2017年7月27日木曜日

「第39回日本呼吸療法医学会学術集会&呼吸療法セミナー」に参加しました。

後期研修医小松です。
去る715日及び16日に行われた第39回日本呼吸療法医学会学術集会に参加してきました。

当科からは劉先生がシンポジウムで発表しました。
「医師主導で取り組む前橋早期離床プロトコールの導入と患者予後改善効果の検討」


学会の内容としては、当院では積極的に行なわれているECMOEarly mobilizationといった日本でも最前線の取り組みの報告や、経肺圧や2016年に改訂されたARDSガイドラインなど最近話題の内容まで多岐に渡っておりました。


15日に行われたPAD(痛み:Pain、不安:Agitation、せん妄:Delirium)に関する講演が聞けなかったのが残念ではありますが、16日にはJ-PADガイドラインに沿った内容のハンズオンセミナーに参加することができました。
今後当院でもPADプロトコールを改定、改良していこうと考えています。


今回の学会参加で得た知識や医療に対する姿勢を今後の診療に積極的に生かしていこうと思います。

2017年7月25日火曜日

「第3回神経集中治療ハンズオンセミナー」に参加しました!

生塩(うしお)です。
76日という平日ではありましたが、富山で行われている日本意識障害学会に併設した『神経集中治療ハンズオンセミナー』に参加してきました。こういう平日にも関わらず、勉強のためだからと行かせてくださる当科のシステムは改めて素晴らしいと思います。
代わりに休日に働かせてもらいます(笑)



神経集中治療ハンズオンセミナーは、ICUに勤務する医師・看護師を対象として、神経集中治療の代表的な、心拍再開後昏睡(PCAS)・重症頭部外傷(TBI)・てんかん重積状態(特にNCSE)・重症くも膜下出血(SAH)4つのブースに分かれ、シナリオベースで神経集中治療を学ぶハンズオンセミナーです。

内容としては、PCASでの体温管理療法のコツやシバリングのコントロール方法、TBIでの頭蓋内圧センター挿入実技(穿頭)や頭蓋内圧亢進に対する段階的治療、SAHの脳血管攣縮と遅発性脳虚血の診断と治療、SEでの持続脳波モニタリングの所見の読み方・・・など学ぶポイントは非常に多かったです。
インストラクターとディスカッションしながら、神経集中治療を学べたことは大きかったです。座学の講義でないハンズオンセミナーのメリットですよね。


そして、当院でしている神経集中治療が標準的であると実感できました。これもセミナーに参加してよかったと思える点でした。

救急外来ばかりをしていた私としては、PCASSAHNCSEの神経集中治療は非常に勉強になりました。特に、持続脳波モニタリングから積極的にNCSEを疑い、専門医にコンサルトできればと思います。
ハンズオンセミナーで学んだことも取り入れながら、今後の神経集中治療の診療に活かしていきます。

2017年7月24日月曜日

『第26回日本意識障害学会』に参加しました。

小橋です。
7/6-/7にかけて、富山で開催された第26回日本意識障害学会に参加したので報告いたします。


本学会の参加は初めてなのですが、今回のテーマが「意識障害と地域包括ケア ―急性期から在宅医療まで―」ということで遷延性意識障害に関する演題が多く、看護師や理学療法士など、医師以外の職種の方の参加のほうが多かった印象を受けました。
やはり、意識障害の慢性期になると、どのように患者ケア・リハビリテーションを行っていくかが重要になるのだと思います。急性期医療ばかりやっている自分にとっては馴染みがなく、とても勉強になりました。

また、急性期の意識障害の中でtopicになっているのがNCSE(非けいれん性てんかん重積)ですが、本学会でもNCSEに関連した演題がいくつかありました。
NCSEはけいれん発作を呈しないてんかんで、その多くが診断されずに見逃されている病態です。昏睡症例では必ず鑑別に入れるべき疾患であり、疑った場合には脳波をモニタリングする必要がある、とされています。

当院でもNCSEを疑う意識障害症例が散見され、ICUで持続脳波を装着しモニタリングしていますが、当院のように電話一本で臨床検査技師の方が来てくださり、脳波を測定できる病院はほとんどないそうです。


日本はneurocritical care(神経集中治療)においては、他の先進国に比べてだいぶ遅れている状態ですが、社会復帰をめざす心肺「脳」蘇生の時代においてはneurocritical careをどのように行っていく必要があるか、を考えさせられました。

次回は大阪で開催されるそうです。

 

2017年7月23日日曜日

Time is Brain!~日本医科大学 横田裕行先生ご講演~

中村です.
628日(水)第115回地域連携学術講演会が開催されました.


一般口演は,当院 脳血管内治療センター長の狩野忠滋先生より『血管内治療による急性期血行再建の現状』を講演頂きました.

中村が脳神経外科医をしていた頃よりも脳梗塞の治療は数段進歩しています.当科は,ドクターヘリやERでの治療において脳梗塞の患者をどれだけ早く,安定した状態で血管内治療に結びつけるかを脳神経外科医と協力し日夜努力しています.『Time is Brain』の実践です.


特別講演として,日本医科大学大学院医学系研究科 救急医学分野 大学院教授でいらっしゃいます横田裕行先生にご講演をいただきました.演題名は『救急診療における脳卒中診療の位置づけ』でした.
日本医科大学大学院医学系研究科 救急医学分野 大学院教授 横田 裕行 先生


中村は,救急科医として,現在の救急医療の課題,その課題を解決すべく東京のシステムだけでなく日本のシステムを造ろうとされている横田先生の取り組みに釘づけでした.

講演会後は,前橋市内で懇親会を催させて頂きました.当院脳外科医&救急科医が横田先生を囲み,短時間ではありましたが,親睦を深めることが出来たのではないかと思います.
救急科医として,脳神経外科医の端くれとしてのモチベーションが高まった時間でした.

2017年7月21日金曜日

「日本DMAT隊員養成研修」に参加しました!

増田衛です.今月2回目の投稿となります.
710日(月)〜13日(木),東京都立川市の災害医療センターにて,平成29年度第3回日本DMAT隊員養成研修を受講しました.

まさにその前日,救急外来での勤務中に近隣で10名の傷病者が生じた交通事故がありました.院内で情報収集チームを立ち上げ,一早い患者受け入れ態勢の確立へ向けて必死に動いたという経験をしました.幸い黄2名,緑8名で大事故ではなかったとはいえ,局地災害に近い状況でありました.
多数傷病者事案にいかに冷静に迅速に動くべきか,反省の多い経験をしました.次はもっとうまく動けるように…そのような思いで臨みました.


CSCATTTとは.無線の使い方.EMIS入力の仕方.一次・二次トリアージ.局地災害の机上シミュレーション.広域災害の机上シミュレーション.SCUでの広域医療搬送.これまでMIMMSや院内災害研修,勤務中における経験を積んだうえでの参加となりました.復習になったこともあれば,当然新たな知見も多くあり,非常に勉強になりました.

うれしいことに,今回は群馬県から高崎総合医療センター2名,伊勢崎佐波医師会病院1名,そして当院2名の計5人で参加したのですが,群馬県が最優秀チーム賞をいただき,最終日に表彰されました.災害医療に力を入れているチーム群馬の力を示すことができました.写真はチーム群馬のメンバーです.


当院には統括隊員7名を含めた多数のDMAT隊員がいます.連日朝8時から夜20時までの濃密な講習を受け,その仲間入りを果たすことができました.同時に,今後は発災したら自分が出動メンバーとなりうるという自覚を新たにし,常に体調管理や物品の準備に意識をしていかなければならない,と感じました.

2017年7月20日木曜日

「群馬Local-DMAT研修」に参加しました!

こんにちは、佐々木です。
78日、9日、「第5回群馬Local-DMAT研修」に参加してきました。

DMATとは、災害派遣チームのことで、「Disaster Medical Assistant team」の頭文字を取った略称です。
本来は医師、看護師、リハビリ、放射線技師等の業務調整員から構成されるチームですが、今回の群馬local DMATは消防隊や救急隊も参加をして頂き、より臨場感に溢れた訓練となりました。


トリアージの方法やトリアージタグの記入のお約束、無線機使用のお約束など、様々なお作法について学びました。
災害時の現場はパニックです。共通したルールのないトリアージ法やトリアージタグの記入方法、自己流の無線機の使用方法により、混乱した現場はさらに混乱します。被災した方を助けるために集まったパワーを有効に活用すべく、ルールの遵守は必須だと学びました。

座学後には実践的な演習も行いました。
各論として、トリアージ法やタグの記入、無線機の使用を実践演習した後、総合的な訓練を行いました。刻一刻と変化する状況に臨機応対応しつつも、command & control(指揮命令系統)を崩さないことが大事と実感しました。


 
どうして、ルールだルールだ、規則だなんだ、指揮命令系統だの言っているんだ、特殊な状況だからこそ、臨機応変さが大事ではないか、そう思う方もいらっしゃるかもしれません。
 
こうして、様々なルールや仕組みができてきたのは、これまでの災害から得た反省がもとになっているそうです。阪神淡路大震災、JR福知山線脱線事故、東日本大震災…最近では2014年の関越道バス事故において、DMAT出動に2時間かかったことにより、群馬ルールが作られました。
 
“常にベストを尽くし、必ず振り返り反省し、これまでずっと進化し続けてきた災害対応。”
 
これから自分に出動する機会があった時には、今回学んだことを生かして全力で対応し、反省を今後の進化につなげる活動ができるよう、精進したいと思います。

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