“小児救急看護のスキルアップは成人救急看護から学べるか?”~「第14回小児救急医療ワークショップ」で講演しました。~

中林です。先日小児救急のメッカとも呼ばれる北九州市立八幡病院からお声掛け頂き、「第14回小児救急医療ワークショップ in 北九州」に参加してきました。

私に与えられたお題は、
「小児救急看護のスキルアップは成人救急看護から学べるか?」
でした。

エビデンスのないナラティブな内容に対して、私が辿ってきた“小児科→小児救急・集中治療→公務員→成人救急・集中治療”という回り道ばかりの実務経験を元に、現在一緒に働くスタッフの声も参考にさせて頂きつつ、今の道を突き進むも良し、視野を広げたり新しいことを取り入れたりするなら他の領域の仕事を経験してくるのも良し、としてお話しさせて頂きました。

私自身も成人主体の救急医療に身を置きつつ、専門としている小児救急や、それを背景に働く存在意義について改めて考える、貴重な機会を頂けました。


ワークショップには看護師・医師を中心に100人以上の参加者が北九州だけでなく中四国や近畿からも集まって来られ、ワークショップの人気具合を感じました。
2日にわたって行われた内容は小児医療にまつわる社会保障制度の解説に始まり、小児救急と基礎研究、児童虐待を疑うケースの模擬検証、スタッフのお子さんから協力を得たエコーハンズオンや、保護者への指導を目的とした家庭看護力サポーター養成講座など、多彩で盛りだくさんでした。

児童虐待の模擬検証を当日割り振られたグループに分かれて行い、順番に発表する様子。
皆さん熱心に取り組んでいます。

毎年少しずつ内容を変えながら毎年開催されているワークショップとそれを支える八幡病院のスタッフのパワーに敬意を表し、その一席を担わせて頂けたことに感謝しながら、群馬でもこれを見習ってみんなで小児救急を学べる機会が設けられたあらいいなと思いつつ帰路につきました。


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