『AHA Resuscitation Science Symposium 2018』 vol.1「Road to Chicago!」

どうも金畑です。
先日1110日から1111日までの2日間(前夜祭的なものを入れると3日間)、IllinoiChicagoで行われた『AHA Resuscitation Science Symposium 2018』に、当科の小倉先生、当院初期研修医の岡田先生と参加してきました。
小倉先生は国際学会の常連ですが金畑や岡田先生にとっては初めての国際学会でした。

さて、出発から帰国までの35日の工程をつづっていきます。前橋赤十字病院救急科ブログ史上、最長を目指していくのでお付き合いください。お急ぎの方は、「3日目」まで飛んでください。それでも余分な情報が多いのは御容赦ください。


☆1日目 日本 119日金曜日

1825分成田空港発、O‘Hara International Airport着の飛行機に搭乗予定の出発日。空港で3人が集合した時間(つまり僕が最後に到着した時間ですが)には、搭乗予定の飛行機が10分早まるという情報が電子掲示板に表示されていました。
僕の消化管が緊張の余りに下っていること以外に問題が無かったので、さっさと三人とも出国手続きを済ませました。免税店での買い出しを済まし、出発ゲート付近の椅子でしばらく出発までChicagoでの路線図確認とかをして時間を潰していました。

搭乗機の出発は1815分に修正されていたはずでしたが、いつの間にかその修正も消えていていました。予定通りに搭乗しましたが、出発時間が過ぎた1830分になっても一向に飛行機が動きませんでした。気づくと、外は大雨になっていて、大粒の雨が飛行機の船体や翼をたたきつけていました。それのせいなのか、不幸なアナウンスが入りました。「渋滞のためにしばらくゲート待機になった、15分くらいで出発になると思う」と。

15分くらいが経ち、ようやく飛行機のエンジンに火が入り、動き出しましたが、数分誘導路を走ったと思ったら止まって、動き出しては止まって…を繰り返していました。その間、何度も飛行機のジェット音が聞こえたので、滑走路までの出発待ちを繰り返していたのでしょう。結局、離陸したのは1830分ごろでした。

隣に座っていた小倉先生は、ビールやワインをあおりながら、僕と発表内容や今後の研究のことを話ました。しかし、しばらくすると少し酔ったようでダウンしてしまいました。


☆2日目 Chicago 119日金曜日
 
もともと、シカゴに1510分に到着予定でした。これなら、電車でホテルに向かい、ゆっくり着替えたのちに、Young Investigator AwardYIA)の授賞が行われる食事会に遅れずに到着して…とできたはずでした。そう、お気付きでしょう。出発が遅れたことで、到着が遅れ、入国が遅れました。またターミナル間のシャトルバスも待たされましたし、(これはしょうがないですが)空港からシカゴ市内まで電車が長いこと長いこと…。19時から食事会が開催されるにも関わらず、ホテルに着いたのは18時半過ぎ…。
 
急いでスーツに着替え、電車を乗り継ぎ、会場に着いた頃には20時頃となっていました。到着した時には、数多くの円卓のほとんどが各国の参加者で埋まっていました。
受付で自分の名札をもらい、会場に向かいましたが、小倉、金畑、岡田の三人の名札に書かれているテーブル番号が違うではありませんか。これはハードルが高い…。そう思っていたら、「どうぞお好きな席に」とのこと。
 
YES
 
と思ったのもつかの間、既に開始から1時間経過した会場ですから、3つ席が空いているテーブルなどありませんでした。結局、2人、1人で別れ、席に着きました。周りの方と片言の英語であいさつをどうにか済ませて、食事にありつきました。
メニューは肉です。アメリカですからね。でも肉だけでは無く、サラダもついてきました。ポテトが。立派な野菜、サラダですね。隣に座った岡田先生はしっかり食べていましたが、僕はというと、緊張のせいか胸がいっぱいで全然食べられませんでした。
 
その後、「Young Investigator Award」という優れた研究に対しての授賞式がありました。今年は残念ながら日本人の受賞者はいませんでした。ReSSでは多くの発表がありますが、そのうちの10本程度の優れた研究に与えられる素晴らしい賞です。これを小倉先生は連続6年で受賞するという偉業を達成されているのです。すごいですね。
 
授賞式後はデザートが出て流れ解散となりました。五大湖からの氷点下の風が吹き付けるシカゴの街を歩いてホテルまで帰りました。



つづく・・・

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