帰ってきた防災ヘリ!

町田です。

毎年の冬になるとスキー場への出動が増えるドクターヘリですが、今年は例年ほどスキー・スノーボード外傷が少ないようです。スキー場への救急車の出動も例年より少ないとのことで、群馬で安全に楽しくウィンタースポーツを楽しんでいただけているようですね。
それに比べて全国的にも今年は冬山での遭難事故が相次いでいます。群馬県でも同様で消防防災ヘリ(はるな)と県警ヘリ(あかぎ)が忙しく捜索、救助活動を行っています。


実は1月半ばから群馬県消防防災ヘリが約1ヶ月にわたる耐空検査(車で言う車検)に入っていましたが、検査を終えてようやく2月16日に群馬の空に戻ってきました。
ドクターヘリにとって群馬の空の大先輩であり、また救助患者の引継ぎやドクターヘリ的出動などでかなりコラボレーションを行っている大切な仲間です。

復帰後から1週間ですでにドクターヘリとのコラボレーションが3件行われています。
救助患者さんのドクターヘリへの引継ぎや、重複要請時のドクターヘリ的出動など、群馬では当たり前のように行われているこのような活動ですが、すべて群馬県防災航空隊の方々の協力があってのことです。
『防災ヘリ・ドクターヘリ的運用』
この日は強風のため、スタッフが群馬ヘリポート
まで急行して防災ヘリで現場に向かいました。
『防災ヘリ・ドクターヘリのコラボレーション』
この日はランデブーポイントの状態から2機並べることができないパターン。
①まずドクターヘリが着陸し医療スタッフは救急車内で待機
②続いて防災ヘリが着陸し傷病者を救急車内へ移動(治療開始)
③再びドクターヘリが着陸し治療が終了した傷病者と医療スタッフを搬送

防災ヘリの同乗研修や群馬ヘリポートで待機中のちょっとした会話など、顔の見える関係はばっちり形成されています。実は県警ヘリのスタッフの皆様とも顔なじみです。定期的に勉強会も開催しています。
様々な活動するにあたって必ず立ちはだかってくる組織の壁・・・しかし群馬の空の活動では少なくとも現場レベルでは組織の分け隔てなく連携が行われています!

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