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10月, 2018の投稿を表示しています

‟なぜ、医師を目指したか!”~みどり市立笠懸小学校キャリア教育~

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町田です。 いまとなってはどのようなきっかけだったのか覚えていないのですが、群馬県みどり市の小学校教師との縁でみどり市内の小学校で特別授業を始めて10年になりました。 今年度も授業の依頼をいただき、先日26日に「みどり市立笠懸小学校」で6年生を対象に特別授業の教壇に立たせていただきました。実は小さい頃に「小学校の先生になりたい!」という夢をもっていたので、毎年いただくこの機会を楽しみにしています。 まずは「理科」の授業から開始です。 6年生は理科の授業の「体の仕組み」で呼吸器と循環器の勉強をしていることから、「生命を維持するABC」というテーマで、Airway(気道)→Breathing(呼吸)→Circulation(循環)の順番で普段の救急医療では治療をしていて、「蘇生が必要な救急の知識は小学校の知識で大丈夫!」という話をしました。 途中でクイズを入れたり、見学に来ていた救急救命士を巻き込んでの寸劇を入れたりしながら、児童の皆さんと楽しく授業を進めることができました。 そして次に「キャリア教育」として“なぜ、医師を目指したか!”をテーマに話をさせていただきました。 個人的には理由としてとてもためになるようなきっかけはなく・・・(テレビの影響をたくさんうけたことは以下の図を見ればわかると思います。)ですが、救急医になるためにどのようなことを考えながら研修医時代を過ごしたか、またその中から自分の中のモットーを紹介させていただきました。 具体的なことは何も提示しませんでしたが、「何をする」と考える前にまず自分が「何ができる」のか、そしてそのために何事にも挑戦することや自分の可能性を信じることの大切さを語って特別授業は終了となりました。 今年度も給食をごちそうになりました。 栄養士さんからもお声掛けいただき、おなかも心も満たされた素敵な時間となりました。 実は10月中に中村センター長が前橋市内の中学校で講演をしており、11月には町田が前橋市内の小学校、渋川市内の中学校で講演をする予定です。 これからも未来を担う若者に「命の大切さを伝える」ことも、医師として大切な使命です!

熱傷診療のエキスパートから学ぶ!~「中京病院見学」報告~

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10 月 11 日,愛知県の地域医療機能推進機構 中京病院まで熱傷処置の見学に行ってきま した.  前橋赤十字病院は今年の 6 月に新病院に移転し, ICU も 12 床から 18 床にまで増床されました.それによりスタッフの負担も多くなっており,殊に人的,時間的,そして費用的に多大なコストを要する熱傷の包交を少しでも簡略化できないかという事で,日本でも有数の熱傷の治療実績を誇る中京病院へ勉強のために伺った次第です.  病院のホームページよりデータを拝借すると, 2014 年は重症熱傷患者 93 例が救急科,そしてそれと別に同数の 93 例が形成外科に入院となっています.皮膚科他の診療科の 15 例を加えると年間での熱傷入院患者数は 201 例と,かなり豊富な症例数になっています.また熱傷に対する手術は年間 221 件も行われており,さらにそれら重症患者の生存率もかなりの高水準を見せています.   当日は実際に熱傷の包交を 4 例ほど見学させていただきましたが,所変われば処置変わる … よりはるかに差異があり過ぎて驚き、というか無駄がなくて合理的で目から鱗がぽろぽろ落ちてました.各々の施設での所謂『ローカルルール』はいくつもあるとは言え,実際に前橋日赤での包交に導入できそうな良いところがいくつもあり,既に ICU 内で医師(救急科,形成外科,感染症内科),看護師,リハビリスタッフ共同で『新たなスタンダード』を作成しつつあります.     個人的にも,中京病院は熱傷を学ぶにあたって前橋日赤と二択で最後まで悩 んでいた施設なので、このような形で見学ができて良かったです.自分の熱傷診療の礎になりうるいい経験でした. 1 日案内してくださった中島先生をはじめスタッフの皆様に心より感謝いたします. ありがとうございました.

「日本災害医療ロジスティクス研修」にサポート側として参加しました。

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藤塚です 10/20 ~ 23、 岩手医科大学にて「第6回日本災害医療ロジスティックス研修」が行われ、今回はサポート側として参加しました。 ☆昨年の受講時の様子はこちら・・・ https://drheli-gunma.blogspot.com/2017/09/5.html 災害時のロジスティックスとは、簡易に言えば物流や情報の全般的な調整をすることです。人、医療資機材、情報も内容伝達のみだけでなく双方の調節ということもすることがあります。この研修の目玉は、被災地での実践研修があることです。私個人もこの研修を経験し、ロジスティックス能力の向上、災害の疑似体験をすることで、非常に多くのものを学ぶことができました。 今回、一歩引いた立場で参加し、情報を正しく伝える難しさ、何気ないことを確認する必要性、物事を予見しそして修正していく対応能力など、色々学ぶことがありました。 また来年機会があれば参加したいと思います。

「人工呼吸器セミナー」に参加しました。

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初めまして奥田です。 先月末 9/23-24 に田中竜馬先生による「人工呼吸器とことんセミナー」「人工呼吸器トラブルシューティングセミナー」を受講してきました。 田中竜馬先生はアメリカで集中治療・呼吸器内科医として活躍されている先生です。人工呼吸器に関しての本など、著書も多く、皆さん読んだことがあるのではないでしょうか? セミナーは少人数制で気になったことがあればすぐに質問できる環境でした。朝から夕方まで講義と演習を繰り返し行い、実際に呼吸器設定を操作することで、設定の考え方、どのように変更していくのかが身につきました。 特にトラブルシューティングセミナーでは、自分でトラブルの原因を探し対応していくのが印象的でした。実際の診療でも呼吸器のアラームが頻回に鳴る場面に出くわす事があると思います。そんな時に何が原因でどのように対応するべきなのかをシュミレーションできたのは大きな経験になりました。 また一日中苦楽を共にする仲間同士で、お互いの普段の診療内容や環境について情報交換をすることもでき、交流を深められたのも非常に勉強になりました。 定期的に勉強会に参加することで、モチベーションを高め続けていけたらと思います。

遠藤先生、ありがとうございました!

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9月から約2か月間にわたり利根中央病院より遠藤先生がたすき掛け研修(初期研修医)を行っていましたが、今週末をもって研修が修了しました。 遠藤先生 重症呼吸不全、重症外傷などの集中治療管理の研修から始まり、続いて救急外来での初療を学び、研修最終日は中村センター長とともにドクターヘリで病院前診療も経験していただきました。 短期間の研修にもかかわらず当院初期研修医ととても良好なコミュニケーションをとりながら、当科に来る前の感染症内科の研修からとても熱心に取り組んでいました。 短い期間でしたがどうもありがとうございました。 またいつか一緒に働ける機会があることを楽しみにしています。

新病院から見える美しい夕景!

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ここ数日は本当に穏やかな秋晴れが続いています。 日も短くなってきており(昨日の前橋の日没時間は16時56分)、新病院周囲も田畑が広がっているためにきれいな夕陽をヘリポートから見ることができます。 新病院地上ヘリポート 新病院屋上ヘリポート 旧病院の屋上ヘリポートや群馬ヘリポート(地上ヘリポート)からの夕景もとても美しかったのを思い出されます。 旧病院屋上ヘリポート 群馬ヘリポート 日没が早くなりドクターヘリの運航可能時間が日々短くなってきています。 夜が長くなり寒さもこれから厳しくなってきますが、けがや病気に気を付けてお過ごしください。

「災害医療に関するセミナー(@愛知県立大学)」のご案内。

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町田です。 本当に穏やかな秋晴れの日が続いています。 空が青く心晴れやかに、食事もおいしく体もうれしい季節ですが、秋の夜長を利用してたまっている課題やスライド作りに追われている日々です・・・(笑) 当科スタッフは日々の臨床業務に加えて、講演会やセミナーを通じて多くの方々に救急医療のことをより知っていただく啓蒙活動を行っています。 9月26日のブログでは11月18日に高崎市内で開催される「小児救急市民公開フォーラム」(中林先生担当)の案内をさせていただきました。 https://drheli-gunma.blogspot.com/2018/09/blog-post_26.html 今回は12月1日に愛知県立大学看護実践センターで開催される「災害医療に関するセミナー」の案内をさせていただきます。 愛知県には僕も多くのことを教えていただいた高名な先生方がたくさんいらっしゃいますが、群馬県で繋がりがあった方からのご縁で、このたび畏れ多くも講演をさせていただくこととなりました。 今回は3時間というお時間を頂きましたので、局地災害と広域災害についていままでの経験をもとにそれぞれお話しさせていただきたいと考えています。 平時の救急医療を活かした災害時の病院対応~局地災害対応と新病院移転の経験から~ 大規模災害時における地域保健医療の復興への取組み~平成30年7月豪雨災害など、過去の大規模災害の経験から~ いつどこでどのような災害が起こるかわかりません。 しかし災害に関わるために平時よりどのような心がけが必要か、復興に向けて支援はどのようにすすめるべきか、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。 もし興味のある方は以下のホームページより詳細をご確認ください。 https://www.nrs.aichi-pu.ac.jp/nursing/%e3%80%8c%e5%a4%a7%e8%a6%8f%e6%a8%a1%e7%81%bd%e5%ae%b3%e7%99%ba%e7%94%9f%ef%bc%81%e5%9c%b0%e5%9f%9f%e3%81%a7%e3%81%84%e3%81%8b%e3%81%ab%e5%af%be%e5%bf%9c%e3%81%97-%e4%bf%9d%e5%81%a5%e5%8c%bb%e7%99%82/

この時期は仕事中のケガに要注意です。~「労働災害」が急増中!~

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町田です。 「今年の夏の恐ろしく暑い日々や大雨に悩まされた日々はなんだったのでしょうか?」と思ってしまうほど穏やかな日が続いています。 病院の中にこもって仕事するのが悔しいくらい、本当に澄み切った青空が広がっていました! 8月の夏休みシーズンは「交通事故」が多かったのですが、9月後半から10月にかけて一気に「労働災害」の救急搬送が増えています。 特に10月に入って、稲刈りシーズンで1年ぶりに動かす農機具のとりあつかいに慣れなかったり、気候が良いためか屋外の高所での作業が多いようで、機械に巻き込まれたり、高所からの墜落など仕事中のケガが多くなっています。 これから群馬県も紅葉シーズンの真っ只中になり再びこの時期は交通事故が増え、冬になるとスキー・スノーボード外傷が増えます。 時期によって外傷の種類に偏りが出ていますが、今の時期にどのような外傷が多いことをこのようにアナウンスして皆様に意識してもらうことで、少しでも外傷の発生の予防につながることを期待しています。 穏やかなこの時期・・・ケガなく良い秋の日々を過ごしてください。 ドクターヘリもドクターカーも静かに日向ぼっこ・・・出動がないにこしたことはありませんね。

ドクターカーチームができること?~「前橋ドクターカー事後検証会議ミニレクチャー」~

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町田です。 前橋ドクターカーに関わることについて今年度は小橋先生が多くの業務を引き受けてくれて、ドクターカーから世代交代を始めているところですが、小橋先生がしばらく修行の旅に出ているため毎月2回開催している「前橋ドクターカー事後検証会議」の進行を久しぶりに行っています。 本会には前橋市消防局の救急隊員のみならず通信指令課の方々も参加していただき、また群馬大学医学部附属病院のカースタッフの皆様にもご参加いただいています。 検証のポイントの一つとして、 ・なぜドクターカーをキャンセルしたのか? ・なぜドクターカーを継続したのか? ということで、キャンセルをするにしても継続をするにしても、しっかり根拠をもって判断することを重視しています。もちろん判断した根拠が大切であり、その結果については問いません。 このような判断するために、救急隊はドクターカーチームが来ることでどのようなメリットがあるかを把握しておく必要があります。 そこで先月から「ドクターカーチームができること」というシリーズで、処置に関するミニレクチャーを行っています。ちなみにこのレクチャーも小橋先生が中心になって企画してくれました。 9月のテーマは「骨髄路確保」、10月のテーマは「胸腔ドレナージ」でした。 処置の仕方の説明ではなく、これらの処置の適応、そのために必要な観察や無線で提供する情報、そして処置後の搬送中の注意点などを簡単にまとめてレクチャーを行いました。 来月のテーマは「外科的気道確保」を中心に気道確保の話題にする予定です。 さらに来年からは現場活動の注意点など消防側からのレクチャーを頂きたいと考えています。

命のリレーの中継所!~ランデブーポイント登録にご協力お願いします。~

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町田です。 ドクターヘリが消防から要請を受けて基地病院を離陸し、患者と接触するために現場に出動した救急隊とドッキングする場所を設定します。日本ではこの場外離着陸場のことをランデブーポイントとよび、行政や土地の所有者と調整したうえで事前に登録しています。 海外のドクターヘリの多くは患者の発生現場の直近に降りることができるためランデブーポイントの設定はありませんが、事前にこのような場所の登録をしてそこをしっかり使用することを原則としているところが日本的なところであります。 現場直近への着陸のハードルがそこそこ高い現状では、その代わりに離着陸ができる場所を増やしておく方法で対策をとっています。そこで群馬県では運航開始当初約200ヶ所しかなかったランデブーポイントを、消防局・本部の調査や関係機関の協力を頂き現在832ヶ所まで増やしています。 もちろんドクターヘリが離着陸するときは大きな音や強い風が吹くため、ランデブーポイントに登録するにはその場所の所有者や周辺の住民の皆様のご協力があってのことです。 最近は以下の写真のように、「この場所はドクターヘリの離着陸場所です」という看板を設置してくださっているところもあります。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 ランデブーポイントは命をつなぐ中継所です! 832ヶ所でもまだまだ足りません・・・まず最初の目標は1000ヶ所です。 皆様のご協力のほどよろしくお願いします。

「群馬県臨床研修指導医養成講習会」に参加しました。

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増田です. 9 月 29 日(土)〜 30 日(日),群馬県庁で行われました「群馬県臨床研修指導医養成講習会」に参加してきました. 厚生労働省の開催指針に則り構成されたプログラムで,研修医をいかに育てるか,を学ぶ講習会です. 内容は 2 日間で 16 時間の講義・グループワーク・ロールプレイング・発表と目白押しで,非常にタイトなスケジュールでありました.しかしそれに見合う知見を得ることができ,有意義な時間でした. カリキュラムの作成について.研修目標の作成,それを到達するためのプログラム作り,コストや必要人員をふまえた実現可能性,といったことを検討しました. 具体的には,包括目標(例えば,「初期研修修了時には, 2 次救急病院での救急外来の診療を行える」など)を掲げ,これを達成するための個別目標(例えば,「救急車からのホットラインに対応できる」など)を考え,個別目標ができるようになるための方略(例えば,「 1 年目の 9 月までに指導医がホットラインの対応の仕方を講義する」など)を計画していく,というものです. 実際の指導・フィードバックの手法について.研修医の考えを「途中で遮らずに最後まで」聞くこと.できた点を認めること.その上でできなかった点を指摘し次にできるようにするためにどうすればいいかを指導していくこと.参加者が指導医・研修医役となりロールプレイを行うことで,このような点が大事であることがよく実感できました. 週明けから実際に使っていきたいと思える手法でありました. 私もいつの間にか医者 7 年目となり,それまでもなんとなく後輩に「教える」ことはしてきましたが,より強く教育・指導に関わるべき年代になってきていることを,改めて実感しました.