『第21回エンドトキシン血症救命治療研究会』に参加しました。

小橋です。
遅くなりましたが、2/10-/11にかけて、「第21回エンドトキシン血症救命治療研究会」に参加してきました。


「エンドトキシン」は細菌の壁を構成する糖の一種ですが、体内に存在することで発熱など様々な生体反応(免疫系の賦活化)を引き起こします。

当院でも重症敗血症(特に下部消化管穿孔)の患者さんに対してはエンドトキシン吸着療法を行うことがあります。最近では、敗血症に限らず、間質性肺疾患に対しエンドトキシン吸着療法を行うこともあります。まだ、病態の解明が進んでおらず、エンドトキシン血症をどのようにコントロールするか様々な研究が行われています。


当科からは私のみが発表を行ってまいりました。
『関節リウマチ関連間質性肺炎急性増悪に対してPMX-DHPおよびVV-ECMO を導入し救命しえた一例』


かなりマニアックな研究会ですが、エンドトキシンの世界(?)では有名な先生方が数多くおられ、また、救急分野の先生も多数参加しておりました。
エンドトキシンとバイオマーカーについて、エンドトキシンと免疫についての発表など、臨床ばかりの自分にとっては???。勉強不足ですみません、といった基礎医学の発表も多かったのですが、全体的にはとても勉強になりました。

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