温泉地における患者搬送システムについて~「日本温泉気候物理医学会関東・上信越地区研修会」で講演しました。~

増田です.
324日(土) 東京上野公園の東京文化会館にて,日本温泉気候物理医学会の関東・上信越地区研修会において,講演する機会をいただきました.

講演前に立ち寄った上野公園の桜です.
パンダ+満開の桜で,観光客も国際色豊かに大勢いました.



私は慈恵医大の出身です.本会の幹事である慈恵医大附属柏病院救命センター長の卯津羅先生から当科中村センター長へ,「慈恵医大の出身者に講演を依頼したい」との声がかかり,縁あって私が担当することとなりました.


 
「温泉地における患者搬送システムについて」というテーマで,約50分の講演をさせていただきました.
 
 
さらに国際医療福祉大学病院救急医療部長の和田崇文先生から「那須地区における救急症例の特徴」という題でご講演されました.(昭和61年卒の和田先生と昭和61年生まれの私が同じ場で話をするのは恐縮極まりない状況であり,何割か増しで緊張しました…)
 
和田先生からは20173月に発生した那須の雪崩事故を,私からは今年1月に発生した草津白根山の噴火事故を,講演の中に盛り込ませていただきました.
どちらも温泉地近くで発生した事故であり,卯津羅先生からも是非話してほしいとのご依頼がありました.当院スタッフや県レベルの活動内容をまとめ,当院で受け入れたトリアージ赤傷病者の治療経過などを含めて講演をしました.
 
 
仕事を続けているうちに,このように学会での講演機会をいただくなど,徐々に活動の幅が広がっていることに充実感を覚えています.今後もさらに,当科のプレホスピタル・ERICU・病棟・災害診療の能力を磨き,培った知識・技術・考えを院外にも発信していければと思います.


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