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災害急性期対応研修に参加してきました by 萩原先生

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災害急性期対応研修に参加してきました こんにちは、萩原です。 今回は永山先生に代わって、また災害関連の話題をお届けします。 先日、 「災害急性期対応研修」 というプログラムに、メディカルシミュレーション支援室の 川田さん と参加してきました。 この研修は、 都道府県庁の医療担当職員 を対象に、自県や隣接県で地震や大雨などの災害が起こった際、 県庁職員としてどのように対応するか をトレーニングするものです。 全国47都道府県の職員が東京に集まり、 災害発生を想定した本部運営 や、 被災者支援のシナリオ に基づいたシミュレーションを行い、活発な議論が交わされました。 私たちは、 DMATとしてファシリテーター の立場で参加させていただき、研修の運営支援を担当しました。 災害が起こってしまった時に、1人でも多くの命を救うために、 県庁職員の方々と連携 しながら全力で取り組めるよう、今後も精進してまいります。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 📷 研修の様子 Facebookページはこちら Instagramページはこちら X(旧Twitter)はこちら

新入職者紹介 その8 松本菜月先生

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新入職者紹介 今回は長野の相澤病院から短期研修できてくれた 松本先生 です。 Q1. 略歴 兵庫県出身で、琉球大学を卒業しました。初期研修から長野県の相澤病院に在籍しており、現在医師5年目です。今年の4月から半年間研修させて頂きます。 Q2. 当院を選んだ理由 重症患者対応、プレホスピタル、ICUをバランス良く学べる環境に魅力を感じました。 Q3. ブログの読者に一言 幅広い疾患、優しく指導的な先生方、病院全体の活気ある雰囲気と、とても素晴らしい病院だと感じています。短い期間ではありますが、よろしくお願い致します。 こちらこそよろしくおねがいします!! Facebookページはこちら Instagramページはこちら X(旧Twitter)はこちら

ゴールデンウィークに向けて|救急外来のひとコマをご紹介

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こんにちは、ブログ担当の永山です! 寒かった冬から一転、急に暑さが増してきましたね。季節の変わり目は体調を崩しやすいので、皆さんもどうぞご自愛ください。 まちにまった ゴールデンウィーク もはじまり、中には 11連休! なんて羨ましい方もいるようです。 お出かけされる方も多いと思いますが、レジャー先での事故や急な病気には十分ご注意くださいね。 念のため、 お薬手帳 や 健康保険証 を持参しておくと、もしものときにとても役立ちますよ! 救急科はGW中も通常どおり! さて、当科(救急科)はGW中も通常どおり、平常運転です。 今回は、そんな日常の一コマをお届けします。 救急外来でのミニレクチャー風景 こちらの写真は、救急外来の少し落ち着いた時間帯に撮影したもの。 金畑先生が後期研修医の先生たちに、 JATEC(ジェイテック) についてレクチャーしている様子です。 JATEC とは、「Japan Advanced Trauma Evaluation and Care(日本外傷初期診療ガイドライン)」の略で、外傷(けが)の初期対応を体系的に学ぶ専門コースです。 シミュレーション機材を使った臨場感たっぷりの訓練が特徴で、救急医にとってはぜひ受講したい人気コース。しかし受講料が高めなうえ、開催数も限られているため、なかなか受けるチャンスがないのが現実です。 ただ、救急の現場ではJATECを受講していなくても、日々外傷患者さんに向き合う機会はたくさんあります。 そのため、当院では日ごろからこうした ミニレクチャー を通じて、知識の確認や診療のポイントを共有するようにしています。 ちなみに、当院の救急科には、2025年度時点で JATECインストラクター(指導医) が5名も在籍しており、こうした実践的な指導体制が整っています。 後期研修医の先生たちにとっては良い指導環境なのだと思っています。 💬 ワンポイントメモ JATECってどんなことを学ぶの? 出血や気道確保など、命に直結する初期対応 事故・外傷患者の状態評価の流れ 実際の現場を想定したシナリオ訓練 など ...

新入職者紹介 その7 松木透馬先生

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新入職者紹介 今回の新入職の先生は 松木透馬先生 です。先生は、専門医を取得されている先生で、4月からバリバリ活躍してくださっています。 Q1. ご略歴をお教えください。 愛媛県で生まれ育ち、徳島大学を卒業しました。初期研修から昨年度まで徳島赤十字病院で働いていて、昨年救急科専門医を取得しました。 Q2. 当院を選んでくれた理由はなんですか? プレホスピタルや集中治療を行っている救急科は他にも多くあると思いますが、closedICUの診療もしているところは数が少なく、これまでと違った貴重な経験ができると思ったからです。 Q3. ブログの読者に一言お願いします。 まだ前橋赤十字病院にきて1か月ですが、働きやすく、急性期の様々な患者を診療できる病院だと思います。前橋市も住みやすい街なので、おすすめできる職場です!救急科の勤務先を探している方はぜひ一度見学に来てください! よろしくおねがいします! Facebookページはこちら Instagramページはこちら X(旧Twitter)はこちら

新入職者紹介 その6 橋田真一先生

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ブログ担当永山です。 新入職者紹介も、やっと半分にさしかかりました。今回紹介させていただくのは橋田真一先生です。 先生は、半年間の研修の短期研修ではありますが、4月からICUでの勤務をしていただいております。 では紹介させていただきます。 Q1略歴   獨協医科大学を卒業して、足利赤十字病院で初期研修をしたのち、日本医科大学救急医学教室に入局しました。 今年の4月より前橋赤十字病院救急科で研修させていただいています。 Q2 当院を選んだ理由 ICUにて、ECMOから多岐に渡る疾患を扱っており、集中治療の勉強になると思ったから Q3 ブログの読者に一言 なにより教育体制がしっかり整っていて、本当に勉強になります。 外様の自分にも、とても優しく、丁寧に1から教えていただける環境だと実感しています。 橋田先生、こちらこそよろしくお願い致します!! Facebookページはこちら Instagramページはこちら X(旧Twitter)はこちら

ICU勉強会 プレゼンテーションのやりかた

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こんにちは、ブログ担当の永山です。 今回は、集中治療室(ICU)で働く若手の先生たちを対象に行われた勉強会についてご紹介します。 講師は当院の萩原先生。テーマは「ICUでのプレゼンテーションのやり方」です。 プレゼンテーションといっても、ここでいうのは「患者さんの状態を医療チームに伝える」という、ICUでとても大切なスキルのこと。 ICUには、重い病気やケガで入院される方が多く、心臓や肺、腎臓など、複数の臓器にわたってトラブルが起きていることも珍しくありません。 そんなとき、通常のカルテの書き方(ひとつひとつの病気ごとに記録していく方法)では、情報がバラバラになってしまい、大切なことを見逃してしまう可能性もあります。 そこでICUでは「By system(バイ・システム)」という方法を使います。 これは、体の各臓器ごとに状態を整理して把握していく考え方で、たとえば「今、肺の調子はどう?」「腎臓はちゃんと働いている?」といったように、パーツごとに順番にチェックしていくスタイルです。 今回の勉強会では、萩原先生がこの「By system」に沿った話し方を、若手の先生たちにわかりやすくレクチャーしてくださいました。 大事なのは「見落としやすいポイントをどう伝えるか」「絶対に伝えてほしいことはどこか」など、ICUの現場で本当に役立つ実践的な内容でした。 命を預かる現場だからこそ、正確でわかりやすい伝え方が必要なんですね。 こうした勉強会を通じて、当院のチーム医療も日々パワーアップしています! Facebookページはこちら Instagramページはこちら X(旧Twitter)はこちら

新入職者紹介 その5 上原 弘成先生

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紹介も5人目になりました。今回は越後谷先生とおなじ静岡の伊藤市民病院からきていただいた上原先生です。 〈Q1 略歴〉 出身は神奈川県横浜市で初期研修は静岡県の伊東市民病院という病院で研修をしていました。 〈Q2 当院を選んだ理由〉 初期研修病院の救急科指導医の先生から強く勧められたのがきっかけですが、プレホスからER・ICUや災害医療まで幅広い領域で質の高い医療を学べると感じ選ばせていただきました。 〈Q3 一言〉 群馬県は初めての土地なのでこれから色々知っていくことが楽しみです。そしてここに暮らすみなさんが健康に過ごせるよう尽力したいと思います。 まだまだ微力ですがこれから宜しくお願い致します。 こちらこそよろしくお願いいたします!。 Facebookページはこちら Instagramページはこちら X(旧Twitter)はこちら

新入職者紹介 その4 松木さくら先生

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徳島赤十字病院から来てくれた先生で医師 5年目 の先生です。 元気いっぱいで、すでに ムードメーカー になってくれています。よろしくお願いします。 Q1. ご略歴をお教えてください。 徳島県出身で、香川大学を卒業しました。 医師になってからの4年間は徳島赤十字病院で過ごしました。4月から専攻医プログラムとして1年間前橋赤十字病院でお世話になります。 Q2. 当院を選んでくれた理由はなんですか? プレホスピタル、ER診療、集中治療まで幅広く指導していただけるため、自分の限界を決めずに学べると感じました。特に心臓血管外科の術後管理や補助循環の管理などは経験がなく、挑戦してみたいと思いました。 Q3. ブログの読者に一言お願いします。 読んでいただき、ありがとうございます!前橋赤十字病院に来てから、毎日新しい発見や知識が得られて非常に充実しています!これから活躍できるように頑張ります! 前橋赤十字病院 新入職者紹介 Facebookページはこちら Instagramページはこちら X(旧Twitter)はこちら

群馬県の中核病院が「つながる」医療 

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お疲れ様です。ブログ担当の永山です。 新入職者のご紹介が続いておりますが、今回はちょっと気分を変えて、別の記事をお届けします。 今回は「地域における医療連携」について、少しご紹介させていただきます。 群馬県内には、地域の医療を日々支えてくださっている多くの「中核病院」があります。これらの病院は、救急搬送を含めた初期対応や、慢性疾患の継続的なフォロー、地域住民の健康維持など、非常に重要な役割を担ってくださっています。   そうした中核病院の先生方から、より専門的な治療が必要な場合にご相談や転院依頼をいただくことがよくあります。 これまでも、地域連携室を通じた情報共有や、緊急度が高い場合には医師同士が直接電話で連絡を取り合いながら、患者様の状態を確認し、専門診療科への引き継ぎや搬送手段(ドクターカー・ドクターヘリ・ECMOカー等)の調整を行ってきました。 しかし、電話や文章だけでは、どうしても情報に限界があります。 「事前に画像や採血データが見られたら、もっと早く判断ができるのに」 「もう少し詳しい病態がわかれば、より的確な準備を整えて受け入れができるのに」 こうしたもどかしさを感じた経験は、医療者の皆様は一度はあるのではないでしょうか?。   そこで当院では現在、太田記念病院や利根中央病院など、県内複数の医療機関と連携し、“遠隔カルテ共有システム”の導入が行われています。 このシステムでは、セキュリティが確保された環境下で(個人情報保護に十分配慮した上で)、画像データ、検査結果、診療記録などを共有することができます。 これにより、搬送前から詳細な情報を確認しながら、診療方針の検討や搬送準備が可能となり、より迅速かつ適切な医療提供が実現できると考えています。 地域に根ざした医療機関と、急性期医療を担う当院がしっかりと連携を取ることで、群馬県全体の医療の質が一層向上していくことを願っています。 これからも、こうした地域連携を大切にしながら、患者様にとって最善の医療を提供できるよう努めてまいります。 Facebookページはこちら Instagramページはこちら X(旧Twitter)はこちら

新入職者紹介 その3 塩谷駿人先生

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加藤先生のつぎは塩谷駿人先生です。塩谷先生は前橋赤十字病院で研修2年をおえて、当科にそのまま入局(?)してくれた先生です。 ブログ担当の永山と出身大学が同じなので親近感を感じています。 Q1.ご略歴をおしえてください。 自治医大卒で初期研修は前橋赤十字病院で研修しました。 Q2.当院を選んでくれた理由はなんですか? 群馬県内でICU、ERがしっかり勉強できてなおかつプレホスもできる場所といったら当院しかないかなと思い選びました。 Q3.ブログの読者にひとことおねがいします。 読んでくださりありがとうございます。 設備が充実していて雰囲気もいい職場なので救急科専攻医になろうと思っている方はぜひ見学に来てください! 広報までしてくれる明るい先生です。今後ともよろしくお願いいたします。

新入職者紹介 その2 加藤 雅也先生

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ブログ担当の永山です。 越後谷先生に引き続きどんどん新しい仲間を紹介していきます。 次は加藤先生です。加藤先生は研修医のときにも当院に研修にきてくださっており、当科の研修プログラムに入ってくれました。 Q1 略歴 群馬県北部で生まれ,高校卒業まで群馬県で育ち,大学時代は佐賀県まで遠征していました. 初期研修から地元に戻り,後期研修にて当院へ参りました. Q2 当院を選んだ理由 群馬県の医療を支える中核病院にて,ER/ICUでの超急性期医療を学ぶために当院のプログラムを選択しました. 蘇生と初療のプロとしての技術を学び,患者さんの予後を少しでも改善させるための最初期のお手伝いをしたいと思っています. お世話になった群馬県に恩返しできるように,救急/集中治療/プレホス/災害医療/医学教育など多岐にわたって学び,経験を深め,地域に還元できればと考えています. Q3 ブログの皆様に一言 まだまだ未熟者ではありますが,日々研鑽を積み,患者さんの未来に資する,根拠に基づいた医療の提供ができるように精進いたします. 一緒に救急医療を盛り上げていきましょう!

新入職者紹介 その1 越後谷 雅一先生

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おはようございます。ブログ担当の永山です。 4月から5月にかけて新入職者の先生方の紹介をさせていただこうとおもいます。 まず一人目は越後谷 雅一先生です。後期研修先として当院を選んでくれた3年目の先生になります。 Q1 2023年4月 伊東市民病院研修医 2025年4月 前橋赤十字病院 救急科・集中治療科 Q2 初期研修医の際に指導医だった救急科の先生が、前橋赤十字病院で従事していたことがあり強く勧めていただいたため。 Q3 不慣れな環境ですが精一杯挑戦してみたいと思います。よろしくお願いします。 こちからこそよろしくお願い致します!!

集合写真

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おはようございます。ブログ担当永山です。 先日ブログに上げさせていただいた集合写真ですが、各種方面に許可がとれましたので、完成版を掲載させていただきます。 日頃からお世話になっているドクターヘリ運航の朝日航洋さまにもご協力いただき、素敵な写真がとれました。ありがとうございます。 当科では不慣れながら、Facebookやインスタグラムも公開しており、今回の集合写真のメイキング動画を掲載しました。 ご興味のある方はそちらもご覧ください。 Facebookページはこちら Instagramページはこちら X(旧Twitter)はこちら

変わり種講義:AI+PUBMEDで論文検索!!

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こんにちは、ブログ担当の永山です。 今日は、先日開催した勉強会の様子をご報告します。 日々の診療のなかで生まれる「これってどうなんだろう?」「もっと調べたい!」という疑問に対して、教科書だけでは限界があることもしばしば。最新の知見に触れるためには、文献検索が欠かせません。 そこで多くの医療者が活用しているのが、米国国立医学図書館(NLM)が提供する「PubMed(パブメド)」という文献検索サイトです。インターネット上で無料で利用でき、世界中の主要な医学雑誌に掲載された論文の書誌情報を網羅しています。 検索したい単語を入力するだけでも結果は出てくるのですが、時には数万件もの論文がヒットし、その中から自分が本当に知りたい情報にたどり着くのはなかなか大変です。 近年は、書籍やYouTubeなどで文献検索の方法をわかりやすく解説してくれるコンテンツも増えてきており、私が研修医の頃に比べると格段に学びやすい環境になっていると感じます。それでも、やはり定期的に復習しないと、すぐに迷子になってしまうものですね。 そして最近話題の「AI」も、この文献検索の場面で頼もしい味方になってきています。 AIに「●●について教えて」「関連する論文を調べて」と聞けば、あたかも専門家のように返答してくれることもあります。ただし注意点もあります。AIは時に、真実と異なる情報(いわゆる“AIのハルシネーション”)を含んだ回答をしてしまうことがあるのです。SNSのうわさ話をそのまま語ってしまうようなイメージですね。 だからこそ、AIを使う側にも「どのAIを使うか」「どう質問するか」「情報の出典をどう確認するか」といったスキルが求められます。使いこなせれば、非常に有用なツールになると私自身は感じています。 今回の勉強会では、後期研修医の先生方を中心に、以下のような2部構成で講義を行いました。 第1部:PubMedのAdvanced Searchを使った、網羅的な文献検索の方法 第2部:AIを活用した、医師業務のスマート化について 夕方という時間帯にもかかわらず、多くの先生方にご参加いただきました。当直明けでお疲れの中、足を運んでくださった先生もおり、大盛況の会となりました。 …実は8割くらい、私の趣味でしゃべりすぎた気もしていますが(笑)、皆さんとても熱心に...

心機一転 今年度もよろしくおねがいします!!

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こんにちは。ブログ担当の永山です。 少し更新の間が空いてしまいましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 2025年4月より、当科も新年度を迎え、新しい仲間たちを迎えて新体制での活動をスタートしました。 今年は、当科の後期研修プログラムに参加する6名を含め、合計11名の新たな職員が4月から私たちのチームに加わってくださいました。 年度末には、これまで共に働いてきた仲間たちがそれぞれの新たな道へと旅立ち、寂しさを感じる場面もありましたが、そんな想いを吹き飛ばすほど、エネルギーに満ちあふれたフレッシュなメンバーが加わってくれたことを、当科一同とても心強く、嬉しく感じております。 これから少しずつにはなりますが、新しく加わった仲間たちの紹介や、日々の出来事をブログでもご紹介していけたらと思っています。(どれくらいかかるかな…うん、更新、頑張ります!) 今年度も、前橋赤十字病院の集中治療科・救急科をどうぞよろしくお願いいたします。