2015年3月31日火曜日

「チームNAKANO」 卒業の挨拶

 高度救命救急センター長 集中治療科部長 救急科部長 ( 副院長) の中野実です。


  この肩書で、当ブログに登場するのも本日が最後となります。

「チームNAKANO」のリーダーでもありましたが、平成27331日をもちまして、「高度救命救急センター 集中治療科・救急科」および「チームNAKANO」を卒業することとなりました。



 平成8(1996) 7月に集中治療科室長〔平成20(2008)に集中治療科部に名称変更〕を拝命して集中治療室を開設し、平成11(1996)5月に当院第3代目救急部長〔平成20(2008)に救急科部長に名称変更〕を拝命してそれまで他科兼任であった救急()部を独立した救急()部として運営を開始し、平成11(2001)6月に第3代目救命救急センター長〔平成15(2003)に高度救命救急センター長〕を拝命してDMATの整備、ドクターヘリ基地病院の整備を行い、いつの間にか19年間が過ぎてしまいました。
 

 

 平成24(2012)4月に副院長を拝命してからは、余り現場にも出られず、名ばかりの「チームNAKANO」のリーダーとなってしまいましたが、当ブログ愛読の方々にはおわかりなように、中野というリーダーには過ぎた多くの優秀なスタッフ達のお蔭で、当「高度救命救急センター 集中治療科・救急科」および「チームNAKANO」は、集中治療・救急医療・災害医療分野における、日本でも有数の実施集団、そして世界に羽ばたく研究・教育集団へと成長いたしました。


 平成2741日からは、中村光伸副部長が 高度救命救急センター長 救急科部長、高橋栄治副部長が高度救命救急副センター長、宮崎大副部長が 集中治療科部長、という布陣で、「チームNAKAMURA」として、さらなる発展を目指して活動することになりますので、皆様、変わらぬご指導・応援の程を、宜しくお願いいたします。


 なお、中野は平成2741日付で前橋赤十字病院第10代院長を拝命いたしますので、院長という立場で「高度救命救急センター 集中治療科・救急科」および「チームNAKAMURA」をサポートしてゆきたいと思います。今後、OBとして、ブログにもお邪魔させていただくこともあろうかと思いますので、その時は、温かく迎えていただければ幸いです。


 長い間、「高度救命救急センター 集中治療科・救急科」および「チームNAKANO」を応援していただき、本当にありがとうございました。
 


 

2015年3月30日月曜日

すっと応援しています!~菊川先生、岡島先生、戸田先生の旅立ち~

いよいよ今年度も終わりを迎えます。1年というものが年々短く感じるようになりました。
今年度末はトップが交代するという大きな転換期となる中で、その一方で数年間ともに活動したメンバーとのお別れもあります。

今年度で旅立つ3名!
(左から岡島真里先生、菊川哲英先生、戸田祐太先生)

ちなみに菊川先生のラスト勤務はフライトドクターで、
今月で研修終了の杉本先生がお供をしていました!


2013年4月より“富山の星”という地元の大きな期待を背負って『菊川哲英先生』がやってきました。
すでに厚生連高岡病院救命救急センターですでに活躍していましたが、さらに病院前診療、災害医療などの知識の習得に当院に2年間勉強しにやって来ました。

我々スタッフにとっては勉強に来たこと以上にいろいろなことを教えていただき、また決して大声を出さず冷静沈着な姿を常に見せていてくれた印象が強くあります。
様々な場面で菊川先生の対応の仕方に上司を含めて本当に見習うべことが多かったです。またお酒が強く、様々なイベントで夜遅くまで先生と語り合いました。そんな中、気が付くと寝てしまっている姿がチャーミングでもありました。

富山の救急医療はこの2年間ずっと菊川先生の帰りを待っていたようです。ぜひこの病院で学んだことを大いに発揮して“ますます輝く富山の星”として活躍してください!



菊川先生と同じく2013年4月より岡島真里先生が埼玉からやってきました。
埼玉県でも大学附属の病院で救急医療をはじめ多忙な日々を送っていましたが、特に当科で多くの症例が集まる重傷熱傷や体外循環を要するような患者さんの集中治療管理に興味を持って、そのような超重症患者も対応できるようにという強い思いをもって2年間勉強しに来ました。

常にあきらめることなく重症患者さんのために何とかしようとする姿がとても印象的でしたが、先輩方への突っ込みの勢いの割には当直などでわりとビビりっていたり、どんなに疲れていても女子会でははじけているようなところが、みんなにかわいがられる理由であったと思います。
 
これからはさらに専門性を目指して次のステップに進みます。群馬県内に残るということで様々な場面でご一緒することがあると思うので、またこれからの絡みをスタッフ一同楽しみにしています!



そして2014年4月に日本赤十字社医療センターから戸田祐太先生が1年間の研修できました。
日赤医療センターの救命救急センター長は当科スタッフの先輩であったり災害医療に関して強いつながりがあり、たった1年でしたが当科スタッフにすっかりなじんで活躍してくれました。

とにかく細かいことに気が利き、丁寧に仕事を行っている姿は見習うことが多かったです。また先輩方の鋭い突っ込みにも笑顔で対応する心の広さと強さを持ち合わせていました。
 
また東京に戻ってもかならず一緒に活動するときが来ますので、これからも綿密な連携を取りながら互いに成長しあっていきましょう!



先生方が当院に研修にきていただき、本当にプラスのことばかり増えたと思います。本当にありがとうございました。
この先、ここで学んだことが少しでもお役にたてれば研修を受け入れた病院としてこんなにうれしいことがありません。3名の先生方の旅立ちをずっと応援するとともに、これからも様々な場面でともに切磋琢磨しながら日本の医療を盛り上げていきましょう!

杉本先生、ありがとうございました!

当科では最短1ヶ月からの短期研修や初期研修医のたすき掛け研修を行っていて、今年度は4名の先生方に当科で一緒に患者さんのために診療を行ってきました。
・戸田和辰先生 http://drheli-gunma.blogspot.jp/2014/06/5.html
・鯉淵郁也先生 http://drheli-gunma.blogspot.jp/2014/07/blog-post_8.html
・広上智宏先生 http://drheli-gunma.blogspot.jp/2014/09/8.html
・杉本健輔先生 http://drheli-gunma.blogspot.jp/2014/10/blog-post.html

杉本先生(群馬大学医学部付属病院初期研修医)の6か月間のたすきがけ研修、今月いっぱいで終了となりました。



 杉本先生は誰よりも早く出勤してICUの患者さんの経過を把握し、またカンファレンスアドで使用する書類の準備も欠かさずに行ってくれていました。当院1年目初期研修医にもとても親切に指導している姿を何度も見かけており、本当に患者さんにもスタッフにも愛のあふれる先生でした。



あっという間の半年間でしたが、「大きくなってまた戻ってきたいです」という力強い言葉を残してくれており、また将来どこかで連携して一緒に活動できることを楽しみにしています。
半年間ありがとうございました。

2015年3月29日日曜日

あっという間の2年間!~平成26年度医師臨床研修修了式~

町田です。

年度末といえば悲しいですが別れのシーズン・・・
2年前に右も左もわからずおどおどしていた2年目の初期研修医も、今では1年目に頼りにされるほど少しばかりたのもしくなりました。そんな彼らもいよいよ当院から卒業する日がやってきました。


3月27日に当院博愛館において『平成26年度医師臨床研修修了式』が行われ、13名の初期研修医全員に研修修了書が授与されました。
これでようやくスタートラインに立ちました。4月からは急に独り立ちした医師として扱われます。ベテランの経験豊富な医師も初期研修医修了したばかりの医師でも、患者さんからみれば『同じ医師』として見られます。

当院で経験したことを大いに生かして、皆さんの大いなる飛躍を願っています。そしてまた何かの機会で一緒に働ける日を楽しみに待っています!


宮﨑院長先生も10年間にわたり初期研修医に修了書を渡してきましたが、今年度がいよいよ最後です。

当科の小林先生、大瀧先生も、当院初期研修2年に引き続き後期研修3年も無事に終了し、日本赤十字社本社より後期研修の修了書が本会で中野センター長より授与されました。


夜には祝賀パーティーが開催され、多くの指導者が集まりました。

2015年3月28日土曜日

“霞が関”に行ってきました!~「救急・災害等の課題に対する研究会」参加報告~

町田です。
若手スタッフが病院や現場で頑張っていただいており、年齢的、立場的にも年々外交業務が増えてきています。いろいろなところに出張することがありますが、やはり『霞が関』という言葉には今でも緊張してしまいます。いくつになっても“おのぼりさん”気分が抜けません。
 
霞が関の官庁街。

3月24日、中央合同庁舎第4号館12階「共用1214特別会議室」で開催された『救急・災害等の課題に対する研究会』に構成員としてお招きいただきました。

<構成員のメンバー>
有賀徹先生(昭和大学病院 病院長、昭和大学医学部 教授)
織田順先生(東京医科大学救急・災害医学分野 准教授)
梶野健太郎先生(国立病院機構大阪医療センター救命救急センター、DMAT事務局 次長)
田邊晴山先生(救急救命東京研究所 教授)
菩提寺浩先生(札幌市消防局警防部 救急課長)
安田康晴先生(広島国際大学保健医療学部医療技術学科 教授)
横田英己先生(朝日航洋株式会社航空事業本部 営業統括部長)
水野浩利先生(札幌医科大学医学部救急医学講座 助教)
町田浩志(前橋赤十字病院高度救命救急センター集中治療科・救急科 副部長)

本研究会を主催する厚生労働省医政局地域医療計画課より以下の2点について議題を挙げられており、それに対してディスカッションを行いました。
①今後の救急救命処置のあり方と運用について
②災害時のドクターヘリ参集方法について
*研究会の資料は厚生労働省のホームページより開示されています。
 ⇒ http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000078947.html (議事録も後日更新される予定です。)


今回は特に“現場の若手の意見も聞きたい”ということで、積極的に発言する機会をいただきました。(病院ではすっかり年上の方になってしまいましたが、久しぶりに若手と言われてちょっとうれしかったです。)
ここではディスカッションの詳細な内容には触れませんが、現場での率直な思いを挙げることの重要さや逆に構想を立てるための仕組みを知る良い機会になりました。何事もしくみを作る側と現場側の距離が近いにこしたことがありませんね。
また著名な先生方と顔を合わせながらお話を聞かせていただき、とても多くのことを学ぶことができました。

めったにこのような機会に参加することはありませんが、このような機会をうまくいかしてより現場が動きやすくするための重要な任務を背負っていることを感じながら帰途につきました。
会場から見えた国会議事堂との距離もほんのちょっとだけですが近づいた気がします。(国会議員になるわけではないですよ。いかにここに現場の声を届けるかです!)

2015年3月27日金曜日

第20回日本集団災害医学会総会・学術集会に参加しました。

報告が1か月遅れになってしまい申し訳ありません。
2月26-28日に東京都立川で開催された『第20回日本集団災害医学会総会・学術集会』に、中野センター長、中村副部長が参加しました。


<当科からの参加>

・中野センター長兼副院長
評議員
座長:一般演題「東日本大震災・事例検討」

・中村副部長
評議員
座長:一般演題「TTT/生活不活発病・災害関連死」
演題発表:一般演題「TTT」
 『動態監視システムを活用した地域医療搬送の試み(第2報)』

さらに、前田陽子看護部長兼副院長が『御巣鷹-日本航空機墜落事故-』という教育講演を行いました。また、饗場庄一元副院長には特別発言を頂きました。
 

今回の集団災害医学会では、阪神淡路大震災から20年の節目であるとともに、本学会も20周年、そしてMIMMSが日本に来て10周年、DMAT誕生から10周年ということもあり、これらに関わる様々な企画も同時に行われました。

災害は様々な形で我々に襲いかかってきます。全く同じことはありません。そのために災害対応の原則を守りつつも状況に応じた臨機応変さが必要になってきます。
しかし過去の災害対応の中の教訓は必ず生かされます。次の災害に備えるために、このような機会などに様々な経験を聞くことはとても大切なことです。

2015年3月26日木曜日

“体内炎症の原因は人の起源にあり!”~東北大学 久志本成樹先生ご講演~

藤塚です。

3月18日に開催された地域連携学術講演会において、東北大学大学院医学系研究科外科病態学講座救急医学分野教授・東北大学病院高度救命救急センター部長 久志本成樹先生が当院に来院しご講演頂きました。
東北大学 久志本 成樹 先生
 
 
まずは一般演題(座長:藤塚)として当科スタッフより以下の発表を行いました。
 
小橋大輔先生
Listeria髄膜炎による敗血症性ショックに対し集学的治療にて救命しえた一例』
・早期診断と全身管理が救命の鍵
・敗血症におけるβ blockerの有効性
 


小倉崇以先生
Traumatic Bleeding Severity Score(TBSS) :Massive Transfusion Protocol 発動基準のカットオフ設定と Gray Zone Approach
・大量輸血の開始基準となるTBSSをさらに検討し、実際に臨床導入するにあたっての改善
・全国的な前向き検討研究がおこなわれる予定


 
 
続いて、いよいよ久志本先生による特別講演(座長:中野部長)です。
 
久志本成樹先生
『変化する侵襲病態の捉え方:ミトコンドリアからDAMPsへ』
 
普段怪我をしたとき、感染症にかかった時、体内でどのような反応を起こしているのか?
何が原因になっているのか?を丁寧にお話しいただきました。
 
ミトコンドリアは細胞内構造物の一つであり、エネルギーを産生しています。このミトコンドリアは、細胞内共生といい、細胞と共存して生き残ってきました。そんなミトコンドリアは我々の細胞一つ一つに存在しています。これが外傷や感染症などで細胞が破壊されると、ミトコンドリアDNAや色々な物質が放出され、それが原因で全身性の炎症を引き起こします。詳細はこれだけではありませんが、このように我々の進化の過程で得たものが実は状態悪化の原因になっていたと。非常に面白いと思います。

 
 
講演後は、久志本先生を囲み、懇親会を開かせて頂きました。先生はなんと朝3~4時に起き、1200件ものメール対応し、執筆などもすぐに返答!!しているそうです!!我々の医学研究や臨床姿勢を考えさせられました… 若手の我々は、先生に負けないように日々努力しなければいけません。
 
 
 
色々なことにがんばります!久志本先生、ありがとうございました。また宜しくお願い致します。

2015年3月25日水曜日

今日から群馬県・埼玉県ドクターヘリ広域連携が始まります!

本日3月25日より、『群馬県・埼玉県ドクターヘリ広域連携試行事業』が運用開始となりました。
以下の地域において、ドクターヘリが重複要請で対応不可の場合、また多数傷病者事案で応援が必要な場合などに、群馬県は埼玉県ドクターヘリを、埼玉県は群馬県ドクターヘリを要請することができるようになります。


◇埼玉県ドクターヘリ
・伊勢崎市消防本部(伊勢崎市、玉村町)
・太田市消防本部(太田市、大泉町)
・館林地区消防組合消防本部(館林市、板倉町、明和町、千代田町、邑楽町)
・多野藤岡広域消防本部(藤岡市、高崎市吉井町、神流町、上野村)
◇群馬県ドクターヘリ
・熊谷市消防本部(熊谷市)
・行田市消防本部(行田市)
・羽生市消防本部(羽生市)
・深谷市消防本部(深谷市、寄居町)
・秩父消防本部(秩父市、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町)
・児玉郡市広域消防本部(本庄市、美里町、神川町、上里町)
・比企広域消防本部(東松山市、滑川町、嵐山町、小川町、吉見町、ときがわ町、東秩父村)
・埼玉県央広域消防本部(鴻巣市、北本市、桶川市)
・西入間広域消防組合消防本部(鳩山町、越生町、毛呂山町)




これで群馬県は栃木県(北関東広域連携)と埼玉県と正式に連携をくむようになりました。また長野県東部(信州佐久)ドクターヘリとも基地病院間で連携をしており、県の南・東・西で隣県とがっちりスクラムを組む体制が整いました。
群馬県防災ヘリドクターヘリ的運用、高崎ドクターカー、前橋ドクターカー、足利ドクターカーとも過去に連携しながら活動してきており、今後もこのような連携の輪を広げていこうと考えています。

また新潟県が2機目のドクターヘリの導入が実現した際には、そことの連携も視野に入れています。もちろん谷川岳という大きな山があり、気象条件も全く異なるので新潟県との連携に疑義を唱える方もいらっしゃいますが、連携を組んでいることには大きな意味があります。
特に局地災害時などに隣県のヘリを応援で呼びたいときに、災害対応になると急に様々な手続きが発生して要請するまでにかなり時間がかかってしまう場合があります。しかし平時より応援連携を結んでいれば、災害発生からすぐに連携にのっとって応援を呼ぶことができます。


今回の埼玉県との連携であえて“試行事業”となっているのは、群馬県・埼玉県だけでの連携で終わらせないつもりでいるからです。北関東広域連携との統一、さらに関東一円での連携に発展できるように、もちろん最終的には県境は関係ないドクターヘリ運用を目指していこうと強い思いがふくまれた連携がきょうからいよいよスタートします!

2015年3月23日月曜日

平成26年度都道府県災害医療コーディネート研修に参加しました。

高橋です。
(この写真は本研修内容とは関係ありません。)
3月20日~22日の3日間、日本医師会館で災害医療センターが主催する『平成26年度 都道府県災害医療コーディネート研修』に参加してきました。
 
本講習会は、全国47都道府県に災害医療コーディネーターを養成することを目的として、都道府県における災害医療コーディネーターの活動に必要な統括・調整体制の知識の獲得及び当該体制の標準化を目的として開催されました。
*災害医療コーディネーターとは・・・
県から委嘱され、災害時の医療および保健衛生の全てにわたって、様々な職種や組織との調整活動を行うもので、今まさに全国に養成が進んでいる職務です。
 
私は、前橋市の地域災害医療コーディネータですが、県の災害医療に関わることも多いことから県の推薦を経て参加させて頂きました。私の他に群馬県からは、群馬大学の大嶋教授と群馬県医師会の有坂先生、群馬県健康福祉部医務課の太刀川さんと武井さんが参加されました。
 
 
今回は3回行われる研修会の3回目で、我々群馬県の他に、北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県の各災害医療コーディネーターや県の災害担当者が参加されていました。

本講習会では、以下の内容について、講義とグループワークを経て学ばせて頂きました。
・災害医療コーディネート研修の目的
・災害総論・危機管理と組織マネージメント
・災害対策本部と現場
・災害医療提供体制と法令
・都道府県災害医療コーディネートの現状と課題
・地域災害医療コーディネートの現状と課題
・県庁支援の実際
・都道府県災害医療コーディネートの実際
・人命救助における災害医療活動
・生活支援における災害医療活動
・情報共有と共通状況図
・医薬品・医療資機材の供給
・消防・警察・自衛隊等との連携
・保健・公衆衛生活動
・倫理綱領と支援者のメンタルケア
・地域における感染予測
・総合演習
・運用計画の策定

参加しての感想ですが、3日間に渡る研修会は大変疲れましたが、様々な方々と大変有意義なディスカッションができ、法令や他県の実情など普段聞くことの機会の少ない情報が得られ、今後の群馬県および前橋市の災害医療コーディネートシステムの構築及び災害対応マニュアルの作成などに生かしていきたいと思った次第です。

また、個人的には1日目の夜に、群馬県から参加した大嶋教授と有坂先生と夕食をご一緒させて頂きましたが、3人とも年齢も近いこともあり、ブッチャケタ話も含めて様々なお話しができ大変楽しく過ごさせて頂きました。

2015年3月22日日曜日

救急外来混雑中・・・~春休みシーズンも事故やけが、病気に十分ご注意を~

町田です。

ここ数日暖かい日が続き、すっかり春めいてきました。高崎市は日本で2番目の梅の生産地であることを知っていますか?ドクターヘリで高崎上空を飛行していると、梅林の梅がほぼ満開で咲いている様子を見ることができます。桜の時期ももうすぐな感じがしますが、今週はまたちょっと寒くなるようです。体調管理に十分お気を付け下さい。

園児、児童、学生にとってはいよいよ春休みが始まる時期になってきました。また今週末はお彼岸の時期と重なり、いろいろ人の移動が多くなっています。
年末年始、ゴールデンウィーク、夏休みなど移動が多くなる時期は、救命センターの忙しさはとてつもなくなります。今週末は1日当たりの救急外来受診者数が3ケタに達しており、スタッフ一同休む時間なく対応に追われています。ドクターヘリもこの週末は連日5件以上の要請があり、特にシーズンも終盤を迎えたスキー場や冬山登山・キャンプに伴う山間部への出動が増えています。
毎朝群馬ヘリポートで朝の挨拶をするドクターヘリと防災ヘリ。
今週末は山間部事案のコラボ活動が連日ありました。
今シーズン最後のスキー・スノーボードを楽しみに、
山間部には関東一円から多くのスキーヤーが来ています。

せっかくの楽しいお休みが悲しい思い出にならないように、皆さんけがや事故、そして病気に十分気を付けて、春休みシーズンを楽しくお過ごしください。疲れたら群馬の温泉にゆっくりつかりに来てくださいね!

観光経済新聞社主催の第26回「にっぽんの温泉100選」において
10年連続第1位となる偉業を達成している『草津温泉』も群馬にあります。


<お知らせ>
明日23日は当院の創立記念日のため一般外来は休診となります。休日体制での診療となりますので、受診の際はお気を付け下さい。

2015年3月20日金曜日

お世話になったことばかりしか思い出せません!~宮﨑瑞穂院長送別会~

平成13年4月より14年にわたり院長として「前橋赤十字病院の発展と地域医療の充実」のために病院のトップとしてリーダーシップを発揮されてきた宮﨑瑞穂院長が今年度いっぱいでご退任となります。
 

今日は「宮崎院長送別会」が開催され、院長の人柄がしめすように病院スタッフをはじめ多くの人々が集まりました。



あらためて振り返ってみると宮﨑院長の前橋赤十字病院の歴史はとても長いです。
・昭和58年12月 脳神経外科部長
・平成9年4月 副院長
・平成11年4月 救命救急センター長
・平成13年4月 第9代 院長

院長になられる前に救命救急センター長をされていたこともあり、特に救急医療を充実させるためにとても多くのご支援を頂きました。
高度救命救急センター、基幹災害拠点病院、そしてドクターヘリ基地病院として指定していただいたことも院長のご尽力の賜物であります。

また地域の病院・医院との連携、研修医指導にも熱心に取り組んでおられる姿は、医師としての強い情熱と信念を私たちに教えてくださいました。初期研修医修了式祝賀会の2次会で、親子以上の差のあるマイクを握って熱唱するようなお茶目で親しみやすい一面もありました。
ちょっとした悩みや愚痴も気軽に聞いていただけるとても近い距離にいてくださる院長であり、本当にお世話になったことばかりしか思い出せません。




院長先生から最後に『進化し続ける病院へ』というメッセージを頂きました。
来年度、中野センター長が新院長になるのに伴いもちろん当センターも新体制へ変わります。しかしいままでの救急患者さんや地域の皆様のために尽くすという情熱を忘れずに、これからも宮﨑院長の期待以上の病院に進化するように一生懸命頑張ろうと思います。

長い間お疲れ様でした。そして本当にありがとうございました。

高度救命救急センタースタッフ一同

2015年3月19日木曜日

群馬県・埼玉県ドクターヘリ広域連携事前訓練を行いました!

町田です。
群馬県ドクターヘリは北関東ドクターヘリ広域連携に基づいて栃木県と手を結んでいて、基地病院から50Km圏内を目安に“自県ヘリが出動中は隣県ヘリを要請できる”というルールがあり、空からは線が見えない県境を超えたドクターヘリ活動を行っています。


いよいよ3月25日より埼玉県ともドクターヘリ広域連携が始まることに伴い、3月16日に深谷市消防本部において『群馬県・埼玉県ドクターヘリ広域連携事前訓練』を行いました。この訓練では群馬県ドクターヘリの実機を使用し、実際に無線でのやり取り、患者の引継ぎなどを行うに当たって、より実戦的に行うために訓練の進行役を担当させていただきました。

 
本訓練会場の深谷市消防本部です。
訓練には両県庁・両基地病院担当者(埼玉医大から高本先生にご参加いただきました)、そして広域連携に関わる埼玉県内9消防本部(深谷市消防、比企広域消防、秩父消防、行田市消防、埼玉県央広域消防、熊谷市消防、児玉郡市広域消防、羽生市消防、西入間広域消防)が参加しました。


訓練は、救急隊判断でドクターヘリ要請となり消防司令から埼玉県ドクターヘリを要請するも他事案対応中のため、広域連携に基づいて群馬県ドクターヘリを要請する想定で行いました。
実際に仮想司令本部より群馬県ドクターヘリ通信センターホットラインに電話をして要請を行いました。そして実際に群馬ヘリポートから離陸してランデブーポイントに設定した深谷市消防本部まで飛行してもらいました。飛行中には実際にドクターヘリと消防指令、救急隊との無線交信を行い、管轄消防、現場活動隊、ランデブーポイント名の確認、患者情報のやりとり、そして安全確保完了の確認を行いました。
ちなみにホットラインや無線交信の内容はすべて会場内で参加者全員でモニタリングできるように準備していただいていました。


群馬県ドクターヘリを要請して10分ほどであっという間に会場に到着しました。この近さです・・・広域連携が当たり前の距離感ですね!


午前中に3件の出動があり4000件出動を終えたばかりのスタッフがドクターヘリで訓練会場に駆けつけ、実際に活動中の救急隊とのコミュニケーションの確認を行いました。特に搬送先選定に関しては埼玉県の医療状況を救急隊からアドバイスを行い、それに基づいてフライトドクターが搬送先病院に連絡する流れも確認しました。



今回の訓練の目的は『埼玉県各消防と群馬県ドクターヘリのコミュニケーションの確認』がメインでしたが、『BK117C-2の機体に触れてもらうこと』ももう一つの大きな目的でした。
埼玉県ドクターヘリはMD902を使用しているため、その機体よりダウンウォッシュがやや強くテールローターもついていることを実感していただき、より安全に活動できるように見学会を行いました。また全消防本部の方々にストレッチャーの出し入れの際のサポートについて体験していただきました。


2回の実働訓練が終了後に深谷赤十字病院屋上ヘリポートに移動して実際に患者引継ぎ訓練を行い実機による訓練は終了しました。


実機訓練が終了した深谷市消防本部では、会議室に全員集合してさらに『コミュニケーション訓練』と称して様々な想定を考慮した活動の確認を行いました。
・覚知要請、救急隊現着前要請時の情報のやり取り
・現場医療スタッフ派遣時の対応
・搬送先病院にヘリポートがない時の消防本部間の連携
・多数傷病者事案で2機要請した時の対応・・・Commandarは誰が?
・両県をまたぐ高速道路事案の対応・・・ランデブーポイントの設置は?隣県への応援要請は?
ディスカッションはかなり盛り上がり予定の1時間を超してしまいましたが、とても前向きな話し合いができました。
最後に今後この連携をより良くするために行っていくべきことを考えていくことを宿題として本訓練は終了となりました。


本訓練を開催するにあたり、訓練の企画を担当していただいた埼玉県庁、場所を提供していただいた深谷市消防本部、そして本連携を積極的に受け入れていただいた群馬県庁をはじめ関係各機関にこころより感謝いたします。

いよいよ3月25日にはじまります!

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