吊られています!~防災ヘリ同乗実習~
町田です。
群馬県消防防災ヘリと群馬県ドクターヘリの連携がかなり固いことは今までも何度も書いてきましたが、今月もすでに2回コラボレーションの活動がありました。
群馬県ではドクターヘリが運航開始する半年前から『防災ヘリ・ドクターヘリ的運用』が始まっており、防災ヘリに同乗して現場に出動するために事前に群馬ヘリポートで『防災ヘリ同乗実習』を行っていました。
実際にドクターヘリの運用が始まってからも、重複要請に防災ヘリ・ドクターヘリ的運用で出動したり、多数傷病者事案に防災ヘリでセカンドクルーとして現場に応援に駆け付けたり分散搬送で同乗したりすることがあります。
またドクターヘリで現場近くのランデブーポイントまで行ってさらに現場まで支援車や徒歩で駆けつけた際に、傷病者の状態や行った処置によってはドクターヘリまで戻るよりも防災ヘリで吊り上げられた方が早いときがあります。実際にドクターヘリ運航開始から1ヶ月もたたないうちに、ドクターヘリと登山でむかった山奥の現場から傷病者とフライトドクターが防災ヘリで吊り上げられ、そのまま基地病院に搬送されたことがありました。そのような想定は事前にしていませんでしたが、その時点から現場の判断でこのような活動が行われていたのは群馬県の自慢でもあります。
実際にこのようなこともあったことから、防災ヘリ同乗訓練には『吊り上げ研修』を行っていただいております。
尚、群馬県では防災ヘリ同乗したフライトドクターが、防災航空隊とともに現場にロープで降りることはしていません。安全が確保されていない現場に降りる訓練を受けていない、ドクターを降ろすために余計な時間がかかる、医療ヘリと救助ヘリのミッションにおけるリスクの差が大きい等、常に訓練していない僕たち自身が救助活動のリスクになる可能性があるからです。そのかわりに余計なストレスがない環境で迅速に救助していただき、そのすぐ近くのランデブーポイントですぐに医療チームに引き継げるようにドクターヘリでスタンバイしています!
群馬県消防防災ヘリと群馬県ドクターヘリの連携がかなり固いことは今までも何度も書いてきましたが、今月もすでに2回コラボレーションの活動がありました。
運航開始から昨日までの防災ヘリ・ドクターヘリのコラボ事案 |
群馬県ではドクターヘリが運航開始する半年前から『防災ヘリ・ドクターヘリ的運用』が始まっており、防災ヘリに同乗して現場に出動するために事前に群馬ヘリポートで『防災ヘリ同乗実習』を行っていました。
実際にドクターヘリの運用が始まってからも、重複要請に防災ヘリ・ドクターヘリ的運用で出動したり、多数傷病者事案に防災ヘリでセカンドクルーとして現場に応援に駆け付けたり分散搬送で同乗したりすることがあります。
またドクターヘリで現場近くのランデブーポイントまで行ってさらに現場まで支援車や徒歩で駆けつけた際に、傷病者の状態や行った処置によってはドクターヘリまで戻るよりも防災ヘリで吊り上げられた方が早いときがあります。実際にドクターヘリ運航開始から1ヶ月もたたないうちに、ドクターヘリと登山でむかった山奥の現場から傷病者とフライトドクターが防災ヘリで吊り上げられ、そのまま基地病院に搬送されたことがありました。そのような想定は事前にしていませんでしたが、その時点から現場の判断でこのような活動が行われていたのは群馬県の自慢でもあります。
実際にこのようなこともあったことから、防災ヘリ同乗訓練には『吊り上げ研修』を行っていただいております。
先日、星野先生が吊り上げられているところを、群馬ヘリポート待機中の宮崎先生が激写! |
尚、群馬県では防災ヘリ同乗したフライトドクターが、防災航空隊とともに現場にロープで降りることはしていません。安全が確保されていない現場に降りる訓練を受けていない、ドクターを降ろすために余計な時間がかかる、医療ヘリと救助ヘリのミッションにおけるリスクの差が大きい等、常に訓練していない僕たち自身が救助活動のリスクになる可能性があるからです。そのかわりに余計なストレスがない環境で迅速に救助していただき、そのすぐ近くのランデブーポイントですぐに医療チームに引き継げるようにドクターヘリでスタンバイしています!
お疲れ様です。
返信削除町田先生、私、ブログ拝見させて頂いており、幾度か投稿も匿名でさせていただきましたが、やっぱり、赤十字の町田先生達みたいな暑い先生には、お会いした事無くいつも感動させてあただいています。
本当に、町田先生達みたいな医師は館林にも居るのでしょうか??
本当に命を大切に救おうとしてくれる医師は館林にも居るのでしょうか??
私の地元、館林で某病院では、助かる患者も助からず、無くなった方から、器具を入れたまま腹を閉じてしまっり...現に私の祖父も、脳内出血も気付いてもらえなく、なんの処置もなく、私の目の前で亡くなりました。私は病院なのに、私が祖父の心臓叩きました。何の熱意も感じませんでした。私の祖母は小倉先生を始め、赤十字の医師たちに救われました。今度館林に戻れるまで元気にさせてもらえました。でも、館林に戻るのが不安です。館林の医師、皆に町田先生達みたいなあつい気持ちを持っていただきたい。
これは、私の本音です。
chiakiさん、コメントありがとうございます。
返信削除chiakiさんが心の奥の思いを書いてくださったので、僕もここで本音でお応えしようと思います。
館林には素晴らしい医師、看護師、技師、救急救命士がたくさんいます。日々の診療はもちろんですが、休みの日に心肺蘇生や外傷診療の教育コースを熱心に参加(しかも指導者として!)していたり、当院で開催している蘇生コースや災害対応コースでもいつも多くの救急救命士が熱心に指導してくれています。僕もその熱意にこたえるべく、来月館林で開催される心肺蘇生コースに参加することにしています。館林の皆さんの熱意に触れることで自分もよりがんばる気持ちになれます。館林にはそのようなスタッフが多くいることをぜひ覚えておいてください!
確かに身内に不幸があったことは本当に悲しいことだと思います。しかしそれは前橋でも高崎でも東京でもどこでも起こる可能性があります。もちろん起きないように細心の注意を払ってはいますが…患者さん、患者さんのご家族、病院スタッフがよく顔を合わせてお話しして、より良い関係を作っていくことでこのような悲しいことも必ず減らすことができます。これからもともに同じ方向に歩みを進めていきましょう。みんなよくなることを願って全力を尽くしていることは間違いありませんからね!