猛暑日・・・ICUもホットです!

町田です。

今日は群馬県館林市で全国最高の37.6度を記録しました。風邪を引いたときの体温だと思うと、本当にぞっとしてしまう暑さです。当院のある前橋市も35.6度と僕の平熱と同じ温度を記録しました。

この3連休はニュースでも多く報じられているように、全国で熱中症や水の事故による救急搬送が多かったようですが、群馬でも同じく熱中症による救急事案が多くERも点滴を受ける患者さんにあふれていました。
群馬県ドクターヘリも、この3連休で熱中症事案も含めて10件出動し17名の傷病者に対応しました。明日もさらに暑くなるとのことですので、皆さん体調管理に十分お気をつけください。
3日連続日没間際までの運航でした!
ひとまるちゃんもクールダウンが必要そうです。


暑い外とは対称的にICUでは快適な室温で医療を提供していますが、業務内容はいつもホットです!この1週間で約20名の新入室患者さんがありましたが、次々当院に搬送される重症患者さんを受け入れるためには1日でも早い患者さんの回復をより強く求められます。
この3連休は特に研修医をはじめ若手の医師がICU専従医として頑張っていました。まだまだ悩むことが多い時期ですが、特にこの連休中はゆっくり考えている暇は全くありませんでした。
患者さんが発するサインを必死に感じ取ろうとする姿と、
そのサインに対して何ができるか必死に考える姿。

『患者さんにとっては、教授や院長でも研修医でも同じ医師。期待されることは同じなので、若いことは患者さんに対する言い訳にならない!』と10数年前に恩師に言われたことがあります。患者さんの回復のために自分が今できるベストを尽くし、そして足りないことは必死に学ぶ姿勢が求められます。
 今年ICUで行われたグラム染色による検鏡回数は500回を超えています。
すべては早期診断、早期治療のために!
患者さんから得られた所見から、今起こっていることを考察し、そして治療の計画を立て、その治療結果に対する評価を行うこと・・・それはドクターヘリやERだけでなく、ICUでも連日行われています。このことを繰り返し行うことによって患者さんの早期回復と一般病棟への早期転棟に導いてくれます。
 いろいろな新しい医療機器が登場しています。
緊急の検査や治療での移動に役立つ人工呼吸器、モニターや、
すぐに使えるエコーなどの機動性の高い機器も活躍しています。

『ICU、クールなお部屋で、ホットな仕事!』

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