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10月, 2024の投稿を表示しています

Journal club + 執筆レクチャー

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ブログ担当永山です。 当科では朝ミニレクチャーもあるのですが、今回は河内先生が執筆した論文を題材にしたJournal clubと、執筆に至るまでのプロセスや考え方、研究への取り組みなどをレクチャーしてくれました。 Journal clubとは簡単に言うと一つの論文を深読みして、みんなで語り合う?会とおもっていただければいいと思います。 Jurnal clubって ひとつの臨床の疑問から ●論文の選択し、読み込んでスライドつくり(とても大変) ●どうしてこの論文をえらんだのか?どういう疑問にたいしてどのうような方法でそれを評価したのか? ●それは妥当な評価方法なのか?それをとおして何がいえるのか?…。 などなど 準備が大変なイメージがあります。実際自分はとても苦手です。 河内先生は、自分が執筆した論文をつかって、後期研修医むけにJournal clubのやり方から、 研究論文のモチベーションの維持や、忙しい勤務のなかでどうのうな時間の使い方をするのかなど、わかりやすく講義してくれて大変勉強になるレクチャーでした。こういった士気を高めてくれる同僚がいるのは恵まれた環境だとおもいます。 写真はスライドの抜粋です。

ECMO

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本日はECMOについてです。 Extracorporeal membrane oxygenation(以下ECMO「読み:エクモ」)とは人工の肺と血液ポンプを用いて、昇圧薬や人工呼吸器等の従来の方法では生命維持が困難な循環・呼吸不全の患者の心臓と肺の機能の代行を行ってくれる生命維持管理装置のことです。 当院は日本集中治療医学会、呼吸療法医学会のECMOの治療成績向上を目的としたプロジェクトであるECMOプロジェクトに参加しており、重症呼吸不全患者へのExtracorporeal membrane oxygenation(以下ECMO)の導入を積極的に行っています。また世界規模のECMO団体であるELSO(Extracorporeal Life Support Organization) Membership施設でもあります。複数の診療科、メディカルスタッフで構成されたECMOチームを設置し治療にあたっています。また、関連学会、海外研修への参加、院内での症例検討会やシミレーショントレーニングなどを行い日々研鑽しています。 秋になると、気温の急激な変化により、心臓疾患や感染症など重症な疾病にかかられる患者様が多くなります。 まずは病気にかからないことが大事ですが、ECMOにかぎらず当院では患者様にいつでも適切な医療を提供できるように体制を整えています。 当院のECMOに関しては詳細は下記リンクをご覧いただければ幸いです。 https://www.maebashi.jrc.or.jp/ecmo/index.html

第52回日本救急医学会総会・学術集会

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2024年10月13日(日)~15日(火)に第52回日本救急医学会総会・学術集会が仙台で行われました。 当科からスタッフ含め、後期研修の萩尾先生、井上先生、田村先生、上田先生が演題発表で参加しました。 今回は、久々に当院の研修医の先生も症例発表してくれたので、当科としてもうれしかったです。 皆様発表お疲れ様でした。 学会では、最新の知見を深めるとともに、一緒に苦楽を共にした、懐かしい顔ぶれにも会える場所でもあります。そこから新しい学びや出会いが作られていくのが学会の醍醐味です。 WEBでも学会参加ができる時代になりましたが(これはこれで便利な時代だなと感じますが…)、できれば現地で参加したいものです。 追伸:先日ブログでもお伝えした「ロゴ」をスライドはみつかりましたでしょうか?

当科のロゴが完成しました。

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当科のロゴマークが完成しました。 前橋赤十字のMと、ECMOセンターの心臓、肺、動静脈を表現しているデザインで自分たちも気に入っております。 Mについている2重線はヘリを表現しているとのことで、デザイン性に脱帽です。 陣頭指揮をとってくださった高橋先生に感謝です。 秋から学会シーズンとなりますが、当科ロゴを見かけたら足を止めて発表を拝聴していただけると幸いです。

DMATインストラクター

皆様お疲れ様です。 当科の金畑先生が、10月の研修で日本DMATインストラクターに合格されました。おめでとうございます。 当ブログによくでる日本DMAT(Disaster Medical Assistance Team)ですが、専門的な訓練を受けた医師・看護師などからなり、災害発生直後から活動できる機動性を備えた医療チームのことです。数日にわたる養成研修をうけてDMAT隊員となり、各ブロックの訓練や、政府訓練などを継続的におこない、実際に災害が起きたときに迅速にうごけるように準備をしております。 そのDMAT隊員養成研修や技能維持研修で、指導側にまわるのがインストラクターなのですが、資格取得までに数年かかることが多く、根気のいる資格となっています。 他の研修も同じですが、受講する側よりも教える側は十分な知識が要求され、大事なことをしっかりと伝えて、「明確な正解」がない災害での医療について、受講者側に考えてもらう、これをfacilitate(ファシリテート)「相互理解を促し、問題解決を促進する」するというんですが、これが本当に難しいんです。 当院には、医師、看護師、調整員ふくめDMAT隊員が多いので、災害に興味がある方はぜひ当院への見学を検討してみてはどうでしょうか?

第28回 MCLS標準コース in 前橋

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こんにちは、ブログ担当永山です。 今回は10月5日に開催されたMCLSコースの紹介です。 ご存じない方もいらっしゃるとおもうので、簡単に説明させていただくと、MCLS(Mass Casualty Life Support)は局地災害における多数傷病者への対応標準化トレーニングコースです。日本災害医学会が主催しているコースで、本コースは、消防職員・警察職員、災害現場医療に興味のある医療従事者(医師・看護師・コメディカル・病院事務官など)が対象です。災害現場での消防の動きや、実施するべき医療について理解を深めることが目的です。 コース内容は、講義(災害発生時の対応の流れ、DMATとの連携)、局地災害発生時の机上訓練、トリアージ(START法、PAT法) です。一緒に講義や訓練をしていると、医療者と消防職員では使う用語や考え方もすこしづつ違うことを実感します。このようなコースを通して、お互いの考えや組織のシステムをしることで、本番(災害がないに越したことはないですが)で、連携がしやすくなるのだと感じています。 自分も2019年に前橋赤十字病院に赴任して、このコースを受講して感銘を受けましたが、現在はインストラクターとして本コースに携わっており、日々災害の勉強は続けていきたいと思います。ご興味のある方はぜひ参加していただければ幸いです。

ICUラウンドカンファレンス

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こんにちは。ブログ担当永山です。 今回は日常業務シリーズです。写真はICUのランドカンファレンスです。 当科では午前8時40分から全床のラウンドを行い、患者様の病態提示、カンファレンス、方針決定を行っています。 心臓血管外科の先生方はお忙しいなか、毎朝カンファレンスに参加してくださっており大変助かっております。 ICUは現在20床あり、全体1時間ほどでラウンドするので、時間的はみじかめですが、看護師はもちろん、栄養士、リハビリ、薬剤師がこのラウンドに参加してくれているので、とても有意義なカンファレンスとなっています。

『第30回群馬県救急医療懇談会』に参加しました。

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2024年9月29日に群馬県内の救急医療関係者(医師、看護師、消防士、救急救命士など)を対象とした第30回群馬県救急医療懇談会が開催されました。この懇談会は群馬大学大学院医学系研究科 救急医学 大嶋 清宏教授が世話人をしてくださっている会で、県内の救急医療の普及発展を目指す会です。 HPはこちら 今年は能登の地震があったこともあり、災害関連の発表も取り上げられておりました。例年当科からも参加させていただいており、スタッフはもちろん後期研修医の井上先生、田村先生、上田先生が演題発表させていただきました。 群馬県内の他機関、多職種と交流できる、すばらしい機会なので今後も参加できればと考えております。