2014年2月28日金曜日

氏家先生、3ヶ月間ありがとうございました。

日本選手が大活躍したオリンピックの感動は大雪であまり味わうことができないまま、あっという間に2月は終わりです。
それとともに昨年12月から『たすきがけ研修』として当科で3ヶ月研修をしていた利根中央病院初期研修医の氏家先生も今日で当院からお別れです。
いつも誰よりも朝早く来てカンファレンスの準備をしている姿がとても印象的でした。周りのスタッフへの笑顔を忘れずいつも良い関係を築きながら、救急外来、集中治療室で患者さんの診療を頑張っていました。研修の最終章にはドクターヘリで現場の医療も学んでいただきました。今後の医師人生のなにかプラスになってくれれば嬉しい限りです。
当科での研修が終わってしまうのが本当に寂しいですが、これからの活躍を期待しております。3ヶ月間ありがとうございました。


とくに今週は学会でスタッフが少なくかつ当院の初期研修医のローテーションの谷間であったため、氏家先生と1月から研修できている群馬大学の山中先生の2名でスタッフが足りないことを忘れるぐらいICUで一生懸命患者さんと向かい合ってくれていました。
ちなみにこの2人は大学時代の同期生とのことです。4月以降は後期研修医としてまたそれぞれの道を歩んでいきます。その前に記念のツーショットを!
同級生のツーショット!(左)氏家先生、(右)山中先生。
山中先生は残り1ヶ月よろしくお願いします。

2014年2月27日木曜日

学会への参加とお留守番。

町田です。

大雪から何日経ったでしょうか?気がつくと明後日には3月を迎えます。
写真は(左)2月15日朝、(左)今朝の病院前の国道50号線です。国道や県道などの大通りはすっかりいつもの交通の状況を取り戻しています。
しかし場所によってはまだまだなところもあります。両毛線沿いの遊歩道はいまでも通行が不能です。写真は(左)2月19日、(右)今日の様子です。
道路を管轄する機関によって除雪の状況が異なっているようです。ランデブーポイントもいまでも使用できないところがあるようです。高崎へリポート自体は雪が溶けているようですが、そこまでのアクセスがまだできないとのことです。「河川敷のアクセスする部分の除雪は誰がするか」っていう状態でしょうか?あまりにも進まなければ、夜中に除雪にでも行ってしまおうと考え中です。


今週は前半に東京で日本集団災害医学会、後半は京都で日本集中治療医学会が開催されています。当科からも多くのスタッフが会議や学術集会に参加しています。
両学会の詳細については、後日参加したスタッフより報告します。

実は僕自身はあまり学会に参加することを好まなかったのであまり上手くかけませんが、学会に参加することには大きな意義があります。学術集会で演題発表をすることは、当科での成果を公表しそれに対してたくさんお方々から貴重なご意見やアドバイスをいただくことができます。また発表の準備をするために多くのことを調査することで、発表者自身にとっても良い学びの機会になります。また世界や全国からの報告を聞くことで、新しい情報やより良い治療法のヒントなどを得ることができます。また顔の見える関係作りや新たな人材交流の機会にもなります。もし会場で見かけたら声をかけてくださいね!

ところで今日は最大で京都に8名の当科スタッフが集まっています。もちろん学会期間中は病院のスタッフは手薄になるはずです。以前大学病院で勤務していた時は、自分の専門科に大きく関わる学会期間中は予定手術を行わなかったり(といってそのような時ほど緊急手術が増えるのですが・・・)、当院でも各専門科の学会期間中はそれぞれの科が業務調整をしています。
しかし当院は救命救急センターであり、とくにドクターヘリ、救急外来の要請や受け入れの制限はせず、集中治療室のベッド削減等の対応は絶対に行いません。頑張って学会の発表を準備したスタッフが多くのことをたくさん吸収していただくために、留守番のスタッフできちんと救命救急センターを守っていきます。(中には学会からとんぼ返りのスタッフもいますが・・・)
大雪の日も消防からの受け入れ要請はすべてOKにしました。実は週末も電子カルテの入れ替えがあり病院中がすべて紙ベースの運用となりますが、もちろん救命救急センターは普段と同じように活動します。病院や当科の都合で救急患者さんへの対応は簡単に変えることができないのです。
自分自身も他の学会に参加したりコースでインストラクターしているときは、ほかのスタッフに助けていただいているので、スタッフ全員が『お互い様~(^0^)/』の気持ちで当たり前で学会期間中の診療を継続しています。

2014年2月25日火曜日

観測史上最大の積雪の中で 〜別の視点から〜

Web担当の伊藤です。

今年に入って、史上初とか、史上最高とかいう言葉を既に何回も聞きました。
ソチオリンピックの羽生結弦選手の史上初の男子フィギュアスケート金メダルの感動もさることながら、その日に観測された記録的な大雪も生涯忘れられない出来事となるでしょう。
筆者は、その前の週の2月8日土曜日、関東地方に最初の豪雪が降り出して間もなく、診療情報管理士の認定試験受験のために、都内へ足を運んでいました。

上越新幹線東京駅行きの車窓(熊谷付近)より。到着時間の遅れは全くありませんでした。

実は筆者は25年間、東京に住んでいました。その25年間に都内で大雪に見舞われた事2回、震度5以上の地震が1回、台風で地下鉄が水浸しになった経験を2回、地下鉄サリン事件の時にも日比谷線通勤内の職場にいました。
東京に住むと、まず、よほどの高給取りでないと車と言うものを持てません。よって、そういった天災、人的災害で電車が止まっても、車なしで移動しなければならないのです。特に通勤ラッシュ時の交通網の麻痺は致命的で、普段は各線を乗り継いで20分くらいで行ける場所に2、3時間かけて行った事もあります。たいていは行けるところまで徒歩で、タイミングが合えばバスや電車を乗り継ぎして・・・というケースが多かったと思います。都内にお住まいの方には、容易に想像できる事だろうと思います。
そういった歴史もあってか、大雪の東京は思ったよりも混乱しておらず、幸い、土曜日で通勤ラッシュがなかったのもあって、主要鉄道の遅れは、2、3分程度。東京メトロの遅れはほとんどなく、群馬に残してきた家族に心配をかけながらも、ほぼ予定通りにホテルに到着する事が出来ました。
翌日試験当日は、ホテルからタクシーを利用して試験会場に向かう予定でしたが、私立大学の入学受験が重なっていた事もあり、既にタクシー会社の電話は不通、車道を走るタクシーは客を乗せており、結局、20センチ以上積もった雪道を、大きな旅行カバンを引きずって、通常でも徒歩10分ほどかかるとのことの試験会場に行かなければならないと、覚悟していました。ところが試験会場までの道のりは既に地元の住民達が総出で雪かきをしており、試験が終わった頃には歩道にはほぼ雪がない状態で、怪我もなく事故にも遭わず無事試験を終える事ができました。
首都東京のたくましさを再確認した瞬間でもありました。

会場到着時。2月9日朝9時半頃ですがほとんど雪の影響はありませんでした。

しかし、その次の週末も大雪となってしまいました。
前橋に2月14日から降り始めた雪は、翌朝には70㎝を超す積雪となり、余りの雪の多さで両下腿がすっぽりと雪に埋まってしまい、歩く事も出来なくなっていました。
雪かきで集まってきた住民は、筆者の両親含めほぼ70代、80代の高齢者で、処理しきれない大量の積雪に、成す術もなく途方に暮れていました。
またスーパーは全て閉店休業、コンビニは既に食料は完売状態、前橋市民にとって、このおよそ100年ぶりの「どか雪」は予想を遥かに超えた大混乱となってしまいました。
翌日曜日になっても一向に雪は除雪されず、未だ50センチ以上積雪がある状態、車道には車輪が雪にハマって動けない車が立ち往生しており、近所のスーパーもまだ閉店してました。
食料品も底をつき、筆者は徒歩で開店している店を探しました。雪道で通りすがる方々に声をかけ、励ましあいながら、なかには、「明日、透析があるのに・・・。私、どうなっちゃうんだろう」とか、「お薬が買えなくて困っている。病気が悪化したらどうしよう」とか、おっしゃっている方もいて、心が痛みました。
筆者が住むような、過疎化、高齢化が進む一方の地域では、災害時、早期にマンパワーが不足してしまいます。早急な除雪で復興をして、けが人、急病人を防ぐ対策が望まれました。

2月9日朝の世田谷の風景。車道にはほとんど雪がありませんでした。

2月16日午前11頃の前橋市郊外の様子。もう、どうにも動けません。
高齢者や病人にとって、この雪を処理するのは至難の業です・・・。

2月17日月曜日の朝になっても、道路はどこも雪だらけでした。病院の前の国道50号は「のろのろ運転」の車で大渋滞。それを避けるために筆者は2月17日〜2月22日まで雪道を歩いて通勤しましたが、病院の職員駐車場の雪が除雪されるまで当院の医師も看護師も徒歩通勤を続けていました。

2月17日朝7時頃の病院前の国道50号。既に渋滞状態でした。


一昨年前、Hospital MIMMSを受講したとき、自分の県で予想される災害はなんですか?と聞かれました。北海道から沖縄まで多くの受講生を迎えるこのコースでは、各地の受講 生より、地域性を感じるリアルな災害予想が述べられました。しかし東北大震災の時も地震の影響を余り受けず、冬も雪があまり降らない安全神話すらある前橋 市民にあっては、浅間噴火での降灰被害しか思い浮かびませんでした。
しかし、「災害」と言うのは、思いもかけず、こうして「史上初」「史上最高」の規模で、予想だにしないケースで起こりうるものです。
リハーサルなしで本番に挑むのは容易ではありません。常にいろんな「史上初」「史上最高」のケースを仮想し、地域性、住民層を調査した上での訓練を、各部署、各行政機関で行う必要性を感じた今回の大雪でした。

大雪から1週間後の2月22日の高度救命救急センター。すっかりきれいに除雪されています。この日、筆者は日直で出勤していましたが、これが先週だったら出勤できなかったかもしれません。

2014年2月24日月曜日

ドクターヘリの出動数が昨年度を超えましたが・・・

町田です。

先週のみどり市立あずま小学校での授業の様子を、翌日の「桐生タイムス」という新聞に取り上げていただきました。『「いのち」を考える』というタイトルに続き、『「空飛ぶドクター」初のわ鐵で来校』という、まさに地元愛にあふれたサブタイトルがついていました。とても素敵な記事が書かれており本当にうれしい限りです。(*わ鐵:わたらせ渓谷鐵道の略だと思います。)


2013年度も残すところ約5週間となりました。
ドクターヘリは運航5周年を迎えて、毎年要請数・出動数が右肩上がりに増えています。2012年度は要請数1002件に対して出動数770件でしたが、今年度は昨日の時点で要請数・出動数が2012年度を超えています。2013年度2月23日終了時点の要請数は1046件、出動数は772件となりました。
これだけの多くの出動を支えていただいている関係各機関の皆様に心より感謝いたします。
11日ぶりに屋上ヘリポートでスタンバイしているドクターヘリです。
実習中の医学部生とともに・・・

しかしまだまだ課題もあります。特に未出動数の増加が目立つようになってきました。
要請数が増えればその分もちろん重複要請が増える可能性が高くなります。様々な方法でセカンドスタッフを現場に送り込んだり、課題であった現場滞在時間も大きく短縮を図って対応していますが、まだまだ未出動になってしまうことが多くなってしまっています。
また消防本部ごとの格差も広がってきており、その原因の究明にも手がつけられていない状況です。そして年末から要請数が減少傾向にあるのも事実です。

ドクターヘリで対応した患者さんの重症外傷の生存率、心疾患、脳血管疾患の社会復帰率を考えれば、ドクターヘリは有効であることは間違いありません。アンダートリアージをゼロにするために、消防がためらうことなくドクターヘリを要請できる環境作り、そして1件でも多くの要請に出動できるように基地病院としてもっと頑張らなくてはいけませんね。

当院初期研修医の同乗実習での一コマ。
来年度も新たに仲間が増える予定です!
雪害対応で群馬ヘリポートに着陸した自衛隊ヘリです。
このような他機関と連携するミッションもますます増えることが予想されます!

2014年2月22日土曜日

「いのち」についてかんがえる!~4年目を迎えた『命の特別授業』~

町田です。

小学校の先生からご依頼をいただき小学生と一緒に「命」について考える『命の特別授業』も今年度で4回目を迎えました。
2010年度はみどり市立笠懸東小学校、2011年度からはみどり市立あずま小学校で行っています。
<過去の授業の様子>
・2010年度 ⇒ http://drheli-gunma.blogspot.jp/2011/03/blog-post.html
・2011年度 ⇒ http://drheli-gunma.blogspot.jp/2011/06/2.html
・2012年度 ⇒ http://drheli-gunma.blogspot.jp/2012/07/blog-post_09.html

ここ2年間はなかなか勤務調整がつかず『ビデオでの講演』という形になってしまいましたが、今年度は念願の小学生と顔を合わせながらの授業を行うことができました。

(*写真は学校の許可を頂いて掲載しています。)
 

『いのち』について小学校2年生10名に僕から特に答えを示したわけではありません。
「生活をしていて楽しいことは?」、「生きていく上でないと困るものは?」、「もしお友達が急に学校に来なくなったらどう感じる?」などの質問にみんなで考えながら、『命を大切にすること』、『お友達や家族と支えあう』ことについてのお話ができたと思います。
最後は聴診器で自分の心音を聞いてもらいましたが、いま自分が生きている証を感じてくれたようです。
自分自身が小学生2年生とこのような形でゆっくり話すのは初めてでしたが、保護者の方々、桐生市消防本部の方々、そして担任の先生のご協力をいただきながら、とても暖かな時間になったように感じています。やはり子供たちの瞳を見ながら話すのは良いことですね!

「外科医になりたい」、「救急救命士になりたい」という子供たちもいました。将来一緒に働くことがあると考えるとワクワクしますね。(それまで現役で頑張らなければ!?)

僕自身が『いのち』を語るほどの経験もないし立場でもないことは重々承知していますが、このような機会は小学生にとっても僕たち医療者にとっても大切なことを考える貴重な時間になると信じています。これからもこのような活動を継続していくつもりです。


2月21日朝の前橋駅北口前(写真左)、2月19日夜(写真右)とあまり変わっていません・・・
 
当直明けであり凍結路も予想されたため、安全第一のためローカル線で向かいました。
わたらせ渓谷鐵道の車窓に広がる雪の渡良瀬渓谷がきれいでした。

みどり市立あずま小学校です。
隣接する東中学校にはドクターヘリが着陸したことがあります。

給食も頂きました!


追記・・・
先日前橋市立大利根小学校で行った講演会の感想が届きました。「ドクターヘリが1秒でも早く治療を開始するためにあること」、「命はみんなの支えがあって守られている」ことが伝わっていたようです。素敵な感想をいっぱいいただきありがとうございました。感動しました!
・大利根小学校での公演の様子 ⇒ http://drheli-gunma.blogspot.jp/2014/02/blog-post.html



2014年2月21日金曜日

ベッドもランデブーポイントも頑張って確保中です。

町田です。

もともとベッドコントロールに難渋しているところに今回の大雪であらゆる救急搬送を受けたことによる影響で、大雪からまもなく1週間を経とうとしていますが病院の重症ベッドだけではなく一般病床も一杯の状態が続いています。そのような状態ですがこれまた雪の影響なのか救急搬送件数も増えており、救急外来、集中治療室、一般病棟と超多忙な日々が続いています。

各病棟のスタッフの皆さん、各科の先生方のご支援、そしてどうしてもベッドコントロールがつかないときは近隣の病院のへ初療後の転送を含めて、なんとか救急患者の対応を行うことができています。ほんとうにいつもご協力頂きありがとうございます。
病院に大きな被害はありませんでしたが、『雪害の後遺症』はじわじわと日々の診療にダメージを与えています。しかしそれに負けない強い病院を目指して日々努力していく次第です。



今日は1週間ぶりにドクターヘリが屋上ヘリポートに戻ってきました。足元を見ると雪に埋まらないための赤いスノーシューを履いています。

群馬ヘリポートの除雪が進み17日には離陸可能であったドクターヘリも、ランデブーポイントが雪で埋まったおり要請があっても飛来できない時がありました。しかし、一般市民の皆様の雪かきや消防職員の方々が足で踏み固めてランデブーポイントを確保してくれました。
市街地より山あいに入った地域の救急救命士さんから、「〇〇広場は雪かきしたら、いつでもヘリが来ても大丈夫ですよ!」という内容のメールをいただきました。ほんとうに嬉しい連絡ですよね。


人の通らないところや日陰ではまだまだ雪が深いところがありますが、あの雪の日もそのあともずっと現場で奮闘している皆様に感謝です。


2014年2月20日木曜日

雪ニモマケズ。~ようこそ、的場先生!~

町田です。
ソチで行われているオリンピックでは、日本選手が本当に大活躍されていますね。今回の大雪の対応でなかなか見ることはできませんが、新聞などで日本選手の活躍の様子を見ると元気をもらうことができます。

雪対応の影響で紹介が遅れてしまいましたが、京都第一赤十字病院救急科・整形外科から的場裕恵先生が、2月10日より1ヶ月の予定で当科に研修に来ていただいています。
大雪の日もICUで重症患者の対応にあたっていただくなど、すでに貴重な戦力として活躍していただいております。3月7日までの短い期間ですがどうぞよろしくお願いします。
京都第一赤十字病院の的場裕恵先生です。

群馬は大雪による町の機能不全からだいぶ回復傾向を認められてきました。車線減少はまだありますが幹線道路には車の流れが戻り、公共交通機関もほぼ正常の運転に戻っています。お店の品揃えもだいぶ戻ってきました。
それでも県内2大都市の駅前はまだこのような感じですが・・・
(左:高崎駅西口、右:前橋駅北口)
 
病院も事務職員の皆さんの必死の雪かきのおかげで本日より全職員の車での通勤OKのお達しが出ました。
 連日雪かきに追われる日々です。
患者さんの駐車場を確保するために、昨日まで医師には車で通勤しないお達しが出ていました。

車保有率も公共交通機関非使用率も日本一の群馬県はあまりにも車への依存度が高すぎます。前橋市が県庁所在地でありながら、郊外の大型店ばかりに人が集中し駅前からどんどんお店が消えて閑散としているのも、このようなことが影響しているように思います。公共交通機関を充実させて車への依存度を下げる街作りも考えて欲しいですね。

2014年2月18日火曜日

こんな形で5歳の誕生日・・・~群馬県ドクターヘリ運航開始5周年~

本日2月18日は群馬県ドクターヘリの誕生日です。
2009年2月18日に全国15道府県17機目のドクターヘリとして運航を開始してあっという間に5年が立ちました。5年間で要請・出動数は約2.5倍に伸び、東日本大震災や関越道大型バス事故の対応でも活躍してくれました。
2009年2月18日から1年ごとの要請・出動数です。
(1年目:2009年2月18日~2010年2月17日、5年目:2013年2月18日~2014年2月17日)

しかし5年目の今日をまさかこのような形で迎えるとは思いませんでした。
本日のクルーより送っていただいた写真です。

2月14日から降り始めた大雪の影響で4日間はヘリが出動できず、今日5日ぶりにようやく今月27件目の出動がありました。本日予定されていた群馬県ドクターヘリ症例検討会も、県、消防、病院ともに災害体制での活動中とのこともあり中止となりました。
降雪の日は大雪のためスタッフが群馬ヘリポートにたどり着くことができず、雪が止んだあとも格納庫からヘリが出せないほど積もった雪との戦い、そしてヘリが格納庫から出せても今度は消防でランデブーポイントが確保できないなど、次々と新たな壁が立ちはだかります。病院の対応のみならずドクターヘリの雪対策、とくに雪が止んだ後の普段の活動への回復までのプロセスに様々な問題を投げかけられました。
広いヘリポートをヘリポートにいる方々で必死の雪かきが行われています。
孤立した地域の医療ニーズの把握、不足した輸血・資機材の搬送など、この雪害に対してもヘリでできることはたくさんあるはずです。というよりしなくてはいけません!実際に17日に日本赤十字社は朝日航洋のヘリを利用して東京から群馬・山梨に輸血の搬送を行っています。

本当に悔しい気持ちがいっぱいですが、それでもまずはこの5年間大きな事故なく群馬県の空を守るために活躍していただいているドクターヘリの誕生日を静かに祝おうと思います。そして、安全飛行を続けてくれている朝日航洋のクルーのみなさん、ドクターヘリ活動を支えてくださっている行政、消防、病院のスタッフの皆様に心より感謝いたします。
群馬県ドクターヘリはまだまだ全国トップレベルではありません。もっともっとあらゆる面を強化して日本一のドクターヘリ活動と評価されるまで前へ進んでいきます。
これからも行政、消防、航空会社、病院が一丸となって頑張っていきましょう!
警察や自衛隊との連携強化も本気で動かないといけないですね。

2014年2月17日月曜日

観測史上最大の積雪のもとでの対応!反省とこれから・・・

町田です。

今日は朝から群馬大学に行くことがありましたが、普段なら10分でたどり着くところが1時間もかかりました。また夜には高崎総合医療センターに行く用事がありましたが、車の流れはだいぶ良くなっているもののまだまだ雪が残っています。こんなに隣の町が遠いと感じたのは初めてです。
当院を始めどの病院も駐車場の除雪がまだまだ大変なようです。当院は今日に引き続いて明日もできるだけ徒歩での通勤のお達しが出ています。
 


先ほどのニュースでは、群馬県が今のところ今回の雪害に伴う死亡者が最も多く出ているようです。行政の対応への不満も多く出ているところですが、病院で悲惨な状況を目の当たりにしながら、基幹災害医療センターとして、災害医療コーディネーターや統括DMATが多く在籍する病院として、もっと情報を発信して各機関と連携をとって活動するうねりを起こせなかったことをとても後悔しています。
今回はあまりの雪のために、2月15日の昼の時点で新たにスタッフを参集させることが危険と判断して災害対策本部を立てずに院内にいるスタッフと各部署の調整すると医長判断をしました。そして上司の的確な判断とリーダーシップ、そして各部署での対応で院内の対応はかなりスムーズに進んでいました。各部署の臨機応変で柔軟な対応力にとても感激しました。しかし、病院全体としての災害モードになっていなかったため、外部組織との連携や県の危機的状況への積極的な介入に手を回すことができませんでした。このことはとても反省しています。

防災ヘリや県警ヘリはすでに動き出していますが、ドクターヘリは今日も動くことができませんでした。明日はドクターヘリ症例検討会を予定していましたが、まだまだ県、消防、病院それぞれが災害対応に追われているため延期としました。
孤立した地域へのヘリでの支援など出来ることはたくさんあると思います。基幹災害医療センターとしてこの難局を打開するために県や各機関と協力体制を強化しなくてはいけません。

2014年2月16日日曜日

観測史上最大の積雪のもとでの対応!続き・・・

町田です。

昨日の記録的大雪による影響は今日になっても続いています。
消防の皆さんの奮闘で消防車で先着し救急隊に引き継ぎ、または消防車のままで搬送が夜中まで続き、昨日朝から日付が変わるまでに30件の救急搬送依頼を全て受け入れました。もちろん自家用車で病院を受診する方はほとんどおらず、患者数はいつもの休日日当直より少なかったのですが、いつ到着するかわからない救急搬送に救急外来スタッフ一同心配しながら待ち続けていました。中には普段なら25分のところを4時間以上かけての搬送もありました。
このような中で緊急手術の紹介もあり、各科オンコールの先生、スタッフも雪の中で駆けつけていただきました。
消防車も救急搬送に大活躍でした!

日付が変わる頃まで救急搬送が続きました。
今回は帰宅困難者への対応も大きな課題となりました。
帰れないスタッフ用の食糧、休息場所もきちんと確保されました。
日付が変わる頃にようやく救急外来も日中の騒然とした状態からは一段落しましたが、退院できなかった患者さんの入院継続や帰宅困難者の入院対応のためにベッドの空床を全て使い果たしてしまいました。
日付が変わってからは救急搬送もすっかり落ち着き、入院ベッドのない重症患者さんを救急外来で初期研修医とつきっきりで見ながら朝が来るのを待ちました。こんなに朝が待ち遠しいと思ったのは久しぶりかもしれません。
幸い夜は氷点下にならず、心配された道路の凍結は免れたようです。
救急外来前の雪だるまもこのとおり・・・

隣町に帰るとしても電車が再開するのが午後になるとのことです。その前にまだまだ警察とともに行わなければいけない仕事も残っています。空床を使い果たしたために今日や明日の入院患者さんのベッド確保も考えなくては行けません。朝に日勤でやってきたスタッフからは「道路はまだまだかな」という情報も入りました。帰るまではまだまだのようです・・・
昨日の当直帯の先生方にたくさんお手伝いしていただいたので、今日はそのお返しをしようと思います。


<追記>18時半
明日は月曜日のため外来にスタッフも患者さんも多く来院する予定です。そのため朝から事務スタッフ総出で病院の駐車場やロータリーの雪かきをしています。また看護師さんたちは担当医と相談しながら入院ベッドの調整に全力を尽くしています。
日勤帯になってまたホットラインが次々と鳴っています。またドクターヘリは降雪と強風の影響で運休ですが、渋滞で動けなくなった重症患者を搬送中の救急車に向けて本日のヘリスタッフが病院ドクターカーの乗って出動していきました。
明日(まだ数日?)まではまだまだ大変な1日になりそうです。
明日の筋肉痛は必至です・・・
前日から泊まりで病院に控えていたセンター長自ら出動です!

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