観測史上最大の積雪のもとでの対応!反省とこれから・・・

町田です。

今日は朝から群馬大学に行くことがありましたが、普段なら10分でたどり着くところが1時間もかかりました。また夜には高崎総合医療センターに行く用事がありましたが、車の流れはだいぶ良くなっているもののまだまだ雪が残っています。こんなに隣の町が遠いと感じたのは初めてです。
当院を始めどの病院も駐車場の除雪がまだまだ大変なようです。当院は今日に引き続いて明日もできるだけ徒歩での通勤のお達しが出ています。
 


先ほどのニュースでは、群馬県が今のところ今回の雪害に伴う死亡者が最も多く出ているようです。行政の対応への不満も多く出ているところですが、病院で悲惨な状況を目の当たりにしながら、基幹災害医療センターとして、災害医療コーディネーターや統括DMATが多く在籍する病院として、もっと情報を発信して各機関と連携をとって活動するうねりを起こせなかったことをとても後悔しています。
今回はあまりの雪のために、2月15日の昼の時点で新たにスタッフを参集させることが危険と判断して災害対策本部を立てずに院内にいるスタッフと各部署の調整すると医長判断をしました。そして上司の的確な判断とリーダーシップ、そして各部署での対応で院内の対応はかなりスムーズに進んでいました。各部署の臨機応変で柔軟な対応力にとても感激しました。しかし、病院全体としての災害モードになっていなかったため、外部組織との連携や県の危機的状況への積極的な介入に手を回すことができませんでした。このことはとても反省しています。

防災ヘリや県警ヘリはすでに動き出していますが、ドクターヘリは今日も動くことができませんでした。明日はドクターヘリ症例検討会を予定していましたが、まだまだ県、消防、病院それぞれが災害対応に追われているため延期としました。
孤立した地域へのヘリでの支援など出来ることはたくさんあると思います。基幹災害医療センターとしてこの難局を打開するために県や各機関と協力体制を強化しなくてはいけません。

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