卒業生とともに高校で“ドクターヘリ訓練&講演”を行いました。

増田です.
1026日午後、群馬県立渋川女子高等学校へ赴き,“群馬ドクターヘリ合同訓練”というイベントに講演者として参加してきました.

内容は,
①渋川消防と協同し火災を想定した避難訓練
②朝日航洋CS(Communication Specialist)の稲益さんと私からの講演
③ドクターヘリ着陸対応訓練・機体見学
と盛りだくさんでした.


②では,まず私から,ドクターヘリが飛ぶことで早期医療介入ができ重症患者の予後が改善できることを説明しました.皆さんには真剣に聞いていただき,うれしい限りでした.CS稲益さんは渋川女子高の卒業生であり,当時の思い出などを交えた自己紹介をしながら,CSの業務内容を紹介しました.

そうこうしている間に③が行われる時間となり,校庭へ移動.校庭をランデブーポイントに想定し,ドクターヘリ(藤塚医師,城田看護師,大久保パイロット,浅見整備士)が着陸するところを全校生徒で歓迎しました.

③は,仮にこの時間にドクターヘリ出動要請があった場合は実現できなかったイベントでした.
この日は午前中から着陸訓練直前まで要請が続いておりましたが,幸い着陸訓練時は要請がなく,渋川女子高に無事降り立つことができました.生徒の皆さんに間近で機体を見学していただき,非常に好評でした.


最後に,今後渋川女子高がランデブーポイントとして使われ得ること,その際は騒音や風,授業中断等多くの迷惑をかけることになり申し訳ないこと,しかしヘリ内や救急車内では医療スタッフが救命のために全力を尽くしているので応援してほしいことをお伝えしました.

ドクターヘリが円滑に活動できるためには,着陸地点周囲の関係者の理解が重要であると思います.このような場を設けていただいて協力の依頼ができるのは意義深いと感じました.

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