経皮的気管切開術の勉強会を開催しました。

小橋です。
12/8に救急科、研修医向けに経皮的気管切開術の勉強会を開催しました。


気道確保・気道管理は最も基本かつ重要な手技、手法ですが実際にやってみると本当に奥が深く、難しいことを実感させられます。「挿管は何となくできるけど…」「挿管できなかった時にどうしよう…」という研修医も多いです。

今回は、気道確保の1つの方法として、キットを用いた経皮的気管切開術の方法、デバイスを用いた気管挿管の練習を行うことを目的に、医療機器メーカーの協力のもとで、ブタの肺付き気道を用いて勉強会を行いました。

ブタの肺に人工呼吸器を接続し、呼吸器モードを変更

自分は何度かキットを用いた経皮的気管切開をやったことはあるのですが、研修医は全員が初めての経験だったようで、不慣れな手つきながらも実際の気管を用いて手技を行い、人工呼吸器に接続し、肺が拡がるところまで確認してもらいました。

また、ブタの肺を人工呼吸器に接続して呼吸モードを変更したり、医原性気胸をつくったりと、人工呼吸器設定のLectureも行っていただきました。

気管挿管のブースでは、麻酔科研修でしか使う機会のない気管挿管デバイスを用いて気管挿管を行いました。


研修医からの評判も上々で、今後もこのようなトレーニングの機会を増やし、「気道管理に強い」研修医がどんどん増えていけばと思います。

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