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第31回航空医療学会・学術集会 in 沖縄

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こんにちは、ブログ担当の永山です。今回は、2024年11月15日から16日にかけて、沖縄県浦添市で開催された第31回航空医療学会・学術集会に参加しましたので、その様子を報告させていただきます。 航空医療学会とは? 航空医療学会は、日本における航空機を活用した救急医療システムの確立と普及を目指し、さらに航空機に関連する医学や医療の発展に寄与することを目的とした学会です。 一般的に「ドクターヘリ」がイメージされるかと思いますが、それだけではなく、自衛隊ヘリや民間ヘリを含む多岐にわたる分野が取り上げられています。 航空医療という特殊な分野だからこそ、現場に基づいた具体的な議論が行われる貴重な場です。 今回の学会には、当院から中村センター長、小橋、金畑、杉浦、萩原、永山の計6名が参加しました。 災害医療、内因性疾患、外因性疾患、教育、通信システムなど、さまざまなテーマで演題を発表しました。 参加者同士の活発な議論が繰り広げられ、各分野の課題や新たな知見について深く学ぶことができたと感じています。 特に、他院の先生方との交流は非常に有意義でした。同じ課題に向き合う仲間との情報交換や議論を通じて、新たな視点を得られるのは学会ならではの体験です。 また、久しぶりに顔を合わせた懐かしい同僚とも再会することができました。 かつて一緒に働いた仲間が他の病院で目覚ましい活躍をしている話を聞くと、自分自身もさらに努力しなければという気持ちが湧きます。 今回の会場は沖縄県で、11月にも関わらず気温は27~28℃と、まるで夏のような気候でした。スーツを着ていると暑さが厳しいため、沖縄の正装である「かりゆしウェア」を着用して発表している方が多かったのが印象的でした。 南国の雰囲気も相まって、学会そのものがどこかリラックスした空気感に包まれていたように感じます。 今回の学会が無事に終了できたのも、病院を守り支えてくださっている同僚の皆さんのおかげです。 この場を借りて、心より感謝申し上げます。学会で得た知識や新しい視点を、明日からの日々の診療にどう活かしていくかを考えながら、さらに精進していきたいと思います。 これからも学会や現場で得た情報を発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします!

ぐんまマラソン おつかれさまでした。

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2024年11月3日に開催された第34回ぐんまマラソンに参加された皆様、本当にお疲れ様でした。今年も多くのランナーの方々が群馬県内外から集まり、盛大に盛り上がる大会となりました。大会は終始快晴に恵まれ気持ちよく走られましたでしょうか? ただ、例年に比べて気温が高めで、最高気温は21℃に達する暖かさでした。11月といえば通常は10度前後のひんやりとした気候ですが、今年は気温も湿度も高めで、前日には強い雨も降り、路面が滑りやすくなっていました。そのため、ランナーの皆様には、通常以上に体調管理が求められるコンディションだったかと思います。特に、湿気と温度が相まって、長距離を走るにはやや厳しい環境でしたが、それでも最後まで走り切った皆様の頑張りには頭が下がります。 当院は毎年、群馬県内の他の病院と協力し、大会の救護所や救護本部でサポートを行っています。今年も医師や看護師、消防の皆様が各地でスタンバイし、選手が安全にレースを楽しめるように活動しました。大会中には、やはり気温の影響か熱中症や足の痙攣、そして筋肉の疲労によるトラブルも多く見受けられましたが、学生ボランティアの皆さんや、消防スタッフが駆けつけ、早急な対応をしてくださったこともあり、大きな事故もなく大会を終えることができました。 ぐんまマラソンは、ランナーの方々にとっても地域の皆様にとっても楽しみな一大イベントであり、私たち医療チームにとっても、この大会の一部として貢献できることはとても誇りに感じています。皆様が元気にゴールを迎えられることを心から祈り、来年もまた全力でサポートに励んでまいります。今年ご参加いただいた皆様、そして大会運営の皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。

Journal club + 執筆レクチャー

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ブログ担当永山です。 当科では朝ミニレクチャーもあるのですが、今回は河内先生が執筆した論文を題材にしたJournal clubと、執筆に至るまでのプロセスや考え方、研究への取り組みなどをレクチャーしてくれました。 Journal clubとは簡単に言うと一つの論文を深読みして、みんなで語り合う?会とおもっていただければいいと思います。 Jurnal clubって ひとつの臨床の疑問から ●論文の選択し、読み込んでスライドつくり(とても大変) ●どうしてこの論文をえらんだのか?どういう疑問にたいしてどのうような方法でそれを評価したのか? ●それは妥当な評価方法なのか?それをとおして何がいえるのか?…。 などなど 準備が大変なイメージがあります。実際自分はとても苦手です。 河内先生は、自分が執筆した論文をつかって、後期研修医むけにJournal clubのやり方から、 研究論文のモチベーションの維持や、忙しい勤務のなかでどうのうな時間の使い方をするのかなど、わかりやすく講義してくれて大変勉強になるレクチャーでした。こういった士気を高めてくれる同僚がいるのは恵まれた環境だとおもいます。 写真はスライドの抜粋です。

ECMO

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本日はECMOについてです。 Extracorporeal membrane oxygenation(以下ECMO「読み:エクモ」)とは人工の肺と血液ポンプを用いて、昇圧薬や人工呼吸器等の従来の方法では生命維持が困難な循環・呼吸不全の患者の心臓と肺の機能の代行を行ってくれる生命維持管理装置のことです。 当院は日本集中治療医学会、呼吸療法医学会のECMOの治療成績向上を目的としたプロジェクトであるECMOプロジェクトに参加しており、重症呼吸不全患者へのExtracorporeal membrane oxygenation(以下ECMO)の導入を積極的に行っています。また世界規模のECMO団体であるELSO(Extracorporeal Life Support Organization) Membership施設でもあります。複数の診療科、メディカルスタッフで構成されたECMOチームを設置し治療にあたっています。また、関連学会、海外研修への参加、院内での症例検討会やシミレーショントレーニングなどを行い日々研鑽しています。 秋になると、気温の急激な変化により、心臓疾患や感染症など重症な疾病にかかられる患者様が多くなります。 まずは病気にかからないことが大事ですが、ECMOにかぎらず当院では患者様にいつでも適切な医療を提供できるように体制を整えています。 当院のECMOに関しては詳細は下記リンクをご覧いただければ幸いです。 https://www.maebashi.jrc.or.jp/ecmo/index.html

第52回日本救急医学会総会・学術集会

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2024年10月13日(日)~15日(火)に第52回日本救急医学会総会・学術集会が仙台で行われました。 当科からスタッフ含め、後期研修の萩尾先生、井上先生、田村先生、上田先生が演題発表で参加しました。 今回は、久々に当院の研修医の先生も症例発表してくれたので、当科としてもうれしかったです。 皆様発表お疲れ様でした。 学会では、最新の知見を深めるとともに、一緒に苦楽を共にした、懐かしい顔ぶれにも会える場所でもあります。そこから新しい学びや出会いが作られていくのが学会の醍醐味です。 WEBでも学会参加ができる時代になりましたが(これはこれで便利な時代だなと感じますが…)、できれば現地で参加したいものです。 追伸:先日ブログでもお伝えした「ロゴ」をスライドはみつかりましたでしょうか?

当科のロゴが完成しました。

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当科のロゴマークが完成しました。 前橋赤十字のMと、ECMOセンターの心臓、肺、動静脈を表現しているデザインで自分たちも気に入っております。 Mについている2重線はヘリを表現しているとのことで、デザイン性に脱帽です。 陣頭指揮をとってくださった高橋先生に感謝です。 秋から学会シーズンとなりますが、当科ロゴを見かけたら足を止めて発表を拝聴していただけると幸いです。

DMATインストラクター

皆様お疲れ様です。 当科の金畑先生が、10月の研修で日本DMATインストラクターに合格されました。おめでとうございます。 当ブログによくでる日本DMAT(Disaster Medical Assistance Team)ですが、専門的な訓練を受けた医師・看護師などからなり、災害発生直後から活動できる機動性を備えた医療チームのことです。数日にわたる養成研修をうけてDMAT隊員となり、各ブロックの訓練や、政府訓練などを継続的におこない、実際に災害が起きたときに迅速にうごけるように準備をしております。 そのDMAT隊員養成研修や技能維持研修で、指導側にまわるのがインストラクターなのですが、資格取得までに数年かかることが多く、根気のいる資格となっています。 他の研修も同じですが、受講する側よりも教える側は十分な知識が要求され、大事なことをしっかりと伝えて、「明確な正解」がない災害での医療について、受講者側に考えてもらう、これをfacilitate(ファシリテート)「相互理解を促し、問題解決を促進する」するというんですが、これが本当に難しいんです。 当院には、医師、看護師、調整員ふくめDMAT隊員が多いので、災害に興味がある方はぜひ当院への見学を検討してみてはどうでしょうか?