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必要な場所にあることの大事さ!~三陸訪問記・番外編~

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町田です。 一昨日にアップしたブログの記載に一部誤りがありました。栃木県ドクターヘリに引き続いて埼玉県ドクターヘリを要請したのは、救急隊長の判断だったとのことです。失礼しました。 いずれにしても先着した栃木県ドクターヘリスタッフが医療コマンダーとなって、そのあとの到着した埼玉県ドクターヘリスタッフと協力して傷病者の対応を行っていただきました。この事案のあとにすぐに両基地病院に連絡をして、現場と先着ヘリの県が異なっていても「まずは先着したヘリスタッフがコマンドとなって活動をする」という方針をあらためて確認しました! 今月の初めに本ブログのゴールデンウィーク特集として「三陸訪問記」を書かせていただいました。今回はその番外編をお送りします。番外編といってもある意味とても大事なお話です。  3月14,15日の2日間、気仙沼・南三陸・石巻を 案内していただいたARHの渡部さん。 東日本大震災の時に、津波で大きな被害を受けた三陸沿岸部から比較的機能が残っていた病院やSCUが設置された内陸部に患者さんを搬送するのに、ヘリコプターが大いに有用でした。 僕は石巻の沿岸部の病院から150名の患者さんを救出するために、ドクターヘリや自衛隊ヘリと協力しながら多くの患者さんを安全な場所へピストン搬送する活動に参加しました。他の場所では防災ヘリ、県警ヘリなどの公共ヘリだけではなく、民間ヘリも大いに活躍していました。 沿岸部、山間部、離島などでは総合病院へ搬送するまでに陸路(海路)ではとても時間がかかってしまい、緊急度や重症度が高い傷病者では搬送中に最悪な事態に陥る危険性がります。そのために昔から自衛隊ヘリや防災ヘリによる僻地からの搬送が行われており、最近ではその一翼をドクターヘリも担うようになりました。 ところでここで逆転の発想をしてみましょう。 もし最初からニーズの高い壁地にヘリが常駐していれば・・・実はとても効率が良いことがあります。 それは僻地まで迎えに行く時間を短縮することができ、より迅速に決定的治療が可能な病院まで到着することができます。実は海外ではあえてこのように郊外にヘリを配置して、より迅速に病院到着を目指しているところもあります。 日本でもこのような場所があります。 東日本大震災後に気仙沼に登場した『All Round Helic...