ドクターカーチームができること?~「前橋ドクターカー事後検証会議ミニレクチャー」~

町田です。
前橋ドクターカーに関わることについて今年度は小橋先生が多くの業務を引き受けてくれて、ドクターカーから世代交代を始めているところですが、小橋先生がしばらく修行の旅に出ているため毎月2回開催している「前橋ドクターカー事後検証会議」の進行を久しぶりに行っています。
本会には前橋市消防局の救急隊員のみならず通信指令課の方々も参加していただき、また群馬大学医学部附属病院のカースタッフの皆様にもご参加いただいています。

検証のポイントの一つとして、
・なぜドクターカーをキャンセルしたのか?
・なぜドクターカーを継続したのか?
ということで、キャンセルをするにしても継続をするにしても、しっかり根拠をもって判断することを重視しています。もちろん判断した根拠が大切であり、その結果については問いません。

このような判断するために、救急隊はドクターカーチームが来ることでどのようなメリットがあるかを把握しておく必要があります。
そこで先月から「ドクターカーチームができること」というシリーズで、処置に関するミニレクチャーを行っています。ちなみにこのレクチャーも小橋先生が中心になって企画してくれました。

9月のテーマは「骨髄路確保」、10月のテーマは「胸腔ドレナージ」でした。
処置の仕方の説明ではなく、これらの処置の適応、そのために必要な観察や無線で提供する情報、そして処置後の搬送中の注意点などを簡単にまとめてレクチャーを行いました。

来月のテーマは「外科的気道確保」を中心に気道確保の話題にする予定です。
さらに来年からは現場活動の注意点など消防側からのレクチャーを頂きたいと考えています。

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