毎日のあいさつ!~顔の見える関係の原点~
前回は群馬県ヘリコプター合同勉強会の話題でしたが、群馬県において防災ヘリとドクターヘリがとても仲良く活動できている原点がこの動画の中にあります。
まずは動画をどうぞ・・・
群馬県ドクターヘリの基地病院である前橋赤十字病院は狭い屋上ヘリポートであり、給油施設や格納庫がありません。運航開始当時は給油のみを群馬ヘリポートで行っていましたが、冬のとんでもない屋上の強風、夏のおそろしい雷を伴った雷雨からドクターヘリを守るために、現在は毎日夜間は群馬ヘリポートの格納庫にヘリを収納しています。
医療スタッフをは毎朝8時には病院から群馬ヘリポートへ出勤し、ヘリの資器材のチェックを行いストレッチャーの出し入れの確認を行います。その後、格納庫からヘリをスポットまで移動します。
ちょうどその時間帯に防災ヘリの格納庫のシャッターが開き、防災航空隊の皆さんと朝のあいさつが交わされます。そしてドクターヘリが病院へ朝の帰還をする際も(ちょうど防災航空隊の方々は体操からランニング中)、必ず地上からドクターヘリに向かって大きく手を振ってくれます!
運航クルーのみならず医療スタッフも防災航空隊の方と顔を見ながらあいさつを交わすことがほぼ毎日行われ続けています。出動から戻ってきて給油中などには、時々防災航空隊の待機室に足を運んだり、また県警航空隊の方ともあいさつを交わすこともよくあります。
狭い屋上ヘリポートであるために給油や格納ができない不便を抱えつつも、逆にそのことがあるがために防災ヘリや県警ヘリとの密接な関係の形成にとっては大きなメリットがありました。
将来新病院になった際は給油や格納ができるようになると思いますが、防災ヘリ、県警ヘリとの良い関係をいかに維持、発展させていくかを、勉強会をはじめ様々な手段を考えていく必要がありますね。
手前から、群馬県防災航空隊(はるな)、赤十字飛行隊所属ヘリ、 群馬県警察航空隊ヘリ(あかぎ)、そして群馬県ドクターヘリです。 |
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