死戦期帝王切開 勉強会

こんにちは。ブログ担当の永山です。

当科では、水野先生を中心に、ERで経験した症例をもとに定期的な勉強会を行っています。
今回は、産婦人科の先生方にもご協力いただき、「死戦期帝王切開」について学びました。

聞きなれない言葉かもしれませんので、簡単にご説明します。

皆さんがよく知っている帝王切開とは、赤ちゃんをお母さんのお腹から手術で出す方法です。
死戦期帝王切開は、妊娠中のお母さんが急に心臓や呼吸が止まってしまった場合など、非常に緊急な状況で行われます。お母さんと赤ちゃん、両方の命を救うため、時間との戦いで手術が行われます。

赤ちゃんを外に出すことで、赤ちゃん自身の呼吸や心臓の動きを助けたり、お母さんの救命のチャンスが高まることもあります。
少し怖い話に感じるかもしれませんが、命を救うための大切な医療行為です。

通常の帝王切開も緊急性が高いことがありますが、死戦期帝王切開はさらに一秒を争う状況で行われ、産婦人科・麻酔科・ER・手術室など、多職種のスタッフが連携して対応します。

今回の勉強会では、産婦人科の先生方による症例紹介や、他院でのシミュレーション内容の共有、そして当院でどのように対応することが一番有益かについて、活発なディスカッションが行われました。

今後方針をかためつつ、スムーズな対応ができるように当院でも実際にシミュレーションを行っていく予定です。

最期になりますが、朝早くからご参加くださった産婦人科の先生方、ご多忙のなかご講演いただきありがとうございました。
今後ともよろしくおねがいいたします。



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