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「ABLSコース」を受講しました。

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こんにちは,吉野です. 先日の熱傷学会関連に続き,併せて熱傷関連のコースに参加してきたので,報告です. 熱傷学会が行われた福岡県 小倉から特急で 1 時間半ほど,大分県 別府にある別府医療センターで開催された『 ABLS : Advanced Burn Life Support 』に参加をしてきました. このコースはアメリカの熱傷学会が執り行っている熱傷の病院前~院内初期診療を 1 日で学ぶもので,向こうでは医師のみならず看護師や救命士なども対象としているようですが,日本では医師のみの対象となっているようです. そしてテキストが全部英語,コース中のスライドも英語(かろうじて横に日本語訳 & トークは日本語),筆記試験まで英語で,日本を愛してやまない自分にはかなり厳しいコース内容でした … .   肝心のプログラムは熱傷の病態生理に始まり,(多くが事故などに伴うものである事から)外傷の診療手順に加えて,様々な熱傷(火焔/化学/爆発/電撃傷 … )への初期診療や創傷の方法や,小児など特殊な熱傷への対応などなど, 1 日のコースとしてはかなりボリュームのあるプログラムでした. 日本には,他に熱傷の診療を系統立って学べるコースは少なく,オリンピック/パラリンピックを控え CBRNE テロも見越した知識や診療体制を構築する上でも非常に有用なコースであるように思いました.

「スキンバンク摘出・保存講習会」「日本熱傷学会講習会」に参加しました。

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お久しぶりです,吉野です. 藤塚先生のブログ記事にあった『熱傷学会』に先立ち, 5 月 22 日に同会場で行われた「スキンバンク摘出・保存講習会」,「日本熱傷学会講習会」に参加をしてきました. スキンバンク摘出・保存講習会は,スキンバンクを摘出できる適応症例からその倫理的側面,また実際の摘出方法などについての座学・ケースシナリオを含めた講習会でした. 当院はスキンバンクの会員施設でありながら,自身の在籍している 2 年間では一度も摘出までに至った症例はなく,だからこそその手順を改めて学ぶことができ,非常にいい経験になりました. 日本熱傷学会講習会は,上のスキンバンク摘出・保存講習会の後に続けて行われた講習会で,今回は以下の 3 本構成でした. ①『取り組もう!子ども虐待が疑われる事例での適切な聞き取りとその記録法』  講師:北九州市立八幡病院小児救急・小児総合医療センター 神薗 淳司先生 ②『熱傷患者における代謝・栄養管理』  講師:慶応義塾大学医学部救急医学 佐藤 幸男先生 ③『熱傷創の治療』  講師:金沢医科大学形成外科 岸邊 美幸先生 会ごとにその演者・トピックは異なるらしいので,学会の度に都度,受講するのもいいかもしれません. 時間が限られており,あまり踏み込んだ内容まで話されなかったのが残念ですが, 内容的にはどれも興味深いものでとても勉強になりました .

『第45回日本熱傷学会総会・学術集会』に参加しました。

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藤塚です。 個人的には、今年度の学会第一弾です。熱傷学会に参加してきました。 当院は、熱傷センターでもあります。形成外科の先生たちと協力しながら、重症熱傷の患者さん治療にあたっています。 今回は、  ・藤塚 口演 『カデキソマー・ヨウ素軟膏が代謝性アシドーシスを引き起こした腎不全合併の熱傷2例』 ・吉野先生 口演 『広範囲熱傷における自己培養表皮の生命、機能予後への有用性について』 ・平井さん ポスター 『熱傷患者に対してのエンゼルメイク』 の発表が当院からありました。   最近は、オリンピックの開催も間近であり、災害関連の話題が豊富です。熱傷学会でも、爆発に伴う多数熱傷患者、火災による多数気道熱傷患者対応など、議論されています。 熱傷治療についても、救命のみならず、どこまでよりよい整容・機能をもたらせるかといった内容が多いです。 また、これをきっかけに院内の体制を整えて、向上させていきたいです。 次は、外傷学会へ!

「世界保健機関国際緊急援助隊熱傷災害診療ガイドライン作成委員会」活動報告 vol.2

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(vol.1から続き)   我々はまず、 2017 年 10 月に WHO 本部に出向き、会議の資料作りを行いました。とても大変でした(笑)。なぜなら、下準備ゼロから始まったからです。 Dr. 林が「 Do you know PubMed?? 」と聞かれ、「 Yes, but are there any draft statements for the meeting? 」と聞いても「 Nothing!! 」と笑顔でかえされた始末です。なんと、そこから文献収集をし始め、我々だけではどうにもならないので、日本熱傷学会や当院の救急科の医師にも協力をいただきながら、最初の1週間で 350 編以上の文献を収集し、残りの1週間で会議にて議論する項目について、全てまとめ上げました。地獄でした(笑)。   そして更に嬉しい?地獄は続くわけですが、次に課せられたミッションは、 2017 年 12 月の本会議に向けた資料作りでした。定型のレポート用紙を作成したいとのことで、書式はコレ!との指示をうけ、議論すべき項目のそれぞれについてまとめました。 まとめの内容は、 ・ ケースシナリオを提示 ・ Problem statement or EMT Challenge ・ Evidence and literature review (文献のまとめ) ・ References (出典元の列挙) ・ Recommendation or Justification (提言の案の作成) ・ Discussion (考察) です。 準備期間は一週間。なんと充実した一週間を送らせてくれるのか!!!トキメいた事を今でも良く覚えています(笑)。   そんなこんなで、 EMT 活動についてのサマリー、災害時における熱傷の重症度判定、災害時における熱傷のトリアージ、災害時における生存不可能な熱傷の定義、災害時における緩和ケア、災害時における熱傷蘇生、災害時における気道熱傷のマネージメント、災害時における創傷被覆、災害時における熱傷手術、熱傷災害専門チームのスタッフ構成、熱傷災害専門チーム育成のための教育とトレーニング、災害時の血液生化学検査、災害時のインフラ整備、熱傷災害時の携帯資機材、化学兵器・生物兵器・放射性物...

「世界保健機関国際緊急援助隊熱傷災害診療ガイドライン作成委員会」活動報告 vol.1

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World Health Organization (WHO) Emergency Medical Team (EMT) Technical Working Group on Burns 「世界保健機関国際緊急援助隊熱傷災害診療ガイドライン作成委員会」 活動報告 ・ 開催場所: 1 回目 -Swansea (英) , 2 回目 -Genova (スイス) , 3 回目 -New Deli (印) ・ 活動内容:国際緊急援助隊の熱傷災害における活動基準を作成する このたび小倉崇以は、日本熱傷学会災害ネットワーク委員会の命を受け、 World Health Organization (WHO) Emergency Medical Team (EMT) Technical Working Group on Burns (世界保健機関国際緊急援助隊熱傷災害診療ガイドライン作成委員会)に参加してきました。活動の開始は 2017 年の秋だったのですが、そこから会議を繰り返し、 2018 年 12 月をもって皆様に報告ができるレベルまで来ました。現在、我々の活動の記録は、提言書としてまとめられ、 Publish へ向かっているところです。 WHO では世界各地の大規模災害に対して、 Emergency Medical Team (以下、 EMT と略しますが)組織を立ち上げて派遣しています。 EMT が変わるきっかけになった自然災害は、 2010 年にハイチで地震です。死者 31 万人以上という大災害でした。ここで EMT 部隊の派遣がありましたが、派遣数がピークに達したのが発災から 10 日後でした。   これは国際的な災害援助のシステム構築ななされていなかったことが原因と言われており、その後、 WHO が率先してその統制をとってゆくことなります。そして 2015 年のネパール地震では、これも死者 8500 名のこれも大災害でしたが、 EMT 派遣は発災から 24 時間以内に開始、そのピークも 5 日目と組織の統制が取れるようになりました。   EMT の役割について述べます   まず医療チームの役割を EMT type 1、2、3に分けます。...

熱傷診療のエキスパートから学ぶ!~「中京病院見学」報告~

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10 月 11 日,愛知県の地域医療機能推進機構 中京病院まで熱傷処置の見学に行ってきま した.  前橋赤十字病院は今年の 6 月に新病院に移転し, ICU も 12 床から 18 床にまで増床されました.それによりスタッフの負担も多くなっており,殊に人的,時間的,そして費用的に多大なコストを要する熱傷の包交を少しでも簡略化できないかという事で,日本でも有数の熱傷の治療実績を誇る中京病院へ勉強のために伺った次第です.  病院のホームページよりデータを拝借すると, 2014 年は重症熱傷患者 93 例が救急科,そしてそれと別に同数の 93 例が形成外科に入院となっています.皮膚科他の診療科の 15 例を加えると年間での熱傷入院患者数は 201 例と,かなり豊富な症例数になっています.また熱傷に対する手術は年間 221 件も行われており,さらにそれら重症患者の生存率もかなりの高水準を見せています.   当日は実際に熱傷の包交を 4 例ほど見学させていただきましたが,所変われば処置変わる … よりはるかに差異があり過ぎて驚き、というか無駄がなくて合理的で目から鱗がぽろぽろ落ちてました.各々の施設での所謂『ローカルルール』はいくつもあるとは言え,実際に前橋日赤での包交に導入できそうな良いところがいくつもあり,既に ICU 内で医師(救急科,形成外科,感染症内科),看護師,リハビリスタッフ共同で『新たなスタンダード』を作成しつつあります.     個人的にも,中京病院は熱傷を学ぶにあたって前橋日赤と二択で最後まで悩 んでいた施設なので、このような形で見学ができて良かったです.自分の熱傷診療の礎になりうるいい経験でした. 1 日案内してくださった中島先生をはじめスタッフの皆様に心より感謝いたします. ありがとうございました.