統括DMAT登録者技能維持研修に参加しました。

町田です。

先週末のHospital-MIMMSコースに続き、週明けの2日間は国立病院機構災害医療センターで開催された「統括DMAT登録者技能維持研修」に受講生として参加しました。ちなみに中野センター長、中村先生はインストラクターとして参加しており、3名の留守の間も病院業務を行っていただいたスタッフの皆さんに感謝しております。

*『統括DMAT登録者』とは・・・
厚生労働省が実施する統括DMAT研修を修了し、厚生労働省に登録された隊員(医師)で、通常時はDMATの訓練、DMATに関する研修、都道府県の災害医療体制に関する助言等を行う。統括DMAT登録者は、災害時に、各DMAT本部の責任者として活動する資格を有する。(DMAT活動要領より抜粋)



災害時に多くのDMATが参集した時に、TTTを実行するためにはCSCAの確立が必要です。CSCAを確立しTTTを実行するためには、場を仕切る人・・・いわゆる統括が必要です!
当院には5名の統括DMAT登録者がいて、実際に様々な災害救護活動で本部機能を担うことがありました。良い指揮命令系統、コミュニケーションを確立することが良い活動につながります。
僕自身も約3年前に統括DMATに登録されましたが、やはり定期的なスキルの維持と更新が必要であるために、今回技能維持研修への参加となりました。この2日間、講義、机上訓練などにおいて全国の統括DMATの方々と様々なディスカッションを行いました。インストラクター、受講生ともにほとんどの方々が僕より経験豊富な先生方であり、一緒に時間を過ごすだけで多くのことを学ぶことができました。

実際に本部に入ったDMAT隊として訓練しました。

活動戦略を立ててそれを実行するために統括を行うために、傘下に入るDMATに十分な心遣いを忘れてはいけません。そのためには顔の見える関係だけではなく、相手の心も見える関係つくりが大切です。


今回の研修では本ブログと相互リンクしている『それいけ!ドクターヘリ』という高知医療センタードクターヘリブログを担当する齋坂先生とお会いすることができました。いろいろお話しする機会があり、情報交換をすることができました。これからもよろしくお願いします。
齋坂先生とともに。ぐんまちゃんが高知へお供します!
☆高知医療センタードクターヘリスタッフブログへどうぞ⇒http://drheli.blog55.fc2.com/#366

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