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「ITLS Pediatric Course」にPre-Instructorで参加しました。

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みなさま、こんにちわ!生塩です。 6 月 22~23 日に埼玉県総合医局機構地域医療教育センターで開催された「第 4 回埼玉 ITLS Pediatric Course ( 1.3 日コース)」に参加してきましたのでご報告です。 ITLS (International Trauma Life Support) は 1982 年アメリカでパラメディックや救急医療関係者向けに開発された病院前の外傷教育訓練コースです。 日本では、 Basic ( JPTEC )・ Advanced ・ Pediatric ・ Access ・ Instructor コースがあり、小児に特化した外傷初療が学べる Pediatric Course にプレインストラクターとして参加しました。     プレインストとしての参加でしたので少し緊張しておりましたが、実際コースに行ってみると、いつもドクターヘリや群馬県内での教育コースでお世話になっている方々もいらっしゃり、プレインストとして非常にやりやすい環境でした!   小児特有の身体的な特徴や診察のときの工夫、家族を味方につけた診療、何より小児ということばかりに囚われすぎない外傷診療を、全てを受講生の方々に持ち帰ってもらえるように、そして自分の日々の診療にフィードバックできるように一緒に学んできました!!まさに、『 See one. Do one. Teach one 』の精神です・・・。   コースに参加後にはインストラクターへの推薦も頂け、今後はインストラクターとしてコース参加できるようになりました。 これを活かして、日々の診療や後輩への教育にも役立てて、少しでも還元できればいいなって思っています。     今回、参加を快諾して頂きましたコース事務局の皆様、受講生から私の指導もしていただいたインストラクターの皆様、コース中に病院を守っていただいたスタッフに深く御礼を申し上げます。 日々の診療で少しでも恩返しできるように頑張ります!!

“鉄は熱いうちに打て!”~「富岡甘楽地域MC協議会症例検討会」参加報告~

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町田です。 いつもの気象ネタからの始まりですが、この時期にまさかの「台風になる?ならない?」という話題が上がっています。群馬県も午前中は陽が射す時間もありましたが、妙に蒸し暑く夕方になって土砂降りが降っています。「曇り時々晴れ、夕方から土砂降り、湿度最悪・・・」という天気が連日続いており、天気予報の表示もおもいきって「空のご機嫌次第」とか「?」とかにしてほしいくらいです。 5月10日に南牧村でマイクロバス転落事故ありました。 今まで群馬県では局地災害が起こった際に、管轄の消防内、地域のメディカルコントロール(以下MC)協議会内での検証は行われていたとしても、それに関わった多機関・多職種の検証会がなかなか行われることがありませんでした。群馬県ドクターヘリ症例検討会でなんとかそのような事案をピックアップすることはあっても、その事案に関わった方々の参加が限られていたり、ドクターヘリが関わらないとピックアップもできないような状況が10年近く続いていました。(本白根山噴火災害対応の検証会でさえ1年後に検証・・・) *地域メディカルコントロール協議会とは?(総務省消防庁ホームページより) 地域メディカルコントロール協議会は、都道府県消防主管部局・衛生主管部局、消防機関、郡市区医師会、救急医療に精通した医師等で構成され、病院前救護にかかる消防機関と医療機関の連絡調整、業務のプロトコール、マニュアル等の作成、常時指示体制の整備、検証医の選定及び事後検証票の作成等を含めた事後検証体制の確保、並びに救急救命士の資質向上のための研修機会の確保に関する支援等の役割を担うこと。 しかしながらようやくここにきて各地域での検証に関わった多機関・多職種を交えた検証会を積極的に開く傾向となってきて(しつこく言い続けたせいかも?半ば強引??)、今回の事故対応に関して地域MC協議会主催の症例検討会に多くの関係者を招集して開催されました。 昨日6/26、公立富岡総合病院で開催された「令和元年度 富岡甘楽地域MC協議会 第1回症例検討会」にお招きいただき、当院からは僕のほかに救急災害事業課全員が参加しました。またドクターヘリで応援出動していただいた佐久医療センターの救命スタッフの方々、応援出動した隣接消防の救急隊、共同指令センターの方々も集まりました。 今回の症例検討会

「信州ドクターヘリ事後検証会議(症例検討会)」に参加しました。~“県境付近”で発生した災害対応報告~

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町田です。 6月17日の「新潟県ドクターヘリ症例検討・勉強会」に続いて、昨日は佐久医療センターで開催された「信州ドクターヘリ事後検証会議(症例検討会)」に参加しました。 群馬県ドクターヘリ症例検討会は10年たっても39回しか開催できていませんが、昨日の信州ドクターヘリ事後検証会議は第164回目!長野県に2か所ある基地病院で毎月交互で行われています。 今回は5月に群馬県南牧村で発生したマイクロバス転落事故について、信州ドクターヘリ佐久にも応援出動していたいたことにもあり、貴重な時間をいただいて医療チームの活動報告をさせていただきました。 本災害対応では信州ドクターヘリ佐久で応援に来ていただいた医療スタッフが全員知っている方々であったので、あっという間にチームビルディングからの患者の再トリアージ、治療、搬送が進み、顔の見える関係の大切さを実感しながら活動していました。 我々が佐久に行くだけではなく、佐久医療センターの方々も当県での症例検討会に参加していただいています。またお互いがそれぞれの検討会で、良いと思ったことを参加者全員と情報共有できています。 このような関係がいざというときに大きな力を発揮することをあらためて確認することができました。 災害が県境付近で発生しても、平時の救急医療から協力体制があれば初動の遅延なく医療活動を開始することができます。長野県側で発生した場合は、もちろん群馬県は応援に駆け付けますよ! 佐久医療センターの敷地内にある遊歩道です。 お昼のラーメンで満腹だったので、少し運動(約1Kmのwalking)してから参加しました。

不安定な天気の中で…(前橋市土砂災害避難情報が解除されました。)

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町田です。 本日2時20分、前橋市の赤城山山麓地域に土砂災害警戒情報が出されたのに伴い、当院も情報収集チームを立ち上げましたが、先ほど大きな人的被害が発生することなく土砂災害警戒情報が解除されました。 しかしながら梅雨の時期で地盤が緩んでいたり河川が増水しています。今後も雨の日が続きますので十分気を付けて行動してください。特に今は田植えの時期のため増水した河川だけではなく用水路にも不用意に近づかないようにしましょう。 すっかり梅雨の季節です。 病院の周りも麦畑から田んぼに変身です! ところで昨年の梅雨はとても短くまさかの6月中に梅雨明け宣言となりましたが、今年の梅雨は夕方に夏のような雷雨がおこり、とても不安定な気象が続いています。 まさに「梅雨+夕立」状態・・・道産子の僕は何年たっても梅雨の時期は体に合いません。さらに雷が大の苦手なため、空がゴロゴロなるたびにかなりビビっています。 そんな不安定な気候のためにドクターヘリの運航クルーは、インターネット、テレビ、ライブカメラ、そして長年の経験をもとにつねに気象状況をモニタリングしています。 医療クルーも状況に合わせてドクターヘリ、ドクターカーと乗るものを変えて出動しています。 ヘリ同乗研修の研修医も天候不良時はカーに同乗です。 天気をかなり気にしながらのヘリ活動です。   今月は22日の段階でドクターヘリよりドクターカーの出動数が上回っていますが、まさにこれは今月の天気の不安定さを物語っています。 ただし蒸し暑さがあるものの気温がやや涼しいせいか、猛暑の時のような救急搬送の急増は起こっていません。梅雨が明けると35度越えの日が続くことが予想されるため、今の涼しいうちに英気を養っておきたいですね。 最後に夕立後の夕日の写真を!

「集中治療エコーハンズオンセミナー」を受講しました。

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令和になり初投稿になります。後期研修医の奥田です。   5 / 18 - 19に日本集中治療学会主催の「エコーハンズオンセミナー」を受講してきました。 全体で30名程度の参加者で5−6人ずつ6チームに分かれての講義と実習を行いました。内容は普段行なっているものから、あまり実践していないことまで多岐にわたり、自分の知識の整理と新たな学習で非常にためになりました。   エコーはさまざまな会社から貸し出しされており、画質の良さや、直感的な操作性、最近はタッチパネル式が基本となってきているのか、機器の進化にも驚きました。 他施設からの参加者と話しながら、それぞれの施設でやっていることを話し合えるのも、とても興味深かったです。   定期的に勉強会に参加することで、モチベーションを高め続けていけたらと思います。 令和も頑張っていきますので皆様宜しくお願い致します。

「山形県沖を震源とする地震」に対する当院の対応

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6月18日22時20分過ぎに発生した山形県沖を震源として新潟県で最大震度6強を記録した地震において、きわめて甚大な被害はなかったようですが、本日夕方の時点で29名のけが人が発生しているとのことです。1日も早いけがの回復を願うとともに、余震や土砂災害などによる被害が発生しないことを祈っております。 当院も発災直後の22時25分に情報収集チームを立ち上げました。発生直後はなかなか情報が集まりませんでしたが、DMAT自動待機基準にあてはまり、また隣県で発生した大きな地震であったことから、情報収集チームからすみやかに院内災害対策本部設置に切り替えて朝まで活動を継続しました。また救護班派遣要請が来た際にすぐに出動できるように班編成および出動準備も行いました。 災害対応と同時に通常運用している救急外来に重症者が多数搬送されたため、参集した当科スタッフで救急外来・集中治療室のフォローも行いました。 被災状況や救護班派遣要請が現時点でないことから日中に院内災害対策本部は解散しましたが、引き続き情報収集チームをおいて万が一の事態にすぐ対応できるように備えています。

顔の見える関係強化!~「新潟県ドクターヘリ症例検討・勉強会」参加報告~

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町田です。 梅雨時期の晴れの日は日中は蒸し暑いのですが、急に朝夕は涼しいなりその温度差で風邪をひきそうになります。また晴れている間にいろいろ作業をしようとして、高温多湿の環境で熱中症をおこす危険性も高まります。 はやく梅雨が明けてきりっと晴れた日が続いてほしいですが、昨年のような酷暑は勘弁してほしいと願っている今日この頃です。 今年4月より新潟県と群馬県はドクターヘリ広域連携の運用を開始しています。群馬県ドクターヘリはまだ新潟県からの要請はありませんが、新潟県西部ドクターヘリ(基地病院:長岡赤十字病院,以下長岡ドクターヘリ)には群馬県から4回要請をしており、実際に1回は当県に応援出動していただきました。 連携も始まりさらにその関係を強化するためには“相手のことをよく知る”ことが大切だと考えており、その一環として昨日長岡赤十字病院で開催された「第27回新潟県ドクターヘリ症例検討・勉強会」に参加させていただきました。 基地病院担当事務さんからの実績報告に続いて、長岡赤十字病院救命救急センター長の江部先生が進行で3事案に関する症例検討、および、ドクターヘリは出動しなかった事案に関する勉強会が行われました。 今回の症例検討では「救助事案」「現場医療スタッフ派遣」「多数傷病者事案」などが取り上げられていて、“やっぱり問題になる点は当県と同じなんだな~!”と思いながら拝聴していました。 他県のやり方から学ぶことや新しいアイデアをいただくことがあり、今回参加した会でもたくさんの多くのことを学ばせていただきました。 また最後に両県間のドクターヘリ連携におけるコツや想定などをお話させていただき、新潟県の各消防の皆様に群馬県ドクターヘリの活動理念についてお話させていただきました。 そしてさらに夜の意見交換会にも参加さえていただき、新潟県の行政担当者、運航会社、基地病院、消防の皆様とさらに顔の見える関係の構築を図りましたが、すでに新潟県には知っている(お世話になっている)方々が多くいらっしゃることを改めて認識し、この連携は必ずうまくいくという確信が持てました。 今日は群馬大学開催の前橋ドクターカー事後検証会に参加、来週は佐久医療センターで信州ドクターヘリ事後研修会議に参加する予定です!直接顔を合わせて話すことが一番です!!

8人目の“統括DMAT登録者”の誕生です!

生塩です。 5 月 20-21 日に東京都立川市の内閣府災害対策本部予備施設において、「令和元年度統括 DMAT 研修」が開催され、参加してきましたのでご報告します。 統括 DMAT とは・・・ 災害時には DMAT という1チーム 4 ~ 5 名で構成されたチームが、それぞれ完結する活動をしています。 しかし、大規模災害時には何隊も DMAT チームが集合し、完結できるからといって組織的な活動ができなければ、ただの烏合の衆になってしまいます。そのために、日本 DMAT 資格をもった医師の中から「統括 DMAT 」が認定され、災害時に設置される活動拠点本部や DMAT 調整本部で、その本部・所属エリアの活動方針を決定するという役割を担っているのです。 今回の研修では、本部活動を行う際に、本部立ち上げや活動実施中で留意すべき点について、「 HeLP-SCREAM 」や「 HeLPDMAT 」「 REMEMBER 」「 THANK you 」の合言葉で、本部運営に関する注意点を理解し、これまでの災害事例を振り返りながら研修していきました。 研修2日目の午後には、南海トラフ地震を想定し、高知県・徳島県の活動拠点本部に派遣された統括 DMAT として本部運営を行うというシナリオを行いました。諸先輩が多くいる中、生塩はそのシナリオで本部長をさせていただきました。非常に緊張しましたがい、実際にやってみて色々勉強になり、今後の大規模災害だけなく局所災害での当院での院内災害対策本部活動にも大きく役立ちそうです。 いつも上司の町田先生に言われている「災害医療は救急医療の延長線」・・・ 救急外来や病院前でも、需要(患者数や重症度)が供給(提供できる医療)を超えて、プチ災害となりバタバタしますが、そこでもいかに CSCA の確立が大切か、改めて日頃から意識した救急活動を行なっておくことが大切か、今回の「統括 DMAT 研修」でも改めて実感しました! 日々の救急医療から災害医療につなげられるように日々訓練していきます! 一緒に参加された受講生・インストラクターの皆様、一緒に参加された統括 DMAT の皆様ありがとうございました!そして、研修中に院内を守ってくれていたスタッフの皆さんに感謝しております!!   PS. 当院の病院前

何と舞台は前橋赤十字病院!~「命をつなげ!ドクターヘリ」の続編が出ます。~

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町田です。 講談社 青い鳥文庫さんから約11年前に発刊された「命をつなげ!ドクターヘリ」という本を知っているでしょうか? ドクターヘリに関わっている者であれば一度は目にしたことがあると思いますが、実は多くの小学校の図書館に置かれており、数年前に娘が学校の図書館から借りてきた時はなんだかうれしかったのを覚えています。(僕も持っていましたが自宅ではなく医局においていたもので…) この本が発刊された直後に僕はその舞台となった“日本医科大学千葉北総病院”で群馬県ドクターヘリ導入前のドクターヘリ研修を受けました。 研修中はまさにこの本の中に描かれているような「命のリレー」がものすごい高いレベルで展開されているの目の当たりにして、「何とか自分たちも早くこのレベルに追いつきたい!」と思った日を懐かしく思います。 11年前の私とお世話になった千葉北総の指導スタッフ! その後この本の作者である岩貞るみこさんといろいろな機会でお会いすることがあり、何年か前に「続編はぜひ群馬で!」という言葉をいただきました。 「なぜうちが?リップサービス?千葉北総の後に当院は申し訳なさすぎる・・・」とその時は答えたような気がしますが、もちろん負けず嫌いの僕は「本当に取り上げてもらえるように頑張らねば・・・」と心の中では思っていました。 そしてこの本が出てから10年・・・本当に当院が舞台の続編が出ることとなりました! もちろん千葉北総のレベルに追いついたとは思っていません。しかし群馬ならではのこともいろいろあります。数か月にわたって密着取材していただいた岩貞さんがどのように僕たちの活動を書いていただけているかワクワクしています。 発刊日は1か月後の7月15日の予定です。講談社 青い鳥文庫さんのホームページ( http://aoitori.kodansha.co.jp/ )の「もうすぐでる本」をクリックすると出てきます。 でも続編の前に「命をつなげ!ドクターヘリ~日本医科大学千葉北総病院より~」をぜひご一読ください。 “日本のドクターヘリのトップランナーだから”という内容が描かれていて、そこから僕たちがいかに学びそしてされを群馬でどのように生かしているか続編で感じていただきたいと思います。 今回は思いっきり宣伝でしたm(__)m

新病院移転から1年が経ちました!

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昨年6月1日に新病院に移転してからあっという間に1年が過ぎていました。 本来であれば今月1日に“1周年”と書きたかったところですが、そんなお祝いムードを醸し出すことができないほどバタバタした日々が続いていました。 不思議と梅雨に入り涼しくなって先月末よりすこし救急搬送が落ちついたところで、「あっ、1年たっていたんだ・・・」という感じです。 新病院の周りは豊かな田畑が広がっていて、ちょうど新病院に移転した時は小麦の収穫が終わり田んぼに水を張り始めた頃でした。夜になると帰るの大合唱でしたが、不思議と通勤路で帰ると遭遇することなくほっとした記憶があります。 夏には稲が青々と育ち、秋には田んぼは黄金色に染まり、冬には麦が植えられて、またこの時期がやってきました。 新病院のいいところをいろいろ書きたいところですが、まだたった1年です。 旧病院にいいところがたくさんありました。新病院を語るにはまだ1年では足りない気がします。 いくらハードが良くなっても、それを活かすソフトとが育たなければ宝の持ち腐れです。新病院の良いところをしっかり自慢するためにはまだまだやらなくてはいけないことがたくさんあります!

「関東呼吸ECMOネットシンポジウム 2019・夏」に参加しました。

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集中治療科・救急科の丸山です。 令和元年 6 月 9 日に開催されました「関東呼吸 ECMO ネットシンポジウム 2019 ・夏」にさんかしました。 本シンポジウムは「関東」の名を関しておりますが京都や岡山の施設の先生方も交え全国から有志が集まり開催され、 50 人に満たない程度の比較的小規模な研究会ではありますが、逆に少数精鋭で顔の見える関係の中、学会では語り合えないディープでより実臨床的な議論がなされ大変興味深い会となりました。 また、ゲティンゲグループ・ジャパン株式会社が主催され、同会社のエクスペリエンスセンターが会場であり、会の最後は最新の ECMO 機器のシミュレーションも行われ、学術的な点でも実臨床の点でも今後につながる会でした。 本会の第 1 部は「 ICU における呼吸 ECMO 管理」がテーマで、私自身も一般演題枠で 「ECMO 管理中のピットフォールとなりうる薬剤性好酸球増多症候群 /DRESS について」 1 例報告を口演発表させていただきました。 この部では他院での ECMO 管理や珍しい症例報告を聞くことができ当院との違いを感じさせられました。それ以上に勉強になったことは、質疑応答で「自施設ならこうやる」や「こんな検討はされたのか」など大きな学会ではなかなかできないようなエビデンスとエクスペリエンスを交えた議論で、会場も大変盛り上がりました。   第 2 部は「 ECMO transport 」、特に「 primary transport 」つまり「呼吸不全患者がいる紹介元の病院へ ECMO specialist が赴き、その場で ECMO を導入して ECMO 施行下で自施設に搬送し集中治療管理を行う」ことが主なテーマとなりました。 当院には ECMO Car が導入されており、今後この「 primary transport 」を積極的に行うべく ECMO プロジェクトメンバーで話し合いを行っている最中であるため、大変参考になりました。 ECMO transport の難しさは「搬送」という過程における医学的な問題に留まらず、他院との共同作業となるため保険を含めた経済的・社会的な解決すべき問題も多く存在することを知りました。また、演題の一つに「群馬県内で発症した呼吸不全に対し、ドクターヘリ搬送も

「日本小児科医会総会フォーラム」参加報告~“輝かそう未来を”~

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中林です。 週末京都で開催された「第 30 回日本小児科医会総会フォーラムに」参加してきました。 小児科の開業医の先生が中心の学会で、内容はリスクマネージメントから iPS 細胞の臨床応用まで幅広く、いつもながら勉強になりました。 個人的に関心を持って聞いたのは母子の愛着整形に関する内分泌学的制御として獣医学の先生によるお話でした。必ずしも動物の話のみでなく、人間も含め視線を合わせること、接触を行うことで絆を育んでいく過程を解説してくださり、日々の臨床と照らし合わせると、色々考えさせられるものがありました。 この学会に参加すると、そのたびに子ども中心の視点を振り返ることができます。救急医として求められる迅速で正確な診断・治療と、その中でも温かみのある医療との両立を目指して、モチベーションを上げることができました。 テーマ が小児科らしいですね。 最終日には子どもたちを喜ばせる企画を、ということで鉄道博物館の館長さんからのお話も組まれていました。