MIMMS群馬コースに参加しました。
後期研修医の増田衛です.
Hospital MIMMSは,発災時に病院がどのように傷病者受け入れ態勢を構築すれば良いのかを学んでいくものです.2日間みっちり講義や机上訓練がありました.最後に筆記試験(マルバツ問題100問)を受けて修了しました.
先日,3日間で2種類の講習を受けました.
・3月4日:1day MIMMS(Major Incidents Medical Management and Support)
・3月5日〜6日:Hospital MIMMS
ミムズと略されるこの講習では,災害時に我々医療スタッフはどのように行動すれば良いのかを学びます.
災害医療でよく聞くのはDMAT(Disaster Medical Assistance Team)やMCLS(Mass Casualty Life Support)といった組織や講習ですが,その概念はMIMMSが大元となっています.日本の災害医療の原点とも呼ぶべき講習を受けたことになります.
また,今回の講習費用は,群馬県庁医務課の予算から捻出されました.それぐらい,災害時に動ける人間を増やすことは自治体にとって喫緊の課題なのだろうと感じました.
1 day MIMMSは本来3日間かけて行われるMIMMSを1日に凝縮させたものです.災害現場において,医療組織が警察・消防など他の組織とどのように協力して動いていくかを勉強しました.短時間ながら中身は濃いものでした.
MIMMS日本委員会ホームページより(http://www.mimms-jp.net/) |
MIMMS日本委員会ホームページより(http://www.mimms-jp.net/) |
僕は救命・救急を志した人間として常々,災害発生時のような非日常状態において,事態の収束へ向けて慌てず行動できるようになりたいと考えています.
そのための題材を多く学ぶことができ,非常に勉強になりました.
インストラクターの取得も検討し始めています.
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