「群馬県臨床研修指導医養成講習会」に参加しました。

増田です.
929日(土)〜30日(日),群馬県庁で行われました「群馬県臨床研修指導医養成講習会」に参加してきました.

厚生労働省の開催指針に則り構成されたプログラムで,研修医をいかに育てるか,を学ぶ講習会です.
内容は2日間で16時間の講義・グループワーク・ロールプレイング・発表と目白押しで,非常にタイトなスケジュールでありました.しかしそれに見合う知見を得ることができ,有意義な時間でした.


カリキュラムの作成について.研修目標の作成,それを到達するためのプログラム作り,コストや必要人員をふまえた実現可能性,といったことを検討しました.
具体的には,包括目標(例えば,「初期研修修了時には,2次救急病院での救急外来の診療を行える」など)を掲げ,これを達成するための個別目標(例えば,「救急車からのホットラインに対応できる」など)を考え,個別目標ができるようになるための方略(例えば,「1年目の9月までに指導医がホットラインの対応の仕方を講義する」など)を計画していく,というものです.

実際の指導・フィードバックの手法について.研修医の考えを「途中で遮らずに最後まで」聞くこと.できた点を認めること.その上でできなかった点を指摘し次にできるようにするためにどうすればいいかを指導していくこと.参加者が指導医・研修医役となりロールプレイを行うことで,このような点が大事であることがよく実感できました.
週明けから実際に使っていきたいと思える手法でありました.


私もいつの間にか医者7年目となり,それまでもなんとなく後輩に「教える」ことはしてきましたが,より強く教育・指導に関わるべき年代になってきていることを,改めて実感しました.

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