中林先生、髙橋先生、西村先生、丸山先生、カードクター独り立ち認定!
当科はPre-Hospital、ERからICU、病棟管理まで、各専門科や関係各部署と協力しながら救急患者を“病院前から退院までシームレスに診療する”ことを目標に日々活動しています。 当科スタッフは入職するまでどのような職歴があったとしてもまずはER,ICUの研修から初めて、ER,ICUである程度独りで様々なことをできるようになったからドクターカー・ヘリの研修が始まります。 病院前診療の本格的なトレーニング開始から独り立ちまでは数年単位での研修となりますが、これは‟絶対に病院前診療の質を落とさない”という当院の強い意思表示であります。 このような長い道ではありますが、10月9日に‟中林副部長”,‟髙橋医師”,‟西村医師”,‟丸山医師”の4人がカードクター独り立ち認定となりました。 これにより現時点でカードクター14人(フライトドクター9人)、カーナース10人(フライトナース7人)体制となります。認定早々にドクターカー出動がありました。 ところで当院ではフライトドクター独り立ちより早い段階でカードクター独り立ちの認定が行われています。しかしこれはドクターヘリよりドクターカーの方が難易度が低いことを意味しているわけではありません。実はドクターヘリよりもドクターカーで出動した時の方がより現場そのものに出かける機会が多いことも事実です。 ただし当院が基地病院であるドクターカーは。比較的近距離であること(すぐに当院にもどってこれれる)、救急隊とともに出動するため現場でのマンパワーが豊富、情報のやり取りも同一消防内であったり携帯電話が常に使用可能などの好条件があるため、前橋市消防局や一緒に同乗する看護師の許可をもらったうえでヘリより一歩早い独り立ちとしています。 そのためカーで独り立ちしてもヘリの同乗研修はまだまだ続きます。ある意味、これからが最も厳しい道となります。 今後ドクターカーで新カードクターが医師1人で出動する機会が増え、今までよりさらなる現場での決断力、責任感が問われるようになります。 関係者の皆様におかれましてはこれからもご指導の程よろしくお願いします。