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『上州のからっ風』が止まらない・・・(映像あり)

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昨日は車の運転中にハンドルを取られたり、自転車を漕いでいる人が転ぶくらいの強風が吹き付け、ドクターヘリも終日運休でした。 屋上ヘリポートの風向計では、最大瞬間風速は60ノット以上を表示していました。 CS室のライブカメラでもウィンドソックが上向きに吹き上げていました。 今年は10月から強い北風が吹き続け、群馬ヘリポート(公設の地上ヘリポート)からの出動が増えています。例年冬の時期は『上州のからっ風』で有名なのですが、今年度は日本海側の大雪と合わせてあまりにも風がひどすぎます。どうも世界的な異常気象の一端のようです。 機長やCSは天候チェック、整備士は機体チェックに追われる日々のようですが、連日の入念なチェックのおかげで強風の中でも安全な活動ができています。春の穏やかな日々が恋しくなてきた今日この頃です。

群馬県ドクターヘリ、1500件出動達成しました!

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3月は雨天や強風のためドクターヘリの運休が続き、3月12日までは要請の約5割が未出動になっていました。3月9,10日は終日雨天運休、3月11日は4件要請のうち2件出動、3月12日は6件要請のうち2件出動・・・安全を最優先としている事業のため悪天候にはかないません。 昨日3月13日も相変わらず朝から北風が吹き付けていましたが、群馬ヘリポート(地上ヘリポート)待機では出動が可能な状態でした。 さっそく朝一番からドクターヘリの要請をいただきました。 8時29分、運航開始時間前の要請でしたが、 群馬ヘリポートの準備が整い次第すぐに出動しました! 平成21年2月18日から群馬県ドクターヘリが運航開始して1120日目に、1949件目の要請で1500件出動を達成しました。 最初の500件は525日、501~1000件は337日、そして1001~1500件は258日と、出動のペースも確実に増えてきており、また119番の消防覚知からドクターヘリ要請までの時間も確実に速くなっています。早期要請に伴い受傷患者の救命率や社会復帰率も確実に上がってきています。群馬県にドクターヘリが少しずつですが根付いてき始めている印象があります。 昨日は1件目の出動から帰還中に次の要請があり、やや風の弱まった屋上ヘリポートで傷病者の引継ぎを行った後にすぐ次の出動に向かっていきました。 屋上ヘリポートで速やかに傷病者の引継ぎを行い、 次の出動に向かっていきました! この日は2件目に引き続いて3件目も連続出動がありました。また4件目の活動中に重複要請があり、ドクターヘリのみ屋上ヘリポートに戻してセカンドドクター・ナースをピックアップして次の出動に向かいました。さらにもう1件日没1時間前に要請をいただき6件目の出動がありました。 この3日間で16件の要請をいただき、昨日はようやく全要請に出動することができました。 ドクターヘリ事業は、多くの方によって支えられています。特に普段は空で仕事することがない医療スタッフが同乗することで、いつも以上に安全面に配慮をしながら運航、整備、調整を行ってくださる航空会社の皆様、またヘリが公園や学校など数年前の群馬県では考えられないところに着陸する際に地上の安全を確保してくださる消防の皆様、本当に安全管理なしではこの事業は成り立ちません。いまだ全...

春はもうすぐ!?

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町田です。 昨日は今年度いっぱいで当院から異動する仲村先生のラストフライトがありました。 平成19年2月から運航開始となった群馬県ドクターヘリのスターティングスタッフであり、そしてファーストフライトのフライトドクターでもありました。仲村先生の第1歩から群馬県ドクターヘリの歴史が始まったのです。昨日まで全152フライト、本当にお疲れ様でした。 未来のフライトドクターの藤塚・小倉両先生に引き継がれます! (日当直でER当番だった原澤先生、ごめんなさい・・・) 先月は大雪のニュースが続いた日本列島でしたが、3月の入りだいぶ雪の量が減ってきたようです。暖かい日もあり、春が少しずつ近づいてきているようです。しかし、毎年春はやってきそうでなかなか来ないものです。群馬でも3月に入り暖かい晴れの日よりも、冷たい雨の日や晴れていても突風が吹き付ける日が続いています。 昨日もドクターヘリの要請が4件ありましたが雨雲による視界が悪く、2件は未出動になりました。そして本日はあまりの強風が吹き付けたため途中で運休になり、6件の要請に対して4件が未出動でした。今月は12日間で35件のドクターヘリ要請をいただきましたが、約半数の17件が未出動になっており、そのうちなんと14件が天候不良によるものです・・・『上州のからっ風』はやはり半端ではありません。 晴れていても出動できないのは医療者としては正直歯がゆい気持ちがありますが、それよりも最も大切なことは安全です。今日も1件目の活動中に急に雪雲が迫ってきたとのことで、機長・整備士の判断ですぐにヘリのみがその場を離れました。その後救急車搬送途中で合流予定でしたが、さらに風が強まったためヘリはさらに群馬ヘリポートまで退避しました。結局患者さんは搬送先病院まで陸送となりましたが、搬送中に車が降られるくらいの強風が吹きつけており、無理してヘリ搬送にこだわっていたらかなり危険が高かったと感じました。結局続けて4件未出動になりましたが、事故を起こせばすべてが終わりです。機長・整備士の冷静かつ迅速な判断はさすがと感じました。 ドクターヘリが向かった先の山には雪雲が・・・ 夕方風が弱くなり1件出動がありました。なんと昼間に2件の要請を強風のため対応できなかった消防本部からでしたが、飛行できる可能性をゼロではないという思いで3件目...

より現場近くに着陸するために・・・

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東日本大震災が発災して1年が立とうとしています。いろいろなことで1年前のことが思い出されていると思います。 昨日は強風待機で群馬ヘリポートにいました。昨年の3月11日も群馬ヘリポートの待機していましたが、あの時の格納庫の揺れ方はいまでも時々思い出して怖さを覚えることがあります。でも被災地の皆様はもっとつらく過酷な状況であったので、そのことを考えると心が痛みます。この1年間の災害救護活動などを振り返り、次にいかにつなげるか考えながら3月11日を迎えようと思います。 また昨年途中で中止となったMIMMSコースが、ちょうど明日から3日連続で1day MIMMSコースとHospital MIMMSコースが開催されます。 子供たちに大人気の“ひとまるちゃん(JA6910)”! ドクターヘリの出動では、時々現場で救助中のためその現場にフライトスタッフを派遣することがあります。昨日も指定されたランデブーポイントにすでに医療スタッフを現場に派遣させるための支援車があり、ランデブーポイントから現場までその車で向かいまさに現場で医療活動を行いました。群馬県もランデブーポイントが597ヶ所まで増えてだいぶランデブーポイントが現場の近くである可能性が高くなってきましたが、それでもまだまだ十分な数とは言えません。 しかし現場近くにもし着陸できるところがあれば、『現場直近』に着陸することがあります。今までにはゴルフ場のフェアウェイ、工場の駐車場、農道、休耕地などいろいろあります。 ☆群馬県ドクターヘリホームページ内に『現場直近』の写真が掲載されています! http://www.gunma-redcross-icuqq.com/dr-heri/achievement/Rendezvous_tyokkin.html 現場直近に降りることで医療の介入時間を大きく短縮することが可能になります。実は昨日も現場直近に降りられそうなところがないか探しましたが、結局なかったのでランデブーポイントから『医療スタッフ派遣』という方式をとりました。 ただ絶対に最優先されるものは安全の確保です。現場直近に降りられそうなところがあっても、そこの安全確保が確実にされないといけません。現場直近の安全確保に時間がかかるときは、逆にランデブーポイントから医療スタッフ派遣を行った方が時間的に速い...

群馬県ドクターヘリ2月活動実績の速報です。

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昨日は大雪で1日中ドクターヘリは運休でした。3件の要請をいただきましたがお応えできませんでした。 しかし昨日の午後から暖かく、今朝にはすっかり雪は解けていました。ドクターヘリも朝には屋上ヘリポートに戻ってきましたが、すぐに要請があり出動していきました。本日は5件の要請があり重複要請のセカンドドクター派遣を含めて4件に出動することができました。尚、未出動であった1件も救急隊現着後に救急隊判断でキャンセルになったものですが、消防の通信指令課の早期要請が光ったものでした。外傷でも内因性疾患でも、重症を示唆するキーワードがあれば迷わずドクターヘリを要請することが県内全域で1年中続くことを願っています。 ☆群馬県ドクターヘリ2月活動実績速報☆ 群馬県ドクターヘリ 出動数 要請:86件(先月+15件) 出動:58件(先月+6件) ・現場出動 41件 ・施設間搬送 8件 ・出動後キャンセル 9件・・・キャンセル率 16% ・その他 0件 未出動:28件 ・重複要請 12件 ・救急隊現着後キャンセル 7件 ・その他 9件 <要請消防本部>出動/要請 ・前橋市消防 16/22件 ・吾妻広域消防 12/17件 ・多野藤岡広域消防 10/14件 ・高崎市等広域消防 2/8件 ・利根沼田広域消防 5/6件 ・伊勢崎市消防 3/5件 ・太田市消防 3/4件 ・渋川広域消防 2/3件 ・館林地区消防 2/3件 ・富岡甘楽広域消防 2/3件 ・桐生市消防 1/1件 *北関東3県広域連携(栃木県) 0/0件 <搬送先病院>傷病者:56名 ・19名:前橋赤十字病院(U-turn率:35.0%) ・8名:高崎総合医療センター ・6名:公立富岡総合病院 ・3名:佐久総合病院(長野)、群馬県立心臓血管センター ・2名:群馬大学医学部附属病院、公立藤岡総合病院、本島総合病院 ・1名:埼玉医科大学総合医療センター(埼玉)、自治医科大学病院(栃木)、山梨大学医学部附属病院(山梨)、前橋協立病院、済生会前橋病院、総合太田病院、日高病院、群馬中央総合病院、沼田脳神経外科循環器科病院、善衆会病院 <ランデブーポイント>(群馬県内のみ) 新たに7か所のランデブーポイントに着陸→使用したランデブーポイントは306ヶ所 新たに2か所の現...

2月最後は大雪でした。

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町田です。 今日は朝起きるとすでに外は白一色でした。2月最後の日は関東甲信越で大雪になり、気象庁の発表では観測された最大積雪は前橋市で7cmでした。たった7cmの積雪ですが、こちらでは大きな話題になります。日本海側の大雪にご苦労されている方々に申し訳ない気分です。 何人かのスタッフは天気予報を知らず、道路の渋滞ノロノロで遅刻しないかあせっていたようです。夏タイヤの僕は電車を利用しましたが、群馬県内の電車は比較的スムーズに動いていました。 病院に近づくと屋上ヘリポートにはドクターヘリはいません。もちろん今日の雪に備えて群馬ヘリポートに前日の待機終了後に避難していました。 雪が降るとどうしても屋上ヘリポートに行きたくなる習性があり、今朝ももだ足跡ひとつついていないヘリポートに行きました。 ヘリポートはもちろん真っ白ですが、それ以上に景色の真っ白さに驚きました。 午後には雪がやみましたが雲が低く垂れこめていたためドクターヘリは一日運休でした。3件要請がありましたがお応えすることができませんでした。安全第一なので天気には勝てません・・・でも積極的に要請をしていただける姿勢に心より感謝いたします。 2月の群馬県ドクターヘリの要請件数は86件と1日平均3件近くの要請をいただきました。しかし未出動が28件と1日平均1件のペースでありました。うち8件が今日のように天候不良でしたが、雪や雨ばかりではなく群馬名物の強風のため晴天でも出動できないこともありました。 毎月恒例の活動実績の速報をここで載せたいところですが、今日はとある原稿の締切日・・・おそらく多くの当科スタッフが現在パソコン相手に文章をうっていることでしょう。僕ももちろんそのうちの一人です。ということで2月分はもうしばらくお待ちください。申し訳ありません。 週末に中村先生の講演会があります。 (今頃はこのスライド作りに・・・)

基地病院の近くに降りれない・・・

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町田です。 明日から千葉県で日本集中治療学会総会・学術集会が開催されます。中野センター長が評議員会や座長として出席し、7名のスタッフの演題発表があります。今回発表のスタッフは先週の日本集団災害医学会の際に留守番として頑張っていただいたので、今度はそこで発表したメンバーが中心に留守番を頑張ります。(両方とも留守番のスタッフの方々・・・今月は本当にお疲れ様です。) 群馬は相変わらず強風が続いていて、今月もほとんど屋上ヘリポートで姿を見かけていません。 医療スタッフもドクターヘリとともに群馬ヘリポート待機のため、病院のスタッフがやや手薄になる弱点がありますが、地上ヘリポート待機で出動が可能になり救命できる命があるのでそれは当然の対応です。 今月は54件の出動のうち27件が群馬ヘリポートからの離陸になっています。群馬ヘリポートからの出動に関しては、CS室で要請を受けた後に機長の携帯に連絡が来て、格納庫の待機室から全員そろってドクターヘリに乗り込みます。要請から出動までの時間は、病院の時と同じか少し早いくらいです。 ところで、強風で屋上ヘリポートが使用できないときの大きな問題点は、基地病院に患者搬送の際に病院に直接降りれないことです。市街地にある当院は、病院の敷地はもちろんのこと病院のすぐまわりにもヘリコプターを着陸させる場所がありません。 閑静な住宅地の中にそびえる現在の当院です。 運航開始当初、強風時は群馬ヘリポートのみの着陸で、そこから病院まで救急車で15分・・・帰りは緊急走行ができないので約25分・・・申し送りを合わせて1時間以上のタイムロスがありました。当院以外にも前橋市にある群馬大学医学部付属病院、群馬県立心臓血管センター、済生会前橋病院などドクターヘリの患者の受入が比較的多い病院も、ヘリポートが屋上にあるために群馬へリポートから約1時間~1時間半のロスタイムを作りながら搬送していました。 しかし、前橋市消防局より患者さんの状態が切迫しているときは病院直近のランデブーポイントを使用してよいこととなり、前述の3つの病院に関しては比較的病院のそばに降りられるようになりました。しかし当院の近くだけは直近に降りるところがありません。一番近いところで数キロ離れたスポーツセンターになりますが、それでも約30分のロスタイムができてしまいます。過去に...

群馬県ドクターヘリは3歳になりました!

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2009年2月18日に全国15道府県、17機目のドクターヘリとして運航を開始した群馬県ドクターヘリですが、本日3歳の誕生日を迎えました。 3歳の誕生日を迎えた群馬県ドクターヘリです! われらがJA6910、『ひとまるちゃん』 今朝の屋上は氷結していました・・・ 本当は屋上ヘリポートで記念写真を撮りたかったのですが、この時期特有の上州のからっ風のため群馬ヘリポートでの記念撮影となりました。 しかし群馬ヘリポートとの併用で強風とうまくい付き合い、そしてJA6910が点検中や機体に不具合が発生した時も他の機体で代替していただいたりして、いままで大きな運休もなく運航を行ってきました。 群馬県庁からの大きなご支援、朝日航洋の安全航行へのこだわり、消防機関との連携、各医療機関の協力、そして群馬県ドクターヘリに対して応援をしてくださるすべての方々に心より感謝いたします。 <3年間の実績> (年度毎ではなく1年ずつでまとめてみました・・・) 要請数も右肩上がりで増えてきていてそれに伴い出動数も増えていますが、重複要請による未出動も増えていて今後解決していかなくてはいけない大きな課題です。また、基地病院と大学病院が屋上ヘリポートで強風時に使用できなかったり、もう一つの救命センターも病院にヘリポートがないなどの問題があります。特に基地病院である当院に関しては、屋上ヘリポートが使えないときに病院直近にヘリコプターを着陸させることのできるランデブーポイントの確保ができていません。今日も当院に患者さんを現場から救急車で搬送後、群馬ヘリポートまでタクシーで戻るのに25分もかかってしまいました・・・その間にもう1件要請があり防災ヘリで対応していただきましたが、当院屋上ヘリポートが使用できないためドクターヘリ的運用も行うことができませんでした。 3年間数えきれないほどの協働が行われています。 これからもよろしくお願いします。 課題はまだまだありますが、ドクターヘリがあって本当に良かったと思ったことはもっともっとありました。これからもドクターヘリとスタッフが一丸となって頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします。   この時期はスキー場への出動も増えています。 ゲレンデに機影が写っています。  ドクター、ナースだけではな...

秋田県ドクターヘリフライトドクターの同乗研修。(群馬県ドクターヘリ1月実績速報付)

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町田です。 今日は少し個人的な話になっていますがどうぞお許しください。 秋田県ドクターヘリのメディカルスタッフの同乗研修を当院でも昨年末から行っていて、今までにフライトナース2名のOJTを行いました。そして、いよいよフライトドクターも同乗研修に来ていただきました。秋田赤十字病院の救急副部長の中畑潤一先生です。 実はもう12年も前になってしまいますが、僕が大学病院の研修医時代にとてもお世話になった先生です。今と違って大学を卒業してほとんどの人が専門科に入局して研修医を送っていた(スーパーローテーションではなかった)時代の話です。中畑先生と僕は科は違っていましたが、同じ循環器病棟で働いていました。何もわからなかった研修医だった僕に、いつも困った時に声をかけていただきいろいろ助けていただきました。 10年以上の時を超えて、まさかお互いフライトドクターとして再会するとは思いませんでした。10年前にいろいろ助けていただいた恩返しに、研修中に多くのことを伝えられればいいなぁと思っています。 短い期間ですが、どうぞよろしくお願いします。 ☆群馬県ドクターヘリ1月活動実績速報☆ 群馬県ドクターヘリ月別出動数 要請:71件(先月-10件) 出動:52件(先月-9件) ・現場出動 35件 ・施設間搬送 9件 ・出動後キャンセル 8件・・・キャンセル率 15% ・その他 0件 未出動:19件 ・重複要請 9件 ・救急隊現着後キャンセル 5件 ・その他 5件 <要請消防本部>出動/要請 ・前橋市消防 14/19件 ・吾妻広域消防 10/14件 ・高崎市等広域消防 11/11件 ・利根沼田広域消防 4/8件 ・多野藤岡広域消防 4/6件 ・太田市消防 2/5件 ・桐生市消防 2/2件 ・館林地区消防 2/2件 ・伊勢崎市消防 1/1件 ・渋川広域消防 1/1件 ・富岡甘楽広域消防 0/1件 *北関東3県広域連携(栃木県) ・佐野地区広域消防 1/1件 <搬送先病院>傷病者:45名 ・18名:前橋赤十字病院(U-turn率:40.0%) ・5名:群馬大学医学部附属病院 ・4名:高崎総合医療センター ・3名:公立藤岡総合病院 ・2名:群馬県立心臓血管センター、沼田脳神経外科循環器科病院 ・...

秋田県ドクターヘリフライトナースの同乗研修。第2弾

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町田です。 先週後半は群馬の平野部で雪が降り、今週初めは日本DMAT隊員養成研修で出張した立川で大雪が降り・・・道産子だけに雪男のようです。皆さんいろいろご不便おかけしましたm(__)m でも日本海側ではもっと大雪が降っていて、場所によっては記録的な大雪を記録しているところもあるようです。そのような中、まさに日本海側の秋田県で1月23日より秋田県ドクターヘリが運航を開始しました。基地病院は秋田赤十字病院で、運航会社は朝日航洋です。群馬県ドクターヘリと同様に赤十字病院としては4基地目、そして運航会社も同じ会社ということで、私たちも全国のドクターヘリ基地病院の先輩たちに多くを教えていただいたように、私たちもできる限りで協力させていただきたいと考えております。 ということで、すでに運航開始は始まっておりますが実は12月に引き続いて、今週秋田県ドクターへリフライトナースが同乗研修に来ています。4日間で8件の要請がありうち7件の出動とやや物足りない出動数でしたが、実際に同乗していただかないと得られないことを多くつかんでくださったようです。 秋田赤十字病院の東海林さんです。 短い期間でしたがお疲れ様でした。秋田県でも安全第一の運航で、県民にとって希望の翼になりますように!

平野部と山間部・・・雪から2日後

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2日前、群馬の平野部にも今シーズン初雪が降りました。かなりの大雪のためドクターヘリも終日運休でした。 あれからたった2日ですが、すでに平野部はすっかり雪がありません。 でもヘリで8分のランデブーポイン付近には真っ白な雪原が広がっていました。 今回は着陸前にランデブーポイントの雪深いグランドの着陸地点を融雪していただいてました。現場での活動のためにいつも安全を守っていただいている消防関係者の皆様に心より感謝いたします。

各県基地病院にお邪魔しています。

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今日はクイズ形式で書いてみました! 群馬県は東は栃木県、西は長野県、南は埼玉県、北は新潟県に囲まれています。 栃木県、長野県、埼玉県にはドクターヘリが導入されていて、それぞれ獨協医科大学病院、佐久総合病院、埼玉医科大学総合医療センターが基地病院として運航を行っています。そして10月には長野県に2機目のドクターヘリが導入され信州大学医学部附属病院が基地病院となっています。 傷病者の医療圏や県内のベッド事情により、群馬県ドクターヘリは隣県搬送数は決して少なくありません。基地病院をはじめ基地病院以外の病院にも傷病者の受入をしていただくこともあり、隣県の病院関係者および搬送の際に支援に出ていただける消防関係者に心より感謝いたします。 これから隣県の基地病院の写真を掲載します。どこの病院かわかりますか?(答えは最後に・・・) ① ② ③ ④  ①~④すべてわかりました?(ちなみに当院も入っています。) 昨日は群馬県ドクターヘリ最長距離搬送(DMAT活動を除く)がありました。防災ヘリが定期点検中であったためドクターヘリが補完した活動ですが、きちんと医学的にも協定上もドクターヘリの適応があると判断したうえでの出動でした。広域圏をカバーしているドクターヘリの皆さんの運航調整の大変さを痛感しました。 ちなみに搬送先病院と搬送先近くの空港での給油の写真です。 ⑤ 実は群馬県はもう一つの県と隣接しています。意外と知られていないのですがあの有名な尾瀬でつながっています!ただし、車の走れる道路や電車は走っておらず、徒歩のみでわたることが可能です。 いつものドクターヘリ活動ではを訪れる機会はありませんが、昨年の東日本大震災のドクターヘリ活動においては、発災翌日に群馬県ドクターヘリはまずこの県に参集しました。 ⑥ もう一か所だけ群馬県ドクターヘリがお邪魔した基地病院があります。一昨年の9月1日に内閣府による広域医療搬送実動訓練で静岡県に出動した際に、途中給油で立ち寄らせていただきました。 ⑦ 正解の前に群馬県の位置をあらためて紹介・・・ それでは、正解発表! ↓ ↓ ↓ ↓ ↓  ①佐久総合病院(長野県) ②埼玉医科大学総合医療センター(埼玉県) ③獨協医科大学病院(栃木県) ④前橋赤十字病院(群馬県) ⑤信州大学医学部附属...