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子供を守る大人の責任。

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集中治療科・救急科スタッフ&フライトドクターの町田です。 前橋市内も高崎市内も ハナミズキがきれいに 咲き誇っています。 ゴールデンウィークに突入しました。桜は終わりましたが、今病院の周りはハナミズキが満開です。 ニュースでは東北新幹線が本日ようやく東京から青森まで全線再開通したと報道していました。僕自身が震災3日目に東北自動車道を走行したときは、まだ道路のいたるところに段差や亀裂が多く徐行を余儀なくされていましたが、いまでは全線一般車あ両の交通も可能になっているとのことです。また先日の仙台空港の復旧といい、震災後の復興に向けての多くの方の働きに頭が下がるばかりです。故郷への道がつながることは、被災した皆様や被災地の復興にとって大きな力になるでしょう。また、あれだけの大きな地震であったにもかかわらず、地震に伴う新幹線や飛行機での死傷者が1名も出なかったとのことで、日本の交通技術のレベルの高さをあらためて再認識しました。 今日の本題です。 老若男女で差をつけるわけではありませんが、やはり子供の重症患者となると我々スタッフの気持ちの入れようもかなりのものになります。“なんとかして助けたい!”と思っても助けられないことがあったときは、本当にやるせない思いにおそわれます。救命できなかった小児の記録を振り返るときも、いくら時間がたってもつらい思いが込み上げてくることもあります。 学会の演題登録やドクターヘリの統計をまとめるために過去のカルテや記録を振り返ることがありますが、とくに子供の症例に関しては気になることがいくつかあります。救急外来で当科が対応する小児の症例で、転落や交通事故などの大けがやタバコや薬品などの誤飲などの不慮の事故が多くありますが、このような症例の中には周囲の大人の不注意が原因になっていることが多く見られることがあります。 “赤ちゃんの手の届く範囲に大人用の薬が置いてある・・・”、“さっきまで子供が飲んでいたジュースの缶に煙草を捨てている・・・”、“チャイルドシートは面倒くさいからしない・・・”など、医療者というよりも一般常識として許せないことが時々あります。先日も子供を膝に乗せて運転しているトラックや、乳児を助手席に寝かせて母親が携帯電話をしながら運転しているシーンを見かけました。信じられないの一言です。 特にチャイルドシー

250件・・・感染症との戦い!

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集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。 現在当科で取り扱っているホームページ&ブログは3つあります。 ①集中治療科・救急科ホームページ ②群馬県ドクターヘリホームページ ③高度救命救急センタースタッフブログ いまはインターネットの時代です。皆さんに普段の活動を紹介し、また興味を持っていただきたいと思い(願わくは当科に見学→就職という甘い期待もあり・・・)昨年より開始しています。 これらは前橋赤十字病院のホームページとは独立して運営されていますが、前橋赤十字病院のホームページも只今リニューアル中で、5月初旬をめどに新ホームページが公開される予定です。僕も病院のホームページに掲載するページについて協力させていただきましたが、ありがたいことに前橋赤十字病院の新ホームページから上記①②③にリンクできることとなりました。 病院の新ホームページ公開まであと数日・・・こうご期待ください!  ICUの中ですぐに標本の作製可能です。  本日の日記のタイトルの“250件”とは何の数字だと思いますか?今回はドクターヘリとは関係ありませんよ。 実は今年の元旦から先週末までにICUで行われたグラム染色による塗沫顕鏡の数です! 高齢化時代を反映するように以前よりICUの入室者の平均年齢が高くなっている印象があります。免疫能の低下や合併症を持っていることが多いため、特に細菌感染のリスクが高く、またICU入室時にはすでに肺炎などの感染症を併発されている方が多いのが事実です。 できた標本は、すぐにICU内の顕微鏡で 見ることができます。 (同じセットがERにもあります!) 発熱があり感染を疑わせる患者さんがいると、感染源を見つけるためにいろいろな検体(喀痰、血液、尿、髄液など)を採取して細菌検査室で培養検査を行います。しかし培養検査の結果が出るまで数日かかるため、その間に治療がなされないと細菌がどんどん体を攻撃してしまいます。そこで採りたての検体の一部をグラム染色という方法で染色し、顕微鏡でのぞいて菌の有無や大体の菌の種類を判別します。それによりより適切な抗生剤の選択ができたり、不要な抗生剤の使用を避けることができます。 グラム染色のセットはICU、ERに常在してあり、慣れてくると検体採取してから数分後には感染症に対する治療方針を提示すること

明けない夜はないと信じて。

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おはようございます。 昨日の前橋は朝からどんよりした曇り空で、ドクターヘリも午前中は群馬ヘリポートにて運休していました。午後は群馬ヘリポートから前橋赤十字病院屋上へ移動してきましたが、終日、ヘリの出動はありませんでした。 今朝は朝からとてもよい天気ですが、風はとても強いです。 ところで、今も徒歩での帰宅を続けている筆者です。病院から自宅まで約30分程の道のりを歩いていると、いつのまに咲いたのか、可愛らしいたんぽぽの黄色の花に目を奪われます。 たんぽぽは、コンクリートの裂け目や車通りの激しい大通りの片隅にも、地面にしっかりと根を張って、人間の手も借りず、美しい黄色の花を咲かせます。 津波に流された地にも、きっとたんぽぽはしっかりと根をはり、来年には可憐な黄色い花を咲かせることだろう、と思いました。 いかなる時でも強く生きようとする、もの言わぬ植物達に、とても心が打たれます。 被災地の方、避難されている方、その他多くの方に、夜明けが訪れますように。 最後に、4万アクセスという、皆様の多くの訪門をこころより感謝しております。更新のちからと励みになってます。 これからも当ブログをよろしくお願い致します。 記事記載:@JUN 朝焼けの写真は Aqua's Roomさんから お借りしました。

前橋日赤救護班第14班が出発しました。

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集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。 本日は“高知ドクターヘリブログ”の話題に続いて2つ目の話題です。 今日で東日本大震災発生から6週間です。先日被害状況がまだ把握できていなかった自治体の行方不明者数が報告され、22日午後3時の警察庁のまとめで、東日本大震災の死者は12都道県で1万4172人、行方不明者は6県で1万2392人となっています。お亡くなりになられた方々、ご家族の皆さまに心よりご冥福をお祈りいたします。そして1日でも1人でも多く行方不明の方が見つかることを心より願っております。 また、原発事故の影響などによる避難も含め18都道県に設置された約2500ヵ所の避難所に約13万1千人が身を寄せているとのことです。救護班に出動した隊員の話では、被災地内の避難所の医療体制はまだ十分とはいえず、支援の継続は必要とのことでした。 本日9時、当科スタッフ岡森医師を隊長として前橋赤十字病院救護班第14班が岩手に向けて出発しました。医療を必要とする被災者の方々のため、また被災地で働き続けている地元の医療スタッフのために、私たち残った病院のスタッフの思いとともに現地で頑張ってきてください。 ちなみに岡森医師と第11班で出動した雨宮医師は昨年当院に来たばかりですが、すでに日赤救護班の隊長として救護班を率いています。また第12班からは2年目の初期研修医も一緒に派遣していますが、持てる力をすべて発揮して現地で活動しています。 当院の多くの先人の方々は日航機墜落事故をはじめずっと災害救護活動に力を注いできましたが、このように新しく来た医師、研修医にもその魂が確実に引き継がれています。 前橋赤十字病院救護班第14班です。 気をつけていってらっしゃい!

アンパンマンヘリコプター!(高知ドクターヘリブログをリンクしました。)

大河ドラマの影響でふたたび坂本竜馬が注目されています。坂本竜馬といえば土佐ですね。 土佐といえば現在の高知県ですが、高知県で2011年3月16日から高知医療センターを基地病院にドクターヘリの運航が開始されました。 実は3月14日に運航開始予定であったのですが、3月11日の東日本大震災の影響で延期・・・というより高知ドクターヘリは被災地での活動のため岩手県に来ていました。アンパンマンが描かれている機体が、被災地でも多くの勇気を与えてくれていたと思います。現在は県民の命を守る“愛と勇気のヘリ”として大活躍していることと思います。 先日、高知医療センタードクターヘリスタッフが運営している“それいけ!ドクターヘリ(高知ドクターヘリブログ)”に本ブログをリンクしていただきました。気づくのが遅れてしまい、急いで本ブログにもリンクさせていただきました。 高知県はドクターヘリ導入前から防災ヘリドクターヘリ的運用を相当数行っており、今後いろいろ勉強させていただこうと思いますのでよろしくお願いいたします。 ☆それいけ!ドクターヘリ(高知ドクターヘリブログ)☆ → http://drheli.blog55.fc2.com/

初期研修医、奮闘中!

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集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。 汗ばむような陽気が続き桜もあっという間に散ってしまったなぁと思っていたら、急に冬の寒さに舞い戻ったりしていてます。今朝は赤城山も榛名山も山頂付近は雪をかぶっていました。特に被災地の皆様が風邪などひいていない心配です。穏やかな陽気が早く戻ってきてほしいと切に願っています。 指導医のアドバイスのもと、 初期研修医自身で評価し 治療計画を考えています。 先週より晴れて当院に就職した初期研修医たちは各科に分かれての勤務が始まりました。当科にも2名の初期研修医たちが配属され、1名は救急外来、1名は集中治療室で日々奮闘しています。最初は病院のシステムなどを覚えながら診療も行わないといけないという大変さもありますが、4月から新しく来た後期研修医も率先して初期研修医の指導にあたってくれながら日々奮闘しています。“最初に救急回るのって大変そ~・・・”なんて声がたまに聞かれますが、そんなことはありません。患者さんにとっては指導医でも初期研修医でも“医師”には変わりありません。最初はゆっくりと、徐々に・・・なんということが許されないこともあります。最初から患者さんにしっかり関わりしっかり考えて診療することを行うことを覚えて続けていけば、この先2年間が本当に充実した研修になると信じています。(どの科からスタートしてもこのことは同じですが、もしよくわからないまま当科の研修が過ぎてしまったのであれば、2年目後期の選択や後記研修でのローテーションに来てください!) ところで、当院では今回の東日本大震災で初期研修が十分に受けられない状況になってしまった初期研修医1名の受け入れすることとなりました。 ☆急募:初期臨床研修医(1名)☆ 初期臨床研修医を1名追加募集いたします。 東北地方太平洋沖地震の被災病院から、臨床研修の継続困難等を理由に内定を取り消された方(辞退された方)で、研修病院をお探しの方は、至急ご連絡ください。 連絡先:前橋赤十字病院 教育研修推進室 松本 電 話:027-224-4585(内線 7386) ちなみに群馬県の医学生を対象とした 「ぐんまの臨床研修」メールマガジン(2011年3月号・通巻第50号)“指導医のひとりごと” というコーナーに当科の紹介をさせていただいたので紹介します。 集中治

群馬県ドクターヘリ、900件出動です。

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集中治療科・救急科スタッフ&フライトドクターの町田です。 昨日は日本全国で風が強かったようですが、群馬もものすごい強風が吹き付けていました。久しぶりに日中に高崎の街中を歩いていましたが、あまりの強風と強い余震のため自主的に自宅待機していました。家から見た街並みは砂煙と花粉で白く煙っていました。 ドクターヘリも昨日は急遽群馬ヘリポートに退避し、そのまま格納庫で待機していました。要請をいただきましたが風が強すぎて出動できず、やむを得ず運休となってしまいました。ちなみに昨日の屋上ヘリポートの最大風速は68ノット・・・地上ヘリポート併設の新病院の早期建設が望まれます。 そんな昨日でしたが、当院から日赤救護班第13班が引き続き被災地に向けて出発しました。今回は小児科の先生がリーダーです。 本日は昨日より風もゆるみ、朝一番で群馬ヘリポートから病院屋上ヘリポートへ帰還しました。帰還中のヘリから火災の煙が見えましたが、その後埼玉県ドクターヘリが出動していました。その患者さんは群馬県内の直近の病院に搬送されたとのことです。群馬県ドクターヘリもお昼過ぎに要請があり、群馬県では比較的長い16分というフライト時間で吾妻地方に出動しました。そこでの患者さんは比較的近くの長野県内の病院に搬送しました。いま茨城県・栃木県・群馬県の広域連携が動き出しています(大震災のため運用開始が少し遅れているようです)が、埼玉県・長野県・群馬県も医療圏がかぶるところがあり、今までも何度か埼玉県や長野県の病院にも患者さんを受け入れていただいてます。(埼玉県・長野県ともに群馬県よりドクターヘリの運航が先で、群馬県が運航開始する際には多くのことでアドバイスをいただいたり研修をさせていただきました。) 当院に飛来した埼玉県ドクターヘリ!(今日とは無関係です)  埼玉医科大学総合医療センターに着陸した群馬県ドクターヘリ。 ドクターヘリにおいては、群馬県が埼玉県・長野県・栃木県の 各病院に助けていただいていることが圧倒的に多いです。  そして長野県の病院で患者さんを引き継いでいるところに次の要請が多野地区から入りました。群馬県ドクターヘリが運航を開始して約2年2ヶ月で900件目の出動となりました。しかも救急隊現着前の要請で、ランデブーポイントも初着陸のグランドでした。雨が少なく

昨晩から今朝の出来事。(ICU、ドクターヘリ、日赤救護班)

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ICU当直明けの町田です。 毎回のことですが、ベッドがなくて困っています。患者さんが早く一般病棟に移れるよう必死にスタッフ一丸となって全身管理を行っていて、さらに新しく来たメンバーも一生懸命頑張ってくれていますが、それでも間に合わないくらいです。今も12床のベッドが空く気配がなく、今日も手術患者を入室させるために必死のベッドコントロールを行っています。そのような中さらに入室依頼が届いています。高度救命救急センターであるためこのような事態はある程度しょうがないかもしれませんが、ここ数年ずっと続くベッド不足の状況を打開する画期的な方策を早く見つけなくてはいけないですね。県内の他の救命センターや拠点病院も同じような状況だと思いますので、これは病院だけではなく行政そして一般市民の皆さん自身も一緒になって考えていく必要があるでしょう。病気にならないため、悪くならないための一般市民の皆さんの今まで以上の努力も求められている時代になってきていると思います。 ところで、深夜12時過ぎに中野センター長を率いる日赤救護班第12班が帰還しました。 岩手県遠野市を起点として、昼間は沿岸地域の巡回診療、そして夜はこの1ヶ月の情報整理、患者カルテの整理など今後の支援活動をより円滑にできるように毎晩遅くまで活動してきたとのことです。お疲れ様でした。 引き続き明日から日赤救護班第13班が被災地に入る予定です。 <>   0時過ぎに日赤救護班第12班が帰還。 中野センター長より宮崎院長に到着報告がありました。   群馬県はここ数日日中の気温が25度近くまであがり、汗ばむような陽気です。先週まで冷たい強風が吹き付けていたのがウソのようで、ドクターヘリも屋上ヘリポートで待機している時間が増えてきました。4月に入り1日2件ほどのペースでドクターヘリの出動がありましたが、穏やかな気候のためかここ3日間はドクターヘリの出番がありませんでした。午前中にドクターヘリが4日ぶりに出動していきましたが、当科スタッフが現場で状態安定を確認したのちに近隣病院で受け入れていただけることとなりました。ありがとうございました。 昨日までのドクターヘリ要請・出動状況です。  左から群馬県、栃木県、茨城県のゆるキャラたちです・・・

被災地外でもっとできることは・・・(発災から1ヶ月の当院の活動報告)

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集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。 今日はとても穏やかな日で、救急外来も比較的静かでドクターヘリも要請がありませんでした。 例年よりかなり遅くなりましたが、群馬県も平野部では桜が満開になりました。まだ余震が続いていますが、今年の桜も美しく咲き誇っています。太陽の日差しの暖かさも日に日に増してきていて、東日本にも春がやってきたようです。 4月7日、11日も大きな余震があり、残念ながらそれによる被害も報告されています。 本日で発災から34日目を迎えました。昨日までの時点で死者13,219人、行方不明者14,274人と報告されていますが、その大きな数値に言葉が出てきません。当院日赤救護班のほかに日本看護協会の被災地派遣チームにも当院高度救命救急センターの看護師が参加していますが、まだまだライフラインの復旧が滞っていたり、衛生面などの問題などで医療のニーズはまだまだ必要との話を聞きました。なかなか被災地内だけで今後も医療を継続するのは厳しいという印象を持ったとのことです。 余震も続いており、被災地の医療スタッフの疲弊やストレスも心配されます。被災地に派遣する以外にも、もっと被災地外でバックアップしてあげることができないか考えなくてはいけないと思います。当院はドクターヘリをはじめ高度救命救急センターの日常業務も連日大忙しですが、被災地内の医療機関に比べればまだまだ余力があるはずです。原発問題を抱えている福島県、同じ関東でも地震の被害が大きい千葉県、茨城県など近隣県にも手を差し伸べてあげたい、そんな気持ちでいながら皆さんの無事を祈っている毎日です。 先ほどニュースで仙台空港が一部再開したことを報道していました。1ヶ月前に津波により大きな被害を受けた仙台空港の上空をドクターヘリで飛んでいました。そのあまりに無残な光景から1ヶ月で開港にこぎつけた空港・航空会社関係者、自衛隊・消防隊などの復旧にむけた活動は、想像を絶するものであったと思います。まだ被災地内で活動しているすべての皆さんの安全をお祈りしています。 津波で大きな被害を受けた仙台空港(3月14日大阪府ドクターヘリより撮影) ☆発災から1ヶ月間の当院のおもな活動☆   群馬(写真左)でも・・・被災地(写真右:石巻市立病院)でも・・・ まだまだ支援活動は続けていきます。 

前橋日赤救護班第12班が出発しました。

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岩手県山田高校で活動していた前橋日赤救護班第11班が本日病院に戻ってきます。先日の余震で復旧していた電気がまた停電になり、その中で夜間巡回・診療などを行っていたとのことです。 そして今朝9時に、中野救命センター長をリーダーに医師2名、看護師3名、主事2名、薬剤師1名の計8名の日赤救護班第12班が岩手県釜石市に向けて出発しました。出発の時に、群馬ヘリポートに待機していたドクターヘリが現場出動で上空を通過しました。

DMAT待機中・・・

先ほどブログを更新した直後に宮城沖で大きな地震がありました。 地震発生後すぐに病院では災害対策本部を立ち上げ、病院の無事を確認しつつ現地の情報収集を行いました。DMAT隊員も20名ほどが参集し、DMAT出動の準備も開始しました。いまのところ大きな被害は入っておらず、津波警報・注意報も解除され、また多くの救護班が現地に入っていることもあり、DMATはいつでも出動できる体制で待機としています。 当院の日赤救護班第11班も全員無事であることを確認できました。地震直後は活動中の学校内の巡視を行いけが人などがでなかったことを確認したとのことです。 被災地での余震が早く治まり、心穏やかな日々が過ごせることを心より祈っています。 ~追記(7時)~ 昨晩の地震で90人のけが人が発生しているとのことです。ライフラインや交通機関が復旧し始めてきたところで、東北地方の多くの範囲で停電となり、鉄道の運休、高速道路の通行止めが出ているようです。 けがされた方にお見舞い申し上げるとともに、ライフラインや交通機関の早い復旧を願っています。

久しぶりに群馬県ドクターヘリで活動しました。

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フライトドクターの町田です。 群馬県ドクターヘリは新年度が始まってこの1週間で、15件の要請をいただき14件出動しています。未出動の1件は重複要請で群馬県防災ヘリの活動で対応していただきました。(今年度も群馬県は防災ヘリとドクターヘリが仲良しでです!) 少しばかり個人的な話になります。 石巻市立病院の患者さん搬送で 活動中の群馬県ドクターヘリ。 今日は久しぶりにドクターヘリの当番でした。実は最後に当番だったのは3月11日・・・東日本大震災が起こった日でした。その日は昼過ぎに出動があり、風が強くなってきたため群馬ヘリポートに退避して格納庫内の2階にある詰所で待機していました。そして地震が起きてしまいました。格納庫内は本当に大きく揺れて、“崩れてしまうのではないか・・・”と思いつつもあまりの揺れに動くことができずただ地震が治まるのを祈っているばかりでした。地震が治まりすぐにテレビをつけましたが、目に飛び込んできたのが信じられない津波の映像でした。病院とは電話がつながらず身動きが取れなかったため、群馬ヘリポートでただただその映像を見つめていました。あまりの光景にその日OJTで同乗していた研修医の目には涙が浮かんでいました。フライトナースとともにDMATの出動を考えて、そしてようやく病院とも連絡がつながり正式に出動することになったのですぐに準備を始めました。結局その日は時間と天候の都合でドクターヘリは出動しませんでしたが、その日のうちに病院からDMAT第1班が陸路で出発し、翌朝6時にドクターヘリでDMAT第2班が出動しました。 当院DMATは、第1班が花巻空港SCU、 第2班がドクターヘリ搬送担当、第3班は 石巻市立病院と福島県立医大で、この 当時活動していました。 僕は3月13日にDMAT第3班として出動し、3月14日に石巻市立病院に残された患者さんをドクターヘリで搬送する活動に参加しました。福島県立医大を基地として石巻市立病院へは大阪府ドクターヘリでむかい、現場では福島県、静岡県西部、千葉県北部、山口県、福岡県、大阪府とともに活動しました(前日は長野県ドクターヘリも活動していました)。夕方近くになっても患者さんはまだ多く残っていて、いわて花巻空港SCUから北海道道北そして群馬県ドクターヘリも応援で参加しての活動となりました。3日前に乗

前橋日赤救護班第11班が出発しました。(新しい仲間の挨拶もあります!)

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集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。 みんなの思いをこめて・・・ 今回の東日本大震災における被災地の活動はまだまだ続いており、当院も医療支援としての活動を継続中です。被災者の感染症の蔓延、メンタル面の問題、また被災地内の医療スタッフの疲弊などが心配されます。当院では3月11日~3月15日は日赤初動救護班(日赤DMAT)5班20名で被災地での急性期の活動を行い、3月15日~は日赤救護班を派遣しています。そして今朝も新たな前橋日赤救護班第11班が、当科雨宮医師をリーダーとして、精神科小保方医師(心のケア)、看護師3名、主事2名、薬剤師1名の8名で岩手県山田市に向かいました。現地のニーズにより多くこたえてくれることを願ってみんなで送り出しました。今後も引き続き当科からも医師派遣を行う予定です。 気を付けて行ってらっしゃい! 4月より当科で一緒に働くことになった仲間の紹介と挨拶です。 ☆内海先生 『救急・集中治療の研修をしたいと思い前橋に来ました。一生懸命頑張りたいと思います。よろしくお願いします。』 ☆藤塚先生 『どんな疾患にも対応できる医師を目指します。努力します!』 ☆小倉先生 『3年目の小倉です。栃木の宇都宮からフラリとやってきました。よろしくお願いいたします。』 ☆原澤先生 『わからない事だらけですが、できるだけ早く慣れるよう努力しますので、よろしくお願いいたします。』 新たに群馬から日本の救急医療を支えてくれるようになる若い力です。皆様、これから様々な場面でご指導のほどよろしくお願いいたします。 尚、本日集中治療科・救急科ホームページで、2011年度の当科スタッフ紹介、実績を更新させていただきました。 スタッフ紹介(ニューフェース掲載してます) http://www.gunma-redcross-icuqq.com/staff/index.html 高度救命救急センター(実績掲載しています) http://www.gunma-redcross-icuqq.com/center/index.html 興味のある方は、どうぞご閲覧下さい。

群馬県ドクターヘリ3月&2010年度総実績更新しました。

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おはようございます。 ホームページ更新担当の@JUNです。 地震発生から3週間が過ぎ、被害の少なかった前橋市は元の生活に戻りつつあります。 ガソリンが手に入らなかった時期は、車王国と呼ばれている群馬県も車通りが少なくとても静かでした。今はガソリンスタンドに車が行列する光景を見るのも少なくなり、交通量も今まで通りになったように思います。また、先日私用で東京へ行った際、山手線は通常通り2〜3分間隔で運行され、いつもの東京となんらかわりはありませんでしたが、単独で運営される銀行ATMは節電で営業停止、駅ビル内なども点灯されている電灯は控えめで、計画停電対象外の東京も節電努力をしている様子が伺えました。しかし、このようにして室内が薄暗かったりするのはすぐに慣れてしまうもので、今までどんなに電機の無駄使いをしていたかを痛感しています。 筆者も灯す電気を少なくしたり、暖房を控えたり、車を使用せず徒歩で帰宅する生活を続けています。 今もなお避難生活を余儀なくされている方々には慎んでお見舞い申し上げます。 昨日、群馬県ドクターヘリの3月実績、2010年度総実績、使用したランデブーポイントの 最新データを更新致しました。   また、使用したランデブーポイントには、新たに5枚の写真を追加、1枚の写真を差し替えております。 新しい季節がやってきました。 出会いあり、別れありで、みなさんもいろいろな思いで新生活をスタートされている事だろうと思います。 去年7月より作成スタートした群馬県ドクターヘリのホームページも、少しずつ改善してプチリニューアルを行ってきました。今後もみなさんにわかりやすいホームページ作りを心がけ、更新を続ける努力をして行きたいと思います。 今年度もよろしくお願い致します。

新しい仲間を迎えました!

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当院集中治療科・救急科に来てあっという間に4年目を迎えた町田です。 本日より2011年度が始まりました。ドクターヘリも新年度初日から3件の出動があり、センター長が忙しく飛び回っていました。ER、ICUも今年度も忙しくなりそうです。また4月も引き続き救護班を被災地に派遣することが決定し、それに向けての準備も着々と進んでいます。 そのような中で今日から当科にも新たに4人仲間が増えました!彼らはこれから群馬から日本の救急医療を支える大きな力になってくれることを期待しています。 新たにに仲間入りしたフレッシュなメンバーです! 左から、原澤先生、内海先生、藤塚先生、小倉先生です。 今年度の前橋赤十字病院集中治療科・救急科は14人体制になります(出身都道府県は13、出身大学は8とバラエティーに富んでいます)。どうぞよろしくお願いします。 現在2010年度の当科の実績と2011年度のスタッフ紹介をまとめているところです。まとまり次第ホームページにアップする予定ですので、もうしばらくお待ちください。