋は名物の強い北風が吹きすさんでいるため体感的に寒さは厳しいですが、ほとんど空は青空が広がっています。 しかし前橋から北に向かってヘリで10分飛ぶ(車で1時間走る)と、あっという間に一面銀世界のスキーリゾートが広がっています! 毎年この時期にヘリ当番になると、街に一切雪のない世界から10分で銀世界に降り立ち、そして10分後にまた雪のない世界に戻るというなんとも不思議な感覚に陥ります。 雪のまったくない前橋・高崎。 遠くに見える雪のかぶった浅間山まではヘリで15分! 真田丸で有名になった沼田市は銀世界。 前橋から沼田市内まではヘリで10分! 皆さんも中学校くらいにならった知識の復習です。 冬型の気圧配置により新潟県に北西風が吹き付けて新潟県と群馬県の県境にある山々にぶつかります。それにより新潟県には雪が降ると同時に乾いた風がその山々を乗り越えて北風として関東地方に吹き荒れます(群馬県ではこれを“上州の空っ風”と呼んでいます)。乾いた風のため冬の群馬県はかなり高い確率で晴天になります。 しかし新潟県で雪を降らせている雪雲が群馬県にもこぼれ落ちてきているので、群馬県北部の山々この時期真っ白になり、関東の皆様にご愛用されるスキーリゾートが誕生します。 全国版の天気予報では前橋市の予報がいつも流れるので晴れマークばかり表示されていますが、関東地方の天気予報になると群馬県は前橋(県南部)とみなかみ(県北部)の2ヶ所が表示され、だいたいいつも「前橋:晴、みなかみ:雪」と表示されています。そしてみなかみの天気予報はほぼ新潟県の予報と同じ・・・ ということで群馬県の北部にスキーや温泉で来られる際は、天気予報は群馬だけではなく新潟もチェックしてくださいね! とある日の雪雲の様子・・・ 群馬県北部は新潟県と同じ天気ですね! ちなみに新潟からの雪雲のおこぼれの程度により雪の降る地域が南北します。 ドクターヘリも超強風日を除きほぼ毎日出動可能ですが、北部に関してはその日によっていけるエリアが限られています。先日2日連続ヘリ当番で両日ともに前橋は晴れていましたが、1日目は渋川

山頂から噴煙が上がっています。~浅間山火山噴火情報~

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町田です。 大学病院所属時代に初めて出向で群馬に来た時に、「新幹線から富士山が大きく見える」と興奮した記憶があります。 その富士山と勘違いした山が、群馬県と長野県の国境にそびえている「浅間山」です。長野行の新幹線の名称にもなっていますね。 よく見ると山頂から噴煙が上がっています。 ドクターヘリで県北西部に出動した際は、その裾野から白く染まった山頂まできれいに見ることができ、良く晴れた冬のこの時期は当院屋上ヘリポートからも見ることができます。 浅間山をよく見ると山頂から噴煙が上がっているのがよく見えます。 昨年大ヒットしたNHK大河ドラマ「真田丸」の中でも“浅間山大噴火”の史実が取り上げられていましたが、平成に入ってからもちょこちょこと小噴火を起こしています。 ここのところ噴煙が少したかくあがっているような気がしていて、気象庁の地震火山部の発表をあらためて確認したところ「2017年に入ってから浅間山で火山性地震や火山ガスの放出量が増加しており、火口から2キロの範囲で噴火の可能性があるとのこと」でした。現時点での噴火警戒レベルは「レベル2(火口周辺規制)」となっています。 ☆詳細な情報は・・・   http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/306.html 群馬には素晴らしい温泉地がたくさんあるということは、火山が多いという証明でもあります。 現時点で特別な災害医療体制はとっておらずドクターヘリなどの救急医療活動は通常通りに行われていますが、引き続き火山噴火情報に注意していきましょう。また御嶽山噴火の際には当院の医療救護班も出動した経緯もあり、その時の活動をあらためて振り替えて万が一の時に迅速かつ適切な対応ができるように備えておこうと思います。

“DICの病態とその治療”~北海道大学 早川峰司先生ご講演~

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集中治療科・救急科レジデントの内海です。 先日「第 102 回地域連携学術講演会」が当院博愛館で行われ、 はるばる雪国北海道より北海道大学の早川先生におこしいただき、ご講演していただきました。  北海道大学病院 先進急性期医療センター 助教 早川 峰司 先生   当科からは私内海がPMXとrTMンの治療成績について発表させていただきました。 予想通りの噛みっぷりでしたが、無事発表を終えることができました(笑) ・一般口演 『敗血症における rTM とPMXの相乗効果について』         つづいて早川先生からDICについてご講演を拝聴しました。 ・特別講演 『DICの病態とその治療』  北海道大学病院 先進急性期医療センター 早川 峰司 先生   非常にわかりやすく勉強になる内容でした。 当院での今のDIC治療についての現状や早川先生のDICに対する考え方などいろいろ考えさせられることが多く本当に為になりました。 講演後の飲みの場では私生活についてもおどろかされることが多かったです。 子供がたくさんいること。家事を料理を含めかかさずやっていること。お酒の摂取量(笑)などなど。。 飲みもあっという間に時間が過ぎてしまいました。北海道からはるばる群馬という地に来ていただき、本当に貴重な時間をありがとうございました。 今後の日常診療、日常生活に生かしていきたいとおもいます !! 以上内海からでした

「DMAT広域医療搬送実機訓練」に参加しました!

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みなさま、こんにちは。堀口です。 先日、 DMAT の広域搬送実機訓練に参加してまいりました。当院からは訓練生として医師 2 名、看護師 2 名、業務調整員 1 名の 1 チームが参加したほか、指導者として 3 名が参加しました。訓練は群馬県の榛名山にある陸上自衛隊相馬原駐屯地で行われ、県内外から 41 名が訓練を受けました。 DMAT の活動には病院支援や救護所での活動などいろいろありますが、その一つに広域医療搬送というものがあります。被災地から離れた地域へ傷病者を搬送しますが、自衛隊の大きな航空機を使って複数の傷病者を搬送します。最も大きな航空機は C-1 あるいは C-130 と呼ばれる、いわゆる「飛行機」です。この場合、一度に 8 名~ 10 名の傷病者を一度に搬送でき、 DMAT4 チームが付き添って飛行します。 今回の訓練では CH-47 (通称チヌーク)と呼ばれるヘリコプターを使って行われました。チヌークでは一度に 4 名の傷病者を搬送でき、 DMAT は 2 チームが付き添います。飛行機よりは小さいですが、ローターを含めて全長 30m と非常に大きなヘリコプターです。人員の輸送だけを行う場合は 55 名を搬送できます。群馬県ドクターヘリの BK117 が全長 11m ですので、その 2 倍以上、なかなかの迫力でした。 CH-47(“チヌーク”) 訓練ではまず、医療資器材の固定訓練を行いました。 写真のように、バックボードに結束バンドを用いてモニター、輸液ポンプ、人工呼吸器などをがっちり固定します。離着陸時や飛行中も揺れるので固定が大事なのはもちろんですし、機内での活動がしやすいように配置を計算して固定する必要があります。 固定が出来たらバックボードごとチヌークの中に運び込んで機内換装を行い、傷病者を受け入れられるように仕様を変更します。 次に、傷病者を搭載する訓練です。広域医療搬送では広域搬送拠点医療施設 (Staging Care Unit : SCU) というスペースが設置され、そこで一度傷病者を安定化させます。 航空機で搬送することが決まると、 DMAT チームが SCU から航空機まで搬送して機内 DMAT チームに引き継ぎます。この時の担架の載せ替え、機内での固定を行いました。チヌークの内部

大規模災害想定「捜索救助連携訓練」に参加しました!

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町田です。 大寒波と冬型の気圧配置の影響で西日本でもかなりの雪が降っているようですね。群馬でもかなりの強風が吹きつけており(冬の風物詩・・・)、平野部は晴れているものの山がある北部はその日によって雪が降ってる境界線が北上したり南下したりを繰り返しています。     1月15日に渋川市内の解体中の旧ショッピングセンターを使用した大規模災害想定「捜索救助連携訓練」に参加したのでその報告を行います。   なんと僕にしてはめずらしくチームメンバーの一員でしかも本部要員ではない(最近はいつも県庁などの本部に孤独に参集することが多かったもので・・・)というかなりレアな機会を頂きました。しかし目が覚めたら一面の雪景色!病院集合が時間ギリギリになり、訓練会場に向かう道路もノロノロ運転のため、なんと訓練の開会式に遅れるという大失態・・・でも他の医療チームもさらに遅れてきており、消防・警察などの他機関より相変わらず時間にルーズな医療の悪い癖に猛省から始まりました。 ようやく当院救護班もこの防寒着を手に入れました。 この防寒着のおかげであまり寒さを感じることなく活動できました。 訓練中はずっとこのような天気で、まさに訓練にうってつけの厳しい環境でした! 訓練会場もこのような場所で、実践さながらの様相を呈していました!    訓練には消防、警察、消防、災害救助犬、群馬VMAT(獣医師会)、渋川市国際交流協会など多くの機関が参加し、崩落現場での本部運営、捜索、救助、医療の場面で各機関の連携活動の訓練と確認が行われました。  今回の訓練に参加していた災害救助犬。 先日群馬県とNPO法人災害救助犬ネットワークの「出動に関する協定」を締結しました! 青いユニフォームが群馬VMATの皆様。VMATは群馬発です! 捜索にあたった災害救助犬の健康管理を行っていました。  今回は久しぶりに「がれきの下の医療」の訓練現場にも足を運ぶ機会があり、現場では警察・消防の隊長とともに現場の安全確認、救助と医療をコラボさせた活動方針をたてながら、消防・警察・医療が連携した活動を行うことができました。 数年前に比べて、目にみえてこの3機関の現場での連携が強くかつスムーズになっています!これはとても素晴らしいことです

専門科での研修③~“麻酔科”編~

後期研修 3 年目の増田衛です. 私は集中治療科・救急科に所属しながら,月に 1-2 回当院麻酔科へ研修に行っております。 そもそものきっかけは,気道管理に難渋した経験です.非常に悔しく,また患者さんに対して申し訳ないとの思いで一杯でした. これを機に,当科 中村センター長へ気道管理の経験を集中的に積みたいと相談したところ,麻酔科部長 伊佐先生の快諾でトレーニングを積ませていただけることになりました. もともと当科と麻酔科とは親交があり,私と同様に当科から麻酔科へ研修に行っている先輩がいれば, ICU へ働きに来てくださる麻酔科の先生もいらっしゃいます.このような下地もあり,お願いしてから実際に研修が始まるまで,非常にスムーズに話が進みました. ☆前橋赤十字病院麻酔科の紹介  → https://www.maebashi.jrc.or.jp/gairai/details.php?eid=00035 2016 年の 2 月に初めてお世話になり,ほぼ 1 ヶ月の間,当科の業務を離れて麻酔に従事しました.通常の気管挿管をはじめ,ビデオ喉頭鏡を用いた挿管,小児の挿管,また挿管困難が予想される体格の患者を優先的に担当するなど,非常に多くの気道確保経験を積むことができました.これらは現在の診療に非常に役立っていると確信していますし,多少は自信がついたかなと感じています. そして,もともと初期研修時代から麻酔は面白いと思っていた身であり,今回の麻酔研修を続けるうちに欲が出るようになりました.「術後患者を集中治療室で預かる身なので,術中管理をもっと勉強したい」「分離肺換気に精通したい」「心臓麻酔に触れたい」…最終的に「標榜医の資格を取得したい」との考えに至りました. 中村センター長と伊佐先生から了承いただき,その後も麻酔に従事できることになり,現在に至ります.資格取得の申請へ向けてあと 200 件の挿管麻酔の経験を積むべく,今後も努力していきたいと思っています. ☆専門科での研修 ①感染症内科編 → http://drheli-gunma.blogspot.jp/2017/01/blog-post_8.html ②放射線診断科編 → http://drheli-gunma.blogspot.jp/2017/01/blog-post

もし群馬県が被災したら?~阪神淡路大震災から22年~

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阪神淡路大震災から22年がたちました。 この震災の対応から多くのことを学び日本の災害医療は大きな発展をしてきました。いまでは災害時にDMATやドクターヘリは欠かせないものになっていますが、その当時の現場で戦った医療関係者の皆様のご苦労ははかり知ることができません。その方々の思いを引き継ぐべくこれからも日々努力していく次第です。 当院では院外向けに「博愛」という広報誌を定期発行しています。 時々当科にも原稿の依頼が来ますが、昨年末に中村センター長より「群馬で災害が起こったときにどのように対応するか」とく記事を書きました。今日この日に改めて自分たちがきちんと活動できるかどうか振り返る意味を込めてその記事を紹介します。 ~~院外広報誌「博愛(平成28年12月発行)」より~~ 『熊本地震の救護活動から見えてきたもの』 -もし群馬県が被災したら? 前橋赤十字病院としての役割と課題- 南海トラフ地震は,内閣府より 防災対策推進基本計画が示されている. 「具体的な応急対策活動に関する計画の概要」 では,熊本県は「被害が想定される地域」に分類されているが,大分県や宮崎県の被害が甚大であるため,政府総合防災訓練では熊本県は九州の統括的な立場で被災者や傷病者の受け入れを行う想定とされていた.そんな中, 2016 年 4 月 14 日, 21 時 26 分,熊本県を震源とするマグネチュード 6.5 ,最大震度 7 の地震が, 16 日, 1 時 25 分には本震となるマグニチュード 7.3 の地震が発生し,死者 133 人(災害関連死を含む)に及ぶ甚大な被害をもたらした( 2016 年 11 月 4 日現在). まさにこの状態は群馬県と同じである.南海トラフ地震の 防災対策推進基本計画で, 群馬県は「被害が想定されない地域」とされている. では, 群馬県では災害が起きないのか?実は,群馬県にも 3 つの断層がある. 関東平野北西縁断層,太田断層,片品川左岸断層である.最も大きな被害をもたらすものは,関東平野北西縁断層であり,最大でマグネチュード 8.1 ,死者数 3,000 人,負傷者数 18,000 人と想定されている.もし,この地震が起きたら,当院は何をしなければならないのかを考えておかなければならない. まず,院内

軽井沢バス事故から1年・・・

昨年の1月15日未明、碓氷バイパスの群馬県から長野県に入ったところで大型バスの事故が発生しました。この事故により15名の尊い命が失われ、26名の方々がけがを負いました。特にスキーに向かう若い人がたくさん乗っていたこともあり、若い方々の命が失われたことに日本中が悲しみに覆われていました。 この事故においては長野県の医療チームが事故直後より迅速に対応し、現場への医療チームの派遣、直近救命救急センターでの初期対応、そして長野県広域にわたる広報搬送が行われました。 しかし事故発生現場まだたった数キロ隣にある群馬県にはなかなか情報が届かずに、医療チームの派遣も数時間後になり、また後方搬送の受け入れ先になることもできませんでした。 この事故の後に大型バスにおける安全のことは様々なメディアで取り上げられ、まだいろいろ問題が残っているとはいえ確実に物事が前進している印象があります。 しかし医療に関してはいまでも県境近くで起きた災害対応に関する隣県協力が進んでいないのが現実です。平時より県境近くの事故では広域連携を結んでいない群馬県と長野県も、両県のドクターヘリは迅速かつ協働して動くことがでいます。それに対して災害モードになったとたんに県境の高い壁が生じてしまっています。災害モードになると「各県ごとの災害マニュアル」での対応になってしまうことが原因かもしれません。 傷病者にとってみればどこの医療チームがこようとも関係ありません。 事故が発生した時に消防や警察のように医療チームもすぐに周辺県で情報共有ができる仕組みが必要です。残念ながらこの1年ではそれを作り上げることはできませんでした。 群馬県と長野県との間でも医療の強い連携の仕組みができるようにもっと積極的に声をあげて動いていこうと思います。それが基幹災害拠点病院としての大切な役割であります!

ドクターカーナースも育成中!

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町田です。 ものすごい寒波が日本列島を覆いかぶさっているようです。インフルエンザもさらに猛威を振るい始めました。それにしてもなぜ毎年センター試験の時に大雪が降ってしまうのでしょうか?受験生の皆さんは体調管理に十分気をつけて、悔いの残らないよう戦いに挑んできてください。 現在、当院フライトドクターは11人(うち1人は育休中)、フライトナースは7人(うち1人は出向、1人は育休中)いますが、さらにドクターカーで独り立ちしたカードクター2人で実際に現場に出動して病院前診療を担当しています。 5人の当科スタッフがドクターヘリデビューに向けて本格的な同乗研修中ですが、フライトナースについては今のところいません。 ナースに関しては現時点ではヘリの前にドクターカー独り立ちに向けて3人の救急外来スタッフがカー同乗研修を行っています。 出動前に個人装備、携行資器材を確実に準備・・・ いざ現場へ! 以前紹介した鈴木看護師に加えて、今年の秋より斎藤看護師、入澤看護師の2名が実際にドクターカーで現場に出動し、指導看護師のもとでトレーニングを続けています。 独り立ちしたばかりのカードクターも研修中の看護師にとってみれば現場の医療リーダーであり、ドクターもうかうかしていられません。お互い良い刺激を与え合いながら患者さんの救命・社会復帰率向上のために奮闘中です。 ドクターカーが始まった当時は約1/3の事案に出動していましたが、カーとヘリ同時待機体制になりカー要請が増えて若手の成長とともに僕自身の出動機会がめっきり減りました。ドクターヘリに関しても運航開始時から残っているのはすでに医師は3人、看護師は2人のみになり、当院においては世代交代がある程度しっかり進んできているようです!