JATEC 神奈川コースにインストラクター参加してきました
丸山です。
10月30,31日に開催されたJATEC 神奈川コースにインストラクターとして参加してきました。
JATECコースとは外傷初期診療について2日間かけて学び、Preventable Trauma Death(避けられた死)を見逃さず、外傷患者を救命することを目的に作られたコースです。
今回は緊急事態宣言期間が終わって関東初のJATECコースでした。この2年ずっと中止され続けていたため、やっと開催されて大変嬉しく思います。救急医を目指す初期研修医の方だけでなく、腹部外科、呼吸器外科、脳外科、消化器内科の先生まで、救急医療(特に外傷)に関わる先生方が多方面から学びに来てくださいました!
このコースも開催されて早18年。6回目のガイドライン改訂が行われ、今年からはこの第6版に沿ってコースの内容も一部変更になりました。教える私達もインストラクトを通して外傷診療のアップデートを行い、現場に還元していきたいと思います。
今回(第6版)の改訂ポイント
・輸液制限と早期輸血療法の重要性を強調
・受傷早期(1時間以内、遅くとも3時間以内)のトラネキサム酸投与
・意識レベル確認で圧迫刺激をする部位は眼窩上切痕や顎関節部を推奨。胸骨部はグリグリしない。(写真2)
・その他:チーム医療の重要性、気道確保のアルゴリズム、EFASTの明記、抗凝固薬の危険性など
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