投稿

ラベル(新型コロナ)が付いた投稿を表示しています

救急科全員、ワクチンを打ち終え2週間以上が経過しました!!

こんにちは。救急科 大瀧です。このたび、当科のワクチン接種が完了(2回接種から2週間)しました。ワクチンを打ったことにより、気を緩めるわけにはいきませんが、個人的には一つ大きな局面を迎えたという実感はあります。今日は、ワクチン接種の副作用について、当科の「体験談(2回目接種翌日)」をお伝えいたします。 「軽い頭痛はありますが、熱とかだるさはありません。」 「なにやら焦燥感と動悸が・・・」 「今のところ特に症状はありません」 「接種部位痛と頭痛はありますが、勤務には支障なさそうです」 「接種部位の頭痛ありますが、熱もなく、今のところ問題ありません」 「僕も頭痛が多少ある程度で、業務に支障はありません。」 「頭痛部位の痛み程度です。やや倦怠感はありますが、業務に関係ない程度と思います。ちなみにアセトアミノフェンは接種後から定期内服しました。」 「特になにもありません。」 「私は熱はでませんでしたが、左上腕痛と頭痛、だるさが出現しました。ロキソニン内服して出社いたします」 「私も熱は出ませんでしたが、接種部の痛みで目が覚め、腰回りのだるさを感じております。幸い動けないほどではなさそうです。(その後)37.1度まで上がり体熱感も感じています。風邪をひいて熱が出た時の関節痛と気だるさも出てきました。」 「夜インフルみたいなだるさ、寒気が出てけっこーしんどかったです。今日休みでよかった。。。と思っています」 「体調いいです。1回目は無症状でしたが、今回は左上腕がすこし痛いかなくらいです。」 「1回目と同じく接種部位の筋肉痛と今日は軽い頭痛はありますが、もともと頭痛もちなので関連はわかりません。動けないような副反応は出ていません。」 「昨日11時頃に接種し、16時頃より接種部の痛みが気になりでしました。23時頃にはインフル初期のような節々の痛みと若干の頭痛が出現。ロキソニン内服で就寝しました。本日は接種部の痛みとすこーし怠い程度です。」 「接種した当日は腕が痛いかなぐらいでしたが、翌日は倦怠感強く1日中寝込んでいました。」 「左上腕の筋肉痛。体熱感・倦怠感がありアセトアミノフェンを内服しました。動けるけど、動かなくていいなら寝ていたいという症状でした。」 ——————————————————————————— 体調のいい人から、寝込む人まで。。。症状には幅があったようです。でも、...

先日ブログでご紹介した新型コロナワクチン筋注方法について訂正があります

イメージ
丸山です。 新年度となり、当院でも新型コロナワクチンの予防接種が始まりました。いつもの皮下注射のワクチンと比較すると、筋肉に注射することになるので疼痛は強いようです。女性の方はHPVワクチンの予防接種で筋肉注射を経験したことがあるかもしれません。私は4月中旬に予防接種が予定されているのですが初めての筋肉注射なので少しドキドキしています。 予防接種受ける側であると同時に予防接種を行う立場の方もいらっしゃるかと思います。そんな皆様の参考になるよう、2月27日にブログで日本プライマリ・ケア連合学会の「新型コロナワクチン筋注の方法とコツ」についてご紹介させていただきましたが、今回は訂正・追加情報がありご報告させていただきます。 3月15日に同学会より予防接種について新たな動画「新型コロナワクチン より安全な新しい筋注の方法 2021年3月版」が公開されました。 前回の動画に対し各所から意見が寄せられ、それを踏まえより安全な筋注方法について模索されたそうです。 動画のURLはコチラ→ https://www.youtube.com/watch?v=tA96CA6fJv8 コチラのURL( https://www.pc-covid19.jp/ )が本サイトです。 変更点は以下の3点です。 ① 「肩峰から下ろした垂線」と「前腋窩線の頂点と後腋窩線の頂点を結ぶ線」の交点に接種する。 ② 被接種者は腰に手を当てず、腕を下ろす。 ③ 接種者・被接種者共に腰掛ける(接種者は立たない)。 上記の方法で予防接種を行うことで、三角筋への筋肉注射で起こりうる合併症を減らすことが出来る可能性があります。具体的にはSIRVA(Shoulder Injury Related to Vaccine Administration:ワクチン接種に関連した肩関節障害)、腋窩神経障害、橈骨神経障害の3点が生じにくくなることが予想されます。 SIRVAは肩峰下滑液包という肩峰から3cm以内の部位に存在する袋のような部分に薬液が入ることで炎症を起こす状態です。以前提示されていた肩峰から3横指下では肩峰下滑液包に当たってしまう可能性があり、もう少し遠位で注射する必要があります。 腋窩神経は肩峰から4-9cmの高さで後ろから前に三角筋を横切るので、同様にそれより遠位で注射する方が安全です。 橈骨神経は通常三角筋の背側を...