前橋日赤救護班第14班が出発しました。

集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。
本日は“高知ドクターヘリブログ”の話題に続いて2つ目の話題です。

今日で東日本大震災発生から6週間です。先日被害状況がまだ把握できていなかった自治体の行方不明者数が報告され、22日午後3時の警察庁のまとめで、東日本大震災の死者は12都道県で1万4172人、行方不明者は6県で1万2392人となっています。お亡くなりになられた方々、ご家族の皆さまに心よりご冥福をお祈りいたします。そして1日でも1人でも多く行方不明の方が見つかることを心より願っております。
また、原発事故の影響などによる避難も含め18都道県に設置された約2500ヵ所の避難所に約13万1千人が身を寄せているとのことです。救護班に出動した隊員の話では、被災地内の避難所の医療体制はまだ十分とはいえず、支援の継続は必要とのことでした。

本日9時、当科スタッフ岡森医師を隊長として前橋赤十字病院救護班第14班が岩手に向けて出発しました。医療を必要とする被災者の方々のため、また被災地で働き続けている地元の医療スタッフのために、私たち残った病院のスタッフの思いとともに現地で頑張ってきてください。

ちなみに岡森医師と第11班で出動した雨宮医師は昨年当院に来たばかりですが、すでに日赤救護班の隊長として救護班を率いています。また第12班からは2年目の初期研修医も一緒に派遣していますが、持てる力をすべて発揮して現地で活動しています。
当院の多くの先人の方々は日航機墜落事故をはじめずっと災害救護活動に力を注いできましたが、このように新しく来た医師、研修医にもその魂が確実に引き継がれています。







前橋赤十字病院救護班第14班です。
気をつけていってらっしゃい!

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