2013年度の高度救命救急センターの実績をまとめました。
町田です。
昨日は2013年度のドクターヘリの実績を本ブログで公開しました。今年度はじめも昨年度末から引き続いて強風が続いていて、ほとんど屋上ヘリポートに戻ってこられていません。ここ5日間でドクターヘリは26件の要請を頂いておりますが、実際に出動できたのが14件しかありません。うち4件は強風のためヘリが運休、また重複要請も6件ありました。セカンドスタッフの準備はできているものの、屋上にヘリが戻ってこれないために対応できなかったこともあり、上州の強風と屋上ヘリポート問題は頭の痛い問題です。
病院の移転、ドクターカーの本格運用、埼玉・佐久とのヘリ連携など、望みたいことや待ちきれないことばかりです。
2013年度の高度救命救急センター(および集中治療科・救急科)の実績がまとまりました。
特筆すべきことは救急車の受け入れ台数の増加とドクターヘリの出動件数の増加です。特に救急車に関してはよっぽどの事情がない限りほとんど全例受け入れています。救急車の速やかな受け入れ、ドクターヘリの出動ともに、患者さんに1分1秒でも早い医療の接触を行うことです。この部分はこれからもこだわって行かなければいけません。
またスタッフの増加に伴い、当科で引き受ける入院患者数も増えています。ただし病院のベッド満床問題はすぐには解決できる問題ではないようで、全体の救急患者の入院数やICU入室数はほぼ横ばいです。その分、当科の重症患者を救命センター病棟や一般病棟のスタッフの多大なるご協力の下で入院管理させていただいています。もちろんICUの重症度はより高くなり、ICUスタッフの方々と力を合わせて1日でも早い回復に努めています。
全体的には当科としては実績は上向きととらえてよいと思いますが、さらに当科スタッフが増えているのでもっともっと頑張って群馬県および近隣地域の救急医療にさらに貢献できるようにがんばります。
<広報>
救急搬送支援システムについて、中村先生がNHKから取材を受け、以下日程で放送予定となりました。時間がある方は是非ご覧ください。(事情により日程等が変更になる可能性があります。)
願います。
・放送予定日:平成26年4月17日(木) 18:40~19:00
・放送局:NHK(群馬ローカル)
・番組名:ほっとぐんま640
また救急搬送支援システムのドクターヘリでの活用について、町田が4月19日(土)に群馬大学で開催される『北関東医療健康イノベーションフォーラム2014』でお話しさせていただく予定です。
昨日は2013年度のドクターヘリの実績を本ブログで公開しました。今年度はじめも昨年度末から引き続いて強風が続いていて、ほとんど屋上ヘリポートに戻ってこられていません。ここ5日間でドクターヘリは26件の要請を頂いておりますが、実際に出動できたのが14件しかありません。うち4件は強風のためヘリが運休、また重複要請も6件ありました。セカンドスタッフの準備はできているものの、屋上にヘリが戻ってこれないために対応できなかったこともあり、上州の強風と屋上ヘリポート問題は頭の痛い問題です。
病院の移転、ドクターカーの本格運用、埼玉・佐久とのヘリ連携など、望みたいことや待ちきれないことばかりです。
2013年度の高度救命救急センター(および集中治療科・救急科)の実績がまとまりました。
2009年度 | 2010年度 | 2011年度 | 2012年度 | 2013年度 | |
救急外来患者数 | 18,895名 | 18,363名 | 18,479名 | 18,325名 | 18,549名 |
救急車搬送台数 | 5,100台 | 4,964台 | 5,043台 | 5,116台 | 5,703名 |
ドクターヘリ搬送患者数 | 181名 | 249名(*) | 248名(*) | 294名(*) | 289名(*) |
防災ヘリ搬送患者数 | 5名 | 2名 | 5名(*) | 7名(*) | 12名(*) |
ドクターカー搬送患者数 | 1名 | 3名 | 27名(*) | ||
ICU入室患者数 | 655名 | 728名 | 737名 | 782名 | 766名 |
救急入院患者数 | 5,085名 | 5,311名 | 5,190名 | 5,158名 | 5,156名 |
集中治療科・救急科入院患者数 | 372名 | 354名 | 324名 | 412名 | 534名 |
(*)ドクターヘリ、防災ヘリ、ドクターカー搬送患者数は、他県ドクターヘリ、他県防災ヘリ、他施設ドクターカーで当院に搬送された患者も含む。 | |||||
2009年度 | 2010年度 | 2011年度 | 2012年度 | 2013年度 | |
ドクターヘリ出動数 | 323件 | 523件 | 676件 | 770件 | 843件 |
防災ヘリドクターヘリ的運用出動数 | 3件 | 4件 | 2件 | 12件 | 12件 |
ドクターカー出動数 | 1件(*) | 4件(*) | 29件(*) | ||
(*)ドクターカーは、特例出動、試行事業による出動。 |
特筆すべきことは救急車の受け入れ台数の増加とドクターヘリの出動件数の増加です。特に救急車に関してはよっぽどの事情がない限りほとんど全例受け入れています。救急車の速やかな受け入れ、ドクターヘリの出動ともに、患者さんに1分1秒でも早い医療の接触を行うことです。この部分はこれからもこだわって行かなければいけません。
またスタッフの増加に伴い、当科で引き受ける入院患者数も増えています。ただし病院のベッド満床問題はすぐには解決できる問題ではないようで、全体の救急患者の入院数やICU入室数はほぼ横ばいです。その分、当科の重症患者を救命センター病棟や一般病棟のスタッフの多大なるご協力の下で入院管理させていただいています。もちろんICUの重症度はより高くなり、ICUスタッフの方々と力を合わせて1日でも早い回復に努めています。
全体的には当科としては実績は上向きととらえてよいと思いますが、さらに当科スタッフが増えているのでもっともっと頑張って群馬県および近隣地域の救急医療にさらに貢献できるようにがんばります。
<広報>
救急搬送支援システムについて、中村先生がNHKから取材を受け、以下日程で放送予定となりました。時間がある方は是非ご覧ください。(事情により日程等が変更になる可能性があります。)
願います。
・放送予定日:平成26年4月17日(木) 18:40~19:00
・放送局:NHK(群馬ローカル)
・番組名:ほっとぐんま640
また救急搬送支援システムのドクターヘリでの活用について、町田が4月19日(土)に群馬大学で開催される『北関東医療健康イノベーションフォーラム2014』でお話しさせていただく予定です。
前橋赤十字病院のドクターヘリとドクターカーが患者さんの命を救う。本当に感動的なお話です。ドクターヘリにのる医師や看護師の皆さんの能力や技術は素晴らしいものだと痛感しています。私も微力ながら応援させていただきます。1人でも患者さんが助かりますように
返信削除佐藤さん、コメントいただきありがとうございます。
削除全国にはもっともっとすごい救命センターがたくさんあります。さらに努力を続けて、より1人でも多くの患者さんが社会復帰できるように頑張ります!
これからも応援よろしくお願いします。