皆様お疲れ様です。レジデントの内海です。 今回は 10 月 29,30 日の救急集中治療におけるエコー研修会に参加してきました。 参加者としてはおおよそ 80 人くらいいて、開業医、内科、外科、麻酔科、救急医など年齢や専門家もばらばらでした。 内容としては講義とハンズオンセミナーに分かれていました。 講義については心臓や肺、小児など様々な分野におけるエコーの手技に加えて、今まで日本ではどのようにエコーが発展してきたかや海外でのエコー教育などの講義もありとてもおもしろかったです。またハンズオンなどもブースごとに分かれてあり、座学、実学ともに学べていい研修だったと思いました。 興味深かった点としては2つほどあります。 一つはエコーのカラードプラーの色の由来は恋愛に基づいて規定されたとのこと。 近づいてくる血流は情熱の赤で、離れていくものは寂しいなどの意味合いから青と規定されたようです。 二つ目は、アメリカでは初期研修医の時期にエコー研修が義務としてあるようで、撮影したものをしっかり動画として残して、所見を記載したものを放射線科のドクターが評価をするシステムとなっているようでした。最終的には試験をうけて、落第するとやり直しなようで、アメリカの各々のエコーレベルが高いのもうなづけ、日本でもこのような制度が時には必要なのかもなーという思いがありました。 またハンズオンに関しては、少人数に分かれてエコーを触りながら教えていく方針で、初期研修医や普段エコーを触らないような人にはちょうどいいのかなーという印象でした 。 2日間参加して、やはりエコーの有用性について実感でき、今後は自分の診療や自分が得たものを人に還元するために精進していこうと思いました。