ECPRシミュレーションのご紹介
いきなり気温が上がり、じめじめとした季節になってきましたね。
体調を崩しやすい時期ですので、みなさんも 休養・睡眠・水分補給 を忘れずにお過ごしください。
🏥 ECPRシミュレーションってなに?
今回はER(救命救急センター)で定期的に行われているシミュレーションの一つ、ECPRについてご紹介します。
🚨 ECPRってなんの略?
ECPR(Extracorporeal Cardiopulmonary Resuscitation)は、日本語で「体外式心肺蘇生」といいます。
心臓が止まってしまった患者さんに対し、ECMO(人工心肺装置)を使って心臓と肺の役割を一時的に代行する高度な救命治療です。
条件はありますが、通常の心臓マッサージだけでは命を救えないときに、このECPRが選択されることがあります。
💡 どうやって訓練するの?
心臓が止まった場合、いかに早く血流と酸素の供給を再開できるかが、救命のカギになります。
ECPRでは、ECMOの準備・挿入、全身管理、各部署との連携が必要です。そのため、医師、看護師、臨床工学技士など多職種が協力して対応します。
重要なのは「早さ」だけでなく、「安全かつ正確に」対応すること。
だからこそ、本番さながらのシミュレーションで、チーム全体の動きや判断力を鍛えることが欠かせません。
- 誰が何をするのか
- どの順番で行動するのか
- どう声をかけ合うのか
そうした点を確認し、ミスを防ぐために日々訓練を行っています。
今回のシミュレーションでは、心臓血管内科の先生方、看護部、放射線部、臨床工学技士の皆さんにご協力いただき、実りある訓練ができました。
🌟 まとめ
ECPRシミュレーションは、心臓が止まった人を救うための「最後の砦」とも言える重要な訓練です。
命を守るため、医療チームは何度もシミュレーションを行い、本番に備えています。
医療の現場では、こうした「見えない努力」が日々積み重ねられています。今後もそんな取り組みを紹介していきますので、ぜひお楽しみに!
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