災害対応のふりかえり
まずは、2025年12月26日に関越自動車道で発生した多重事故により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
負傷された方の一日も早い回復を願うとともに、亡くなられた方がおられるとの報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。
本記事について
本稿は、事故原因や個別の状況を論評するものではありません。群馬県災害基幹病院として当院が行った災害対応を振り返り、今後の備えに活かすことを目的として記載します。個人情報や診療に関わる詳細は一切含みません。
振り返りを行った背景
当院では平時から訓練を行っていますが、実際の災害対応では状況が刻々と変化します。今回の対応について、記憶が新しいうちに振り返りを行い、できた点と改善すべき点を整理して今後に活かすこととしました。
振り返りの様子
<振り返りの様子>
当院の対応(院内)
当院は群馬県災害基幹病院としての対応が求められ、発災後に病院災害対策本部を立ち上げました。救急外来を中心に重症患者の受け入れ体制を整備し、必要となる病床や集中治療室(ICU)のベッド調整を含めた院内資源の調整を行いました。
- 病院災害対策本部を立ち上げ、院内の調整体制を整備
- 救急外来を中心に、重症患者の受け入れ体制を確保
- 病床・ICUベッドを含め、院内資源を調整
当院の対応(県・現場との連携)
同時に、当院は群馬県内のDMAT調整本部(災害医療チームの活動や医療機関間の調整を行う役割)として県との連携を担い、情報の集約と共有、医療資源の状況把握、搬送や派遣に関する調整を進めました。局地災害としての対応として、病院支援および現場支援の目的でDMAT3隊を派遣し、現場・関係機関との連携のもとで活動しました。
- 県との連携のもと、情報を集約・共有
- 医療資源の状況把握、搬送や派遣に関する調整
- 病院支援・現場支援としてDMAT3隊を派遣
振り返りで確認したポイント
振り返りでは、時系列に沿って当時の状況と判断、連携の流れを共有しました。あわせて、今後に向けたポイントを確認しました。
- 情報共有の整理
- 関係機関との連携先・方法の確認
おわりに
最後に、改めてこの事故で被災された皆さまとご家族、関係者の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。また、災害対応において連携くださった群馬県庁、消防をはじめとする関係機関の皆さま、そして困難な状況の中で災害医療活動に尽力してくださった群馬DMATの皆さまに深く感謝申し上げます。当院は今回の経験を確実に今後へつなげ、地域の安心・安全に貢献できるよう災害医療体制の強化に取り組んでまいります。

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