無関係ではなくなっている時代だからこそ・・・~「MCLS-CBRNEコース」受講報告~
町田です。
前回は内海先生より病院前での多数傷病者事案への対応に関して学ぶ「MCLSコース」の受講報告をしてもらいました。今回はMCLSの後に“CBRNE”という恐るべし5つのアルファベットがついた「MCLS-CBRNEコース」を受講したのでその報告をします。
ちなみにこの“CBRNE”とはCBRNE;Chemical(化学)、Biological(生物)、Radiological(放射性物質)、Nuclear(核物質)、Explosive(爆発物)を総称したもので、これら によって発生した災害をCBRNE災害と称しています。
会場は新潟大学医療人育成センターでしたが、駅前からバスを乗ったあたりからどんどん目の前が白くなり、大学近くで降りてから会場までまさかの迷子・・・15分ほど大学キャンパス内をさまよっていました。C(Cold),B(Brezard),R(路頭に迷って),N(涙が出てきそう),E(えらいこっちゃ~)と心の中で叫びながら何とか時間ギリギリにコースに間に合いました。
「MCLS-CBRNEコース」の目的、行動目標は以下の通りです。(日本集団災害医学会ホームページより引用)
【目的】
MCLS-CBRNE研修は、災害医療または防災業務に従事する者が、あらゆるテロ・特殊災害の現場対応の初動を、通常の活動の延長線上として適切に行うことにより、傷病者の救命率及び社会復帰率の向上に資することを目的とする。
【行動目標】
CBRNE研修では、CBRNEテロ・災害現場の初期対応において、以下の各項目を達成することを目標とする。
(ア)CBRNEすべてについて共通の初期活動を理解する(All hazard approach)。
(イ)検知・ゾーニング・除染等、CBRNEテロ・災害の特性を理解する。
(ウ)個人防護の重要性を理解する。
(エ)除染トリアージを理解し、実践する。
(オ)CBRNE災害現場において、他の関係機関と連携できる。
最初に講義があり、そのあとは机上訓練、トリアージの実践などを行いました。
また机上訓練ではグループ内に警察の方がいらっしゃって、消防や医療とは異なるアプローチでこのようなテロ災害現場に対応することを知ることができました。
このような現場での医療活動についてははより警察、消防、そして行政、専門機関との連携がなによりも大切になります。医療チームの下手な行動はそのまま死に直結するかもしれません。
このような現場にはいきたくないのが本音です。しかしながらいま世界中で起こっている事件を考えると他人事とは言えなくなっており、また東京オリンピック・パラリンピックの開催も近づいてきています。
このようなことに無関係ではなくなっている時代だからこそ、CBRNEに対する正しい知識を知り、各機関との連携をつねに強化していくことが必要だと強く感じました。
前回は内海先生より病院前での多数傷病者事案への対応に関して学ぶ「MCLSコース」の受講報告をしてもらいました。今回はMCLSの後に“CBRNE”という恐るべし5つのアルファベットがついた「MCLS-CBRNEコース」を受講したのでその報告をします。
ちなみにこの“CBRNE”とはCBRNE;Chemical(化学)、Biological(生物)、Radiological(放射性物質)、Nuclear(核物質)、Explosive(爆発物)を総称したもので、これら によって発生した災害をCBRNE災害と称しています。
会場は新潟大学医療人育成センターでしたが、駅前からバスを乗ったあたりからどんどん目の前が白くなり、大学近くで降りてから会場までまさかの迷子・・・15分ほど大学キャンパス内をさまよっていました。C(Cold),B(Brezard),R(路頭に迷って),N(涙が出てきそう),E(えらいこっちゃ~)と心の中で叫びながら何とか時間ギリギリにコースに間に合いました。
「MCLS-CBRNEコース」の目的、行動目標は以下の通りです。(日本集団災害医学会ホームページより引用)
【目的】
MCLS-CBRNE研修は、災害医療または防災業務に従事する者が、あらゆるテロ・特殊災害の現場対応の初動を、通常の活動の延長線上として適切に行うことにより、傷病者の救命率及び社会復帰率の向上に資することを目的とする。
【行動目標】
CBRNE研修では、CBRNEテロ・災害現場の初期対応において、以下の各項目を達成することを目標とする。
(ア)CBRNEすべてについて共通の初期活動を理解する(All hazard approach)。
(イ)検知・ゾーニング・除染等、CBRNEテロ・災害の特性を理解する。
(ウ)個人防護の重要性を理解する。
(エ)除染トリアージを理解し、実践する。
(オ)CBRNE災害現場において、他の関係機関と連携できる。
最初に講義があり、そのあとは机上訓練、トリアージの実践などを行いました。
また机上訓練ではグループ内に警察の方がいらっしゃって、消防や医療とは異なるアプローチでこのようなテロ災害現場に対応することを知ることができました。
このような現場での医療活動についてははより警察、消防、そして行政、専門機関との連携がなによりも大切になります。医療チームの下手な行動はそのまま死に直結するかもしれません。
このような現場にはいきたくないのが本音です。しかしながらいま世界中で起こっている事件を考えると他人事とは言えなくなっており、また東京オリンピック・パラリンピックの開催も近づいてきています。
このようなことに無関係ではなくなっている時代だからこそ、CBRNEに対する正しい知識を知り、各機関との連携をつねに強化していくことが必要だと強く感じました。
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