手技シミュレーション(DC・ペーシング)
当科では毎年、専攻医向けに救急科でよく使用する手技をシミュレーターを用いて練習する機会を設けています。特に緊急時に必要となる手技は、実際の現場で落ち着いて確実に実施できるよう、事前の訓練が欠かせません。
今年度からは新たな取り組みとして、5年目の医師が3・4年目の医師に指導を行い、学びの循環を促す仕組みを導入しました。この取り組みにより、指導する側も改めて基本に立ち返り、より深い理解を得ることができます。
自分にとっても、日常的に行う手技の準備や細かな手順を見直す良い機会となりました。
今回のテーマは 「電気的除細動、カルディオバージョン、経皮ペーシング」 で、除細動器とシミュレーション人形を使用して実践的な訓練を行いました。
各手技について、適応となる不整脈の種類や、実施時の注意点なども詳しく確認しました。
特に除細動時の 正確な手順と安全管理 について重点的に確認を行いました。たとえば:
- パドルの位置や圧着の程度
- 周囲への安全確認の手順
- エネルギー設定値の選択基準
これらはすべて、緊急時に必要不可欠な知識と技術です。参加者には 落ち着いて確実に実施できるよう繰り返しシミュレーション を実施してもらいました。
また、実施後には 参加者同士でフィードバック を行い、お互いの技術向上に努めました。
今後も定期的に、こうした手技シミュレーションを開催していく予定です。
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